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家づくりの豆知識
2020/10/25
自然豊かな環境で子育てしたい、子育てがいいと言われていますが、なぜだと思いますか。実はきちんとした理由がありますので、ご紹介します。
子育てにいい環境で暮らしたいと考えている方は、自然が与える力と子育て向きの家づくりについてもぜひ考えてみてください。
コラムのポイント
・山梨県は子育て支援も充実し、自然に恵まれ、子育てにふさわしい場所です。
・自然環境が子育てにいい理由は、自然での体験が体の成長や心の成長、ことばの成長へとつながるからです。
・子育て向きの家づくりは、木(自然素材)の家、段差が少ないことと、見守りができること、家事動線が短いつくりがおすすめです。
●自然が豊か
●子育て支援が充実
●都市圏へのアクセスが良好で、移動しやすい
以上3点があります。詳しくみていきましょう。
山梨県は県土の87%が森林に囲まれています。南には富士山、北には八ヶ岳など大きな山がそびえ立ち、織り成す景色はまさに絶景です。
雄大な絶景を眺めることは、考え方や価値観に影響を与えます。
また自然の中で生きる/生活することの大変さを体感することができます。
例えば、春の芽吹きを目の前で触れ、夏は暑いですが、せみの鳴き声からカブトムシまで身近な存在です。ぶどうやももなど県の特産物も実り、おいしく食べられます。
秋にも紅葉、冬は雪が降り、雪遊びもできますが、雪によって起こる生活の大変さも当たり前のように過ごしていきます。
小さなお子様向けの読み聞かせ会に止まらず、自然を活かしたイベントも開催されています。
詳細な子育てイベントに関してはこちらをクリック
また全国初となる支援制度として、第2子以降3歳になるまで保育料の無料化や県内のどこでも病児・病後時保育ができるようになっています。
やまなし子育て応援カードも準備され、提携する店舗も多く、お子様向けの特典だけでなく、子育てをしているパパ・ママにも利用できる内容の特典もあります。
子育て中に気になるには、「移動」です。山梨県内は車による移動が主体ですが、都市圏へ遊びにいきたいとした場合、長距離移動は、体への負担も大きいですし、気持ちもすぐれない場合もあるかと思います。
しかし、山梨県は高速での移動であれば約2時間から2時間半程度ですし、電車による移動(新幹線)も2時間もあれば都内に到着します。
2027年にはリニア新幹線も登場し、山梨県内にリニア新幹線の駅も開業することが決まっていますので、さらに移動時間が短くなることでしょう。
大きく以下の5つの理由があります。
●全身を使って遊べ、体を上手に使えるようになる
●危機管理能力を養う
●自然体験での経験がやる気、人間関係能力等の資質・能力が高い。
●生き生きとした表現やことばを身につけ、コミュニケーション能力を培う
●自然界の多くの現象に対する興味・関心を高め、疑問や想像力を養い創造性を発揮させていく
それぞれ詳しくお話します。
運動能力を高めるなら、スポーツクラブなどの習い事をすればいいわけではありません。
都市圏という環境の中では、体を動かさないよりは、動く練習をすべきですので、有益かと思います。
「自然の中で全身を使って遊ぶときの体の使い方」と「スポーツで使う体の使い方」が異なります。
例えば斜面を登るときには、でこぼこ道でのバランス感覚と背筋や腹筋を使いますので、背骨や骨格の成長を促してくれます。
スポーツでは身につけにくい身体の運動能力や敏捷性が、自然と備わってくるのです。
仕事で言われている危機管理能力ではなく、生活・人生での危険なことを知るチャンスとなるのが自然環境の中で遊んだり、暮らしたりすることで養います。
例えば川遊びで、川は急に深くなっているとか、火の使い方を少しずつ経験します。どこまでが安全でどこからが危険なのかは、言葉で説明するのは難しいですが、「体験」することで、じわじわと感覚が養われていきます。
注意したいのは、上記の体験は、1回や2回で分かることではありません。何度も繰り返し、時には軽度の傷を負いながら分かっていくものです。
時々行くキャンプやアウトドアだけでは、都市圏で暮らす子供たちにとって貴重な体験ではありますが、普段から自然の中で遊んでいる子供たちとは、経験値が断然違ってきます。
都市圏でもできることですが、例えば公園の中で大きな子と小さな子が一緒に遊ぶという経験は社会性を身につけるよいチャンスと考えられています。
今の時代の子供たちが公園で一緒に遊ぶ場合、ゲーム機を持って遊びに行くことが多くあります。
一昔前までは、ゲームで遊ぶのは室内でした。しかし、今は公園でもできてしまい、お互いにあまり話すことがなく、ゲーム上でやりとりとしたりしています。
そんな中で順番待ちをして遊具で遊ぶという経験が乏しくなっているのが現状です。
自然の中で遊ぶのに、お互いにゲーム機を持ってくることは少なく、自然ものを使って遊ぶことを考えます。
落ち葉が多くある場所で、足ふみをすると、「シャカシャカ」と音がしますよね。「シャカシャカ」という表現をしり、葉っぱの乾燥しているパリパリ感も感じられますので、親子の自然な会話の中で、どんどん触れることができます。
春がのどかだとか、秋の寂しさといった感覚とことばが自然と身につくのです。
葉っぱの色が緑から赤や黄色・茶色へと季節による変化など、普段目にしているからこそ気づきがあります。
それらの現象がなぜ起こるのか、興味や関心・疑問を抱き、知りたいと好奇心を掻き立ててくれます。図鑑などで調べるきっかけになります。
自然環境の中で育つことの大切さを知っていただけたかと思います。
自然豊かな環境の中で暮らしたいと考えた時、生活の基盤である『家』も考えなければなりません。
子育てに向いている家について、考えてみましょう。
自然素材の家は、シックハウス症候群のリスクを抑えるだけでなく、木の温かみを感じ五感を成長させてもくれます。
夏はさらっとして、冬には暖かい空間も作り出してくれます。
段差がない家=バリアフリーの家と考え、必要な世代は自分たちの世代ではなく、シニア世代と思っていませんか。
小学生にもなると特に考えにくくなるのですが、はいはいをして動き始めたころからは、段差につまづいてしまわないかなど段差が気になります。
転倒してしまい、当たりどころが悪くて。。。なんて心配します。まだ骨も丈夫とはいいきれませんから、注意が必要になります。
お子様は一瞬で目の前からいなくなることもありますので、怪我をしにくい環境であれば、少し安心かと思います。
お母様がキッチンで食事をつくりながら、リビングで目の前で子どもが遊んでいるのを見守りたいですよね。
お子様にとっても、パパやママが近くにいる、目の前にいると安心します。
食事・洗濯・掃除と3つの言葉で片付けがちですが、その一つ一つには細かな作業が存在し、時間と労力が必要です。子育てをしながら、こなすのは目が回ります。
少しでも時短にし、負担を減らすには、家事動線を短くすることです。
例えば、洗濯一つでも、洗濯機が1階、干す場所が2階だとすると最低でも1日2回は往復することになります。毎日のように大量の洗濯物を抱えて行動するのは、階段を転ぶリスクもありますし、小さなお子様を1階で一人にすることもできず、おんぶしたり、面倒なことこの上ありません。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
また、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにし、木のぬくもりを感じる家へとなる建築・リノベーションを行っています。
打ち合わせにおいても、ヒアリングを大切にし、できる限りご希望に沿うように心がけておりますので、お気軽にお話ください。
参考までに過去の事例もご覧ください