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2021/04/26
省エネ性能を意識した家を調べていくと、『パッシブデザイン住宅』を目にすることでしょう。
『パッシブデザイン住宅』がどんな家なのか、どんな暮らしができるのか、家を建てるという選択の中で、決め手となるきっかけが必要なはずです。
今回、『パッシブデザイン住宅』を建てるべきかどうか、解決できる内容をお届けします。
コラムのポイント
・パッシブデザインの家とは。自然の力を最大限に利用しながら、設計される家で、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
・空調にはパッシブエアコンを使用し、光熱費を削減し、体にもいい生活を送ることができます。
・パッシブデザインの家で暮らすと、自然に優しく、ストレスの少ない生活が待っています。
・パッシブデザインの家は、高性能な住宅のため初期費用は高めですが、普段の生活で取り戻すことができるため、十分に価値があります。
・パッシブデザインの家であっても、手の届く価格でHOKUSHINは提供します。
自然の力(太陽の光や熱、風)などを利用するように設計させる家のことを指します。
太陽の光であれば、昼間での室内の明るさとして利用します。
「太陽の光」を多く取り込める設計にすることで、室内の照明器具の代用となり、室内で消費する電気エネルギー量を抑えます。
主に冬に活躍してくれる「熱」であれば、昼間に太陽の熱を集めておき、蓄熱させることで、夜まで室内の暖かさを保持する働きがあります。
また風であれば、涼しい時期に活躍します。室内に風を多く取り込めるようにし、エアコンなどの家電に頼らずに、室内で心地よく過ごせるようにします。
上記のように、自然の力を最大限に利用するために、地域・立地条件を把握し。設計に繋げていかなければならないのが、パッシブデザインの難しいところです。
パッシブデザインを調べるうちに、「ZEH」をよく目にすることと思います。
しなしながら、両者の違いについて明確な答えに辿り着けないのではないでしょうか。
共通点と違いをまず比較します。
<共通点>
・省エネ性能の高い住宅であること
・高断熱・高気密住宅であること
<違い>
●『パッシブデザイン』は自然の力を最大限に活かせる設計がされている
●『ZEH』は、省エネ+創エネ+外壁の性能の3条件を満たすことで、収支をゼロにすることを目指した家であり、ZEHビルダーと認定されている工務店でのみ建てられる家であることです。
ZEHでは、創エネのために太陽光発電を取り入れなければなりませんが、地域により設置条件から外れることがあります。
昨今の温暖化などの影響で、自然の力だけを利用して室内の温度を調整するのは難しいことです。
そこで、設計とは別に「夏は涼しく、冬は暖かい環境」を保持するために、パッシブエアコンを導入します。
パッシブエアコンは、パッシブデザインと一体化しており、小屋裏にエアコン本体を設置し、配管(ダクト)により冬は床下暖房、夏は天井から冷房します。
小さなお子様からシニア世代まで、やさしい暖かさと風で快適に過ごせます。
パッシブデザインの最大の特徴は、本体が1台のため、掃除などのお手入れをする手間暇が最小限に抑えられる上に、室内の見える場所に本体がないため、すっきりした空間で広々と感じられるメリットがあることです。
パッシブエアコンは24時間稼働しますが、電気代は非常にリーズナブルです。
平均月価格は、約5,000円程度と算出されており、一般的な壁付けエアコンを稼働させた場合約8,000円から約13,000円程度であるのと比較すると、圧倒的にコストダウンできることがわかります。
パッシブデザインの家がどんな家なのか、理解していただいた上で、やはりパッシブデザインにする価値があるのかどうか、考えなければなりません。
パッシブデザインの家にすることで、どんな生活ができるのか、パッシブデザインのメリットを踏まえてお伝えします。
●夏でも冬でも一定の気温の中で過ごすことができる
●年齢を問わず健康的に過ごせる
●広い空間でのびのびと過ごせる
●光熱費が安価
外気温に関わらず、室内が快適であれば、過ごしやすいことには間違いありません。
また、室内温度の快適性が『健康』にも繋がっていることをぜひ念頭においてください。
室内での温度差が大きいと、ヒートショックと呼ばれる、血圧の急激な上昇を招き、失神や心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす可能性が高いのです。
小さなお子様も同様に、自律神経や胃腸の働きが整っていない段階のため、エアコンの冷えによる冷やしすぎで成長にもよくありません。
だからこそ、そよ風のような中で過ごすことが大切ため、『パッシブデザイン住宅』で健康的に過ごすことが、可能になります。
健康を気遣うことは、意識しすぎて、ストレスになることもあります。
家の設計・設備で整えられていることが分かっていれば、安心感があり、余計なストレスを抱えることも軽減されることでしょう。
デメリットは、初期費用がかかることのみです。
ガソリン車とハイブリッド車との比較を例に考えみましょう。
ハイブリッド車の初期費用はガソリン車に比べて高価ですが、維持費やガソリン代などの日々必要とするランニングコストは安価ですよね。
つまり、『パッシブデザイン住宅』も一般的な住宅に比べ、性能を高めるために、材料費がかかりますが、生活していく上でのランニングコストは安価で、かける価値のある初期投資と判断できるかと思います。
今多くの工務店で、「高断熱・高性能」住宅と銘打って、営業することが多いため、各工務店の違いを見つけにくいことでしょう。
施工事例や工務店の考え方に注目してください。
自然素材を大切にしている、費用を抑えるために〇〇な工夫をしているなど紹介されています。
注文住宅のため、デザイン性は高いとは思いますが、どんなテイストを主流にしているのかもチェックされると、より満足のいく家を建てられると思います。
今の時代、大手ハウスメーカーだけが品質がいいだけではありません。ブランド力もありますが、アフターケアも充実させている工務店も多々あります。ぜひ視野を広げて工務店選びを行ってください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、3つのモデルホーム「雨楽(うらく)な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しており、ZEHビルダーとして認定されています。
弊社は、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにし、木のぬくもりを感じる家へとなる建築・リノベーションを行っています。
また注文住宅として、ご希望の間取りに合わせてカスタイズしていきます。
打ち合わせの際は、ヒアリングを大切にし、家づくりのご相談を承りますので、お気軽にお話ください。
参考までに実例もご覧ください。
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