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施工事例
家づくりの豆知識
2020/02/26
『平屋』は、シニア世帯だけでなく、子育て世代にも人気が高まっている家づくりです。さらに平屋は今、デザイン性もあり、おしゃれな家づくりが増えていますね。
なぜ平屋の人気が子育て世代にも高まっているのか、間取りも含めてご紹介します。
コラムのポイント
まずは、『平屋』とはどんな家なのか整理しましょう。
『平屋』は、昭和時代までの住宅に多い形態でしたが、令和時代は、現在、おしゃれな『平屋』も増えていますね。
やはり、もともと部屋数が少ないため、家事の負担も考え、シニア世帯に好まれやすい住宅です。
風は、横に吹くイメージがあると思いますが、建物にあたると下から上へと上がります。
平屋の場合、風にあたった場合でも、そのまま横に流れていきやすく、風が吹き上げる可能性が低くなり、屋根が吹き飛ばされるリスクが軽減されます。
また地震の際も、建物が横長に設計されているため、横に揺れるため、縦への衝撃が緩和されます。
バリアフリー設計とは、車椅子生活などを想定し、廊下に広さをもたせたり、段差の少ないようにすることで、つまづき怪我をしないようにするため、手すりを設け、歩きやすい環境にする設計のことを指します。
段差を少ない家にするには、やはり「平屋」がベストと考えられます。
現在、高気密・高断熱化がすすんでいます。1階建てである平屋では、上下の気温差の心配がありません。
リビングに人が集まることで、エアコンをかける場所が限られ、結果ランニングコストまで削減できることになります。
ヒートショックは、気温差が大きい場合、血圧の急激な上昇を引き起こすことで発生します。
高気密・高断熱化により、上下階・部屋ごとの気温差が少なくなりるため、ヒートショックの発生リスクも下げることになるのです。
自然災害に対する対策として注目されていることも関係しますが、子育て世代が注目する理由を4つに分け、探ってみましょう。
〇見守りとコミュニケーション
〇家事導線の短さ
〇小さなお子様のバリアフリーの必要性
〇デザイン性
小さなお子様がいる場合、介護の方がいる場合、できる限り見守っていたいものです。
家事や在宅ワークをしながら、気配を感じつつ作業が行えます。
リビングも近いため、自然と家族が集まりやすく、コミュニケーションをとることができます。
家族のつながりを大切にしたいと思う気持ちが、『平屋』で実現しやすいからでしょう。
平屋であれば、行動範囲は1階のみです。家事をする上で大きなポイントになります。
洗濯の場面で考えてみましょう。
<2階建ての場合>
1階に洗濯機が設置させることが多いのですが、洗濯をして、洗濯物を洗濯機からかごなどに移し入れ、そのかごを抱えて、2階のベランダで干す流れになります。
また、乾いたら2階に上がり、洗濯物を取り込んで、1階に降りて、たたみ引き出しなどに入れるまでが一連の作業です。これを毎日行います。
<『平屋』の場合>
すべての作業が1階で済みます。非常に楽になることが想像できるでしょう。
たとえ、洗濯物をしていて、子どもから目を離さなければいけない場合でも短時間ですみ、もし泣き声が聞こえても、すぐに駆けつけることも可能です。
洗濯を例にお伝えしましたが、掃除も同様です。1階を掃除して、2階も掃除して、階段も掃除してとなると、労力がいりますよね。『平屋』であれば、掃除をする場所も減ります。
昭和時代より建築技術が向上されたことで、おしゃれな空間が演出できるようになったことも人気が上昇している理由でしょう。
今の建築では、廊下をつくる概念が減り、部屋を広くした間取りにしていること、吹き抜けをつくって広さを演出することもできますし、光を取り込み、明るい雰囲気を作り出すことができます。
ほかにもロフトを作ったり、大きな窓を設置したり、ウッドデッキを作ったりと開放感を出すデザインによって、『平屋』の魅力が増しています。
奥にいくように設計する方法もありますが、細長いために移動が面倒になることもあります。
玄関を家の中心に配置することで各部屋への移動を楽にすることができます。
キッチンー>洗面所脱衣所・お風呂ー>洗濯の干し場が回遊できると家事導線がぐっと短くなります。
またキッチンを対面式にすることで、回遊式につくりやすいメリットがあります。
平屋の場合、高さが低くなるため、上への広さが感じにくくなります。
奥行で広さを演出しやすくなりますが、よりゆったりとした広さを感じられるためおすすめします。
エアコンを埋め込み式のタイプや、全館空調を採用すると、上に設置するものがなくなるため、より広く感じることもできますよ。
『平屋』では、部屋数を極力まで減らしています。ですが、ちょっと1人になって作業をしたい、考え事をしたいとなった場合、みんなが集まるリビングでは難しくなります。
一人で落ち着ける場所が、トイレやお風呂のみになってしまわないように、小さなスペースでも、プライベート空間が確保できるようにすべきです。
1階だけですので、窓を大きくしすぎると、外からもよく見えてしまいます。
カーテン選びも重要ですし、夏は緑のカーテンにしたり、ウッドデッキとフェンスで見えにくくしたり、庭を作るのも一つの方法です。
また、フェンスで見えにくくすることは有効ですが、強固にしまうと、侵入後見えないため、少し外から見えやすい隙間のあるフェンスにされることをおすすめします。
平屋の場合、上に逃げることができません。
だからこそ、土地選びの時点から近くに河川がないか、過去に湖などでなかったかしっかりと確認することで、浸水の危険性を減らすことができます。
山梨県は、県土の約7割を森林で囲まれた場所です。東西南北どこを見渡しても雄大な自然と、美しい景色を見ることができます。
自然は、五感を刺激し、育むことができ、成長期には好ましい環境です。大人であっても、マイナスイオンをたっぷりと浴びることでリラックス・リフレッシュ効果が期待でき、健康的な環境で過ごすことができます。
山梨県をおすすめする理由は、自然環境のよさだけではなく、行政の子育て支援も充実しているからです。
山梨県独自で、11月29日は、「やまなし子育ての日」を制定・施行されていることからも、実感できるかと思います。
詳しい子育て支援は、こちらをチェックしててください
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、様々な家づくりを提供してきました。
子育て世代でも手の届く家づくりをコンセプトに、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。木のぬくもりを感じ、五感を育てる家であることを大切にしています。