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施工事例
家づくりの豆知識
2021/06/28
寒さ対策をしたい、防犯対策をしたい、家全体をリフォームすることが難しいなら、『窓リフォーム』をしましょう。窓は外との接合面であり、気温の変化を感じやすい部分です。
ただ、どこの家の窓も同じと思っていませんか。実は窓にも、性能の違いがあります。
窓を取り替え、性能を上げるだけでも、寒さ対策などにつなげることができます。
コラムのポイント
・窓リフォームでは、ガラス交換、サッシの交換、現行の窓に上から取り付けるカバー工法、窓そのもを取り替えるはつり工法で実施されます。
・窓の性能とは、耐風・水密・気密性である基本性能、防火・防犯・バリアフリーの安全面の性能、断熱・遮熱・防露・遮音性の住む場所としての快適性に関する性能があります。
・窓リフォームでは、どんな性能を高めたいかしっかり検討しましょう。
・2021グリーン住宅ポイント制度で、窓リフォームも対象となっているため、ポイント付与されます。ポイントは商品交換やワークスペースといった「新しい生活」のための工事費用に充てることもできます。
窓リフォームといっても、いくつかのタイプがあります。まずどんなリフォーム工事があるのか、知っておきましょう。
●ガラス交換
●サッシ交換
●カバー法
●はつり法
窓ガラスのみ替える場合です。
もともとのサッシ(枠)を使うのですが、ガラスによっては使えないことがありますし、サッシの傷みが大きければ、サッシ交換もする必要があります。
窓リフォームで、ガラス交換だけですむことは数としては少ないので、サッシも含めてリフォームしなければならないと考えるべきでしょう。
例えば、ガラスも防犯性や断熱性の高いものに変更し、現状のサッシで使えない場合は、サッシを交換することになります。
サッシの交換だけでは、一見窓の使い勝手を向上させるためのみと思われがちですが、防音や遮熱、防犯対策が可能になります。
ただし、サッシ交換のみといっても、費用は数万円から数十万円と幅があります。
次にお伝えする、カバー工法やはつり工法を併用してリフォーム工事が行われるからです。
もともとのサッシの上から新しいサッシを被せるように行う方法のことです。
窓リフォーム工事の中では、もともとのサッシを残し、使うため、費用を抑えられるメリットはありますが、窓のガラス部分が小さくなります。
取り付ける窓が、大きな窓であればガラス部分が小さくなることに、それほど大し気にならないと思いますが、小さな窓の場合、光の入り具合が気になる場合もあるでしょう。
カバー工法との違いは、もともとの窓を枠ごと撤去し、新しい枠から作り直すため、サッシを含め、すべてが新品になります。
全てが新品状態で完成するため、費用はカバー工法より高額になり、数十万円必要になるでしょう。
窓の性能は10項目に分けられています。
●基本性能3つ(耐風・水密・気密性)
●安全面に関する性能3つ(防火・防犯・バリアフリー)
●住む場所の快適性に関する性能4つ(断熱・遮熱・防露・遮音性)
耐風・・・風の強さから家を守ります。性能が高い方が強い風に耐えられるようになっています。
水密・・・雨水の侵入を防ぎます。ビルに使用されるガラスの強度が最も強いです。
気密・・・サッシのすき間から入る空気の出入りを減らします。気密性が高ければ省エネ・遮音・外部から埃などの侵入を防ぎます。
防火・・・火災の拡大や類焼を防止する働きがあります。防火地域・準防火地域に建てられる住居には必要な性能です。
防犯・・・外部からの侵入を防ぐ、もしくは侵入にかかる時間を長くする目的があります。ガラスよりも鍵の部分に関わります。
バリアフリー・・・窓そのものの大きさや段差・高さによって変わります。下枠段差解消のフラット構造などがポイントです。
断熱・・・室内の熱移動をどれくらい抑えられるかが性能具合に関わります。断熱化することは、熱を逃げにくくし、なおかつ室内へ熱(冷気)を入りにくくすれ ば、冬の暖房エネルギーも、夏の冷房エネル ギーもグンと減らせます。
遮熱・・・日光などによる熱量の侵入・放出を遮る働きをします。断熱性能と密接な関係で、カーテンやひさしなどで直射日光を妨げることで、断熱性能の働きをサポートします。
防露・・・室内およびガラス表面における結露発生を抑える性能を指します。数値的な基準は設けられていませんが、結露を抑制させることで、カビの発生も抑制し、シックハウス症候群といった疾患になるリスクを小さくすることができます。
遮音・・・屋内・外への音の出入りを遮る働きのことです。防音ではないため、音の出入りをゼロにするわけではありませんが、外の騒音が聞こえにくくなりますし、室内の音を外に漏れにくくするため、ご近所への迷惑行為にならないようにすることができるでしょう。
性能によって、数値化され、レベルごとにランクづけがされています。ご自身の目的にあった窓がつけられるように、比べてみましょう。
2020年度は、次世代住宅ポイント制度として運用されていましたが、2021年度は、グリーン住宅ポイント制度で運用が開始されています。
リフォーム工事もポイント付与の対象事案となっており、『窓リフォーム』も含まれます。
条件を満たせば、商品交換ができますし、もしワークスペースを設置するためのリフォームも検討されていれば、窓リフォームで付与されるポイントを工事費用に充てることができます。
グリーン住宅ポイント制度において、ポイント付与の条件があります。
■ガラス交換
■内窓設置(内窓を二重にする)
■外窓交換(はつり工法による工事)
ポイント数は、交換・設置する箇所数や大きさ(サイズ)によって変わります。
リフォームで使用する窓は、グリーン住宅ポイント制度内で決められており、ポイント付与を希望している旨を伝え、建築士と相談しましょう。
窓の性能の一つである、断熱性に関わり、地域ごとに決められている断熱性能を示す数値(熱をいかに妨げるかを示す熱貫流率の具合)を満たした製品(窓)でないといけませんので、注意が必要です。
また、付与ポイントが50,000ポイント以上となる工事が対象です。
多くの条件・制約がありますので、建築士との相談・2021年グリーン住宅ポイント制度サイトにて確認されることをおすすめします。
ポイント申請ができる期間は、2021年10月31日までです。
またポイント交換申請ができるのは、2022年1月15日までとなっています。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、3つのモデルホーム「雨楽(うらく)な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しており、ZEHビルダーとして認定されています。
パッシブデザインもZEHも、断熱性能に対して厳しい基準が設けられている住宅のことです。
窓に対しても同様ですので、熟知しております。
弊社は、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにし、木のぬくもりを感じる家へとなる建築・リノベーションを行い、自然を慈しみ、楽しむ暮らしをご提案します。
窓リフォームで家の性能をあげましょう
打ち合わせの際は、ヒアリングを大切にし、家づくりのご相談を承りますので、お気軽にお話ください。
参考までに実例もご覧ください。