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施工事例
家づくりの豆知識
2021/06/24
階段は玄関から入ってすぐにあるもの、ではなくなり、今リビングに設置するリビング階段の人気が高まっています。
ですが、人によってはリビング階段にして後悔したとの声もあります。後悔しない家にするためには、メリット・デメリットとしっかりと向き合った上で建てることが大切です。
コラムのポイント
・リビング階段とは、リビングに設置する階段のことです。
・リビング階段のメリットは、家全体がおしゃれにみえること、家族の在宅の有無がわかりやすい、空間を広くつかえることです。
・リビング階段のデメリットは、音や匂い、エアコンの効率、来客中の対応があります。
・デメリットの対策は、キッチンやお手洗いの場所など間取りを工夫する、高気密・高断熱の家にすることや床暖房の設置すること、カーテンや扉を取り付けるなど様々あります。
・リビング階段を設置するかどうかは、ご自身の生活スタイルを考えよう。
リビング内に設ける階段のことです。
おしゃれな家には存在する、帰ってきたらリビングを通らないと自室にいけないため、子育てする上で有効といった理由で、注目されています。
2010年以降、リビング階段を採用している率は高く、2016年には7割の確率で設置されています。
●家(建物)が高気密・高断熱化された
●家に開放感がでる
●家族が顔を合わせる大切さが再認識された
●おしゃれな家に見える
開放感を感じる家がいいと認識されはじめたことが、大きな要因でしょう。
テレビなどで芸能人のお宅が放映されると、広い家がほとんどで、憧れを抱くことも少なくありません。
狭い家でも広く見える、デザインの斬新さや建築技術の革新により、『リビング階段』ができあがったのです。
◎空間が開放的になる
◎おしゃれ
◎家族の顔が見える
リビング階段は、吹き抜けと相性がいいため、セットで選択されることが多いです。
吹き抜けは上に広がりができますし、階段をつくったとしても、狭くなったと感じにくいからです。
実際に光も多く室内に取り入れることもでき、広々と開放的になります。
家を建てようと決めたとき、やはり”おしゃれな家”を建てたいと思うでしょう。
建売物件にはない、デザイン性は強みです。家に対する愛着感もひとしおですし、一生に一回の買い物を、納得してすることができます。
リビングに階段を設置するという斬新さは、従来の家のつくり、考え方を変えています。新しく、センスのあるもの、おしゃれなものとして認識されやすくなります。
「ただいま」と家に帰ってきても、自室に一直線となれば、家族間のコミュニケーションを取ることができません。
たわいない話もせず、孤立化してしまい、感情を読み取ることができません。
確かに、お子様が思春期の時期であったり、喧嘩をした時は、顔も合わせたくないでしょうから、リビング階段がバツの悪いものに感じてしまい、後悔したと感じる原因の一つです。
しかし、ずっと顔を合わせないままで本当にいいのでしょうか。
少なくとも、少し顔を合わせることで、時間が解決してくれることもあります。
テレワーク推進により、家族の在宅時間も増えていますので、心地よい関係が築けるきっかけにもなるかと思います。
リビング階段にはデメリットもありますが、予め知っておけば、解決策を講じることができ、後悔しない家を建てることができます。
デメリットは以下の通りです。解決策と一緒にお伝えします。
■音と匂い
■エアコンの効率
■来客中の対応
リビングとダイニングキッチンは隣り合わせの間取りになることが多いです。
どうしても匂いが立ち込めてしまいます。食欲をそそるような匂いであれば、歓迎ですが、残念な匂いであれば、嫌になります。
換気扇をしっかり回すことで、多少なりとも和らぐことができます。
では音であれば、2階・1階の音がよく響いてしまいます。
テレワークやオンライン授業をすることになれば、家族がお互いに音に対して敏感になり、ストレスを抱えてしまいます。
必要な部屋には防音対策が必要になります。壁や床に音を吸収してくれる「木」を使うことも一つの方法です。
「木」は本物の「木」です。木のあたたかみを感じるだけでなく、室内を快適にしてくれますし、空間を広くみせてくれますので、おすすめです。
広い空間の場合、エアコンの容量が大きく、パワーの強いいものにしなければなりません。
リビング階段の場合、通常のリビングよりも上に広いために、エアコンの効きが悪いや、冬の寒さがこたえるといったデメリットがあります。
しかし、今家の断熱性能の気密性能が向上しており、エアコン1台でも十分に気温を一定に保ち、エアコンの電気代も削減できることが分かっています。
断熱性と気密性が確保されている場合の話ですので、建築士に、しっかりと確認しましょう。
人を招く機会が多い場合には、特に注意が必要です。
玄関から家に入り、自室に向かう際に、リビングを通らなければなりませんから、お客様も、家族も余計な気をつかいます。
お手洗いが1階にしかない場合、わざわざリビングを通らざるをえません。
2階にもお手洗いを設置するか、階段とリビングの間に壁やのれんのようなカーテンでも設置すれば、お互いに顔を合わせずに、移動ができますので、ストレス緩和の点で有効でしょう。
リビング階段は設置されるだけで、おしゃれな家という印象をもたれますが、今採用率を考えると、当たり前となりつつあります。
せっかく注文住宅で家を建てるわけですし、ワンランク上のおしゃれさを演出させるなら、階段の形にもこだわってみるといいでしょう。
通常の階段タイプから、下が見えるような半スケルトン、螺旋階段、緩やかな勾配にするなら、踊り場がある階段もできるでしょう。
さらには、階下部分を収納スペースにしたり、デスクとチェアをおけば、簡易ワークスペースにもなります。
空間を無駄にしない、洗練さは、家としての機能もおしゃれさもアップしてくれます。
リビング階段は、メリットもあればデメリットもあります。もちろんデメリットは解決できる方法がありますので、設置していいと思います。
ご家族とよく話してください。
もし寒さに対して非常に敏感であれば、断熱性能・気密性をあげても辛いと感じるかもしれません。
断熱性能や気密性を上げることは、必要となる資材がプラスして必要になります。
もちろん、エアコンの効率もいいですし、ランニングコストも下がりますから、初期費用にお金をかけることは、有益だと考えます。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、3つのモデルホーム「雨楽(うらく)な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しており、ZEHビルダーとして認定されています。
高気密・高断熱の家もお任せください。
弊社は、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにし、木のぬくもりを感じる家へとなる建築・リノベーションを行っています。
自然素材×リビング階段でおしゃれな家を建てましょう
また注文住宅として、ご希望の間取りに合わせてカスタイズしていきます。
打ち合わせの際は、ヒアリングを大切にし、家づくりのご相談を承りますので、お気軽にお話ください。
参考までに実例もご覧ください。