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家づくりの豆知識
2020/11/22
ZEH住宅は、政府が2030年までに新築の注文住宅の中で半数以上になることを目標としている住宅の形態です。
まずZEH住宅とはどんな住宅かを知り、ZEH住宅を建てるメリットを活かしながら、補助金も利用できる可能性がありますので、お得に家を建てられる新築住宅の選択肢として考えていただければと思います。
しかしZEH住宅を建てるには、ZEHビルダーとして認定された会社でしか依頼することはできませんのでご注意ください。
コラムのポイント
・ZEH住宅とは、ゼロ・エネルギー・ハウスのことで、省エネ・創エネ・断熱を兼ね備えたハイブリッドな家のことです。
・ZEH住宅に必要な設備、エアコン・給湯器・換気システム・照明には基準が設けられています。
・ZEH住宅のメリットは、建てた後の生活コストが低いこと、建てる際には時期にもよりますが、補助金制度も利用できます。
・山梨県でZEH住宅を建てるならZEHビルダーとして認定されているHOKUSHINです。HOKUHINは自然素材の家「雨楽な家」をモデルホームとして展開しています。
ゼロ・エネルギー・ハウスの略称です。省エネ性能も高く、自家発電でまかなえる家をイメージされると分かりやすいかと思います。
さらに、ZEH住宅では「夏は涼しく冬は暖かい家」であることもポイントです。
ZEHの家づくりにおいて省エネ・創エネ・断熱の3つのポイントが揃っていなければなりません。
家庭内の大きな電力を占める冷暖房・給湯・換気・照明の4つで、省エネ機能の高い装備にしなければなりません。
まず、HEMS(ヘムス)という消費エネルギーを目視確認できるシステムが必要です。他にも一次消費エネルギーを20%以上削減できる設備が求められており、購入の際は、ZEH基準に達した製品かどうか確かめる必要があります。製品に関しては、有名メーカーをはじめ商品がありますので、必ずこのメーカーにしなければならないというルールはありません。
いくつかのメーカーでZEH基準を満たしたエアコンかどうか調べることができます。消費効率や定格冷房区分を調べ判断しなければならず、一般人には分からないことだらけです。
高性能のエアコンは1台あたり、かなり高額で、ローンに組み込めるメリットや配線を隠してもらえる点も活かして、家を建ててもらうハウスメーカーや工務店で、一括して見積もってもらい、設置してもらうのが一番ですが、言いなりにならないためにも、ある程度知識を持たれることをおすすめします。
ZEH住宅の基準では、従来の製品に比べ、エネルギー消費率がアップした高効率給湯器が必要です。
基準として、年間給湯保温効率3.3以上(貯湯缶が多缶(薄型タイプ)の場合は3.0以上、寒冷地は2.7以上)と定められています。
エコキュート以外にもエネファームやエコウィルやエコジョーズと選択肢がありますが、生活スタイルに合わせて考えられるといいと思います。
2003年に施行された建築基準法において、全新築住宅に24時間換気システムが導入させることが義務化されています。
ZEH基準を満たすには、熱交換型換気設備であれば、温度(顕熱)交換効率65%以上であることです。熱交換型換気設備以外の換気設備であれば、比消費電力が0.4W/(㎥/h)もしくは、0.2W/(㎥/h)以下であることが求められます。
省エネ照明の代表であるLEDにすることです。LEDの中でもこの基準と定められているわけではありません。
エネルギーを自ら創り出すことです。太陽光発電の導入だと思っていただければいいと思います。
ZEHという名前の根幹にあるゼロエネルギーとは、創り出すエネルギー(太陽光)と消費するエネルギーがプラスマイナスゼロの関係にあることです。創エネがプラスならなおさらOKです。
ただし、地域により太陽光発電の導入がZEH住宅の絶対条件ではないことに注意しましょう。地域の気象環境によっては、太陽光発電の導入が不要と考えられているからです。
また、太陽光発電を導入しても電気代がゼロになるわけではありません。一旦は電力会社に支払い、太陽光発電での電力を売った分は戻ってくるシステムになっています。
蓄電池とは、太陽光発電で創られたエネルギーを蓄えておける設備のことです。
ZEH住宅では、蓄電池の導入も推奨されています。災害時に電気がストップしてしまっても自分の家でまかなえるメリットがあるからです。
近年自然災害も増えていますので、太陽光とセットで検討される方は多いのが現状です。
ZEHの家づくりのポイント、3つ目の断熱について考えます。実は省エネと創エネを支える縁の下の力持ちの役割を果たします。
創り出したエネルギーをいかに、省エネにするかが大きな鍵となるわけですが、もともと家自体を消費電力を少なくし、高効率の機能の設備をさらに高めるためには、「断熱」が必要なのです。
さらに断熱性が高ければ、冬の寒い期間でも室内を暖かく保ってくれますので、部屋だけでなく、廊下も暖かく、気温差による体の負担も軽くしてくれるといいことづくめです。
ZEH住宅のデメリットとしていわれている初期費用(イニシャルコスト)が高いのですが、生活しているときのランニングコストが、通常の住宅よりもはるかに安価になります。
また、「夏は涼しく冬が暖かい」のはお金の面だけではなく、体に与える影響もあります。部屋と廊下、部屋と部屋の気温差が大きいと、心臓に負担がかかり、「ヒートショック」と呼ばれる心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高いのですが、ZEH住宅では、その「ヒートショック」が起こる可能性をぐっと低くしてくれ、健康的に生活していけるのです。
そして、何より政府が推進している事業の一つですから、家を建てる際に補助金が利用できます。
ZEHにも種類があり、どのZEHに該当するかによって申請できる補助金制度が異なりますが、設備を充実させるほどより多くの額の補助金制度に該当する可能性があります。
補助金制度はありますが、申請するのはZEHビルダーから行わなければならいこと、また今年度2020年度の申請に関してはすでに終了しているものあります。
来年度も補助金が見込まれますので、諦めず時期を待つのも一つの方法かもしれません。
山梨県で建てるなら、ベーシックタイプの「ZEH」、より高性能な「ZEH+(プラス)」と災害に備える「ZEH+R(プラスアール)」が該当します。
2020年度の場合でお伝えしますと、「ZEH」であれば定額60万円、「ZEH+」であれば定額105万円、「ZEH+R」で115万円です。さらに併用可能な先進的再エネ熱等導入支援事業で最大90万円の支給が行われています。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
「雨楽な家ZEH」とは、ZEH基準を満たした住宅であり、無垢の木・漆喰など自然素材で建てる家のことです。
優しい木のぬくもりを感じ、ほのかに木の香りのする、家の中でいつまでも過ごしていたくなる家です。
打ち合わせにおいても、ヒアリングを大切にし、できる限りご希望に沿うように設計することを心がけておりますので、こうしたいと考えられていること、気になることなどお気軽にお話ください。
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