家づくりのご提案
施工事例
家づくりの豆知識
2021/07/26
エアコン1台を稼働させるのであれば、光熱費はきっと安くなるはず・・実際は光熱費が上がり、冬場は乾燥が気になり、エアコン1台の家を建てて後悔したという声もあります。
しかし、いくつかの家づくりのポイントを解決すればエアコン1台で、お財布にも優しく、健康的かつ快適に暮らしていくことができるのです。
コラムのポイント
●エアコン1台で暮らせる家づくりのポイントは 3つ です。
●一つ目のポイントは全館空調システム、2つ目のポイントは自然素材の家であること、3つ目のポイントは、高気密・高断熱の家であることです。
●3つのポイントを満たすことで、健康的にお財布にも優しい生活を送ることができます。
●さらにパッシブデザインの家やZEHの家を建てることをおすすめします。
エアコン1台で、家の中の冷暖房をまかなうことができる家のことを指します。
ただし、業務用の大きなエアコンではなく、家庭用サイズを使用します。
エアコン1台で家の中の温度を完璧に一定の温度にすることは難しい場合がありますが、場所により温度差が2度から3度ぐらいの生じることは予め念頭に入れておき魔hそう。
さて、エアコン1台の家を建てられた方のブログ等で、光熱費が上がった、冬は寒い、乾燥するため後悔したという声もあります。
実際に家づくりなどを拝見したわけではありませんが、以下の3つのポイントを満たした場合、エアコン1台で十分に満足のいく住まい・生活を送ることができるでしょう。
全館空調システムとは、すべての部屋・廊下を含めた建物を、冷暖房をしながら、24時間換気も行う空調システムのことです。
個別に部屋を冷暖房する際、6畳用のエアコンを設置し、それぞれ稼働させることになります。
寝室やリビング、書斎など部屋がたくさんある場合、一度に3台・4台稼働します。
となれば、光熱費も当然あがります。家族が1箇所に集まれば稼働するエアコンの数も少なくなりますが、プライベートな時間や仕事をしなければならない場合、1箇所に集まって過ごすことが難しいですね。
だからこそ、全館空調システムを採用することで、家の中全体の空調・温度を調節できるのです。
天然の木、無垢の木や漆喰を使って家を建てることです。
家を建てる際に使える自然素材とは、無垢の木や漆喰だけではありません。和紙、珪藻土(けいそうど)、新聞古紙を原料とする断熱材であるセルロースファイバー、蜜蝋ワックスなど色々とあります。
さて、なぜ自然素材がエアコン1台の家にいいのか、疑問ですよね。
答えは、自然素材による調湿効果です。
「夏は涼しく冬は暖かい」と言われていますが、自然素材は、自ら呼吸をする力があります。
必要に応じて、周辺にある水分を吸収したり、放出したりするからです。
この呼吸する力が、調湿効果の根源であり、壁や床などに自然素材を用いることで、室内の湿度を、快適にしてくれるのです。
エアコン1台の家で、問題となる”乾燥”対策として十分に活躍してくれるのです。
自然素材には、調湿効果だけではなく、防火対策や音の吸収性もあり、アレルギー疾患の発病を軽減させる力もありますので、家づくりでは、積極的に使ってほしいと思います。
エアコン1台を上手に稼働させるためには、建物の気密性・断熱性が要です。
外の空気(気温)を室内に伝わらせない力である断熱性、反対に室内の温度を外に逃さない力である気密性が高いことが大切です。
断熱性の事例として、夏の車を想像してください。
暑い中、青空駐車場に停めておくと、室内は高温になります。つまり、断熱性が低いことを意味します。
では気密性の事例も考えてみましょう。
冬、隙間風が寒いと言われます。まさにどんなに扉をしっかりと閉めていても、どこかしらから、寒さを感じてしまいます。つまり、気密性が低いのです。
高気密・高断熱では、室内にいれば外の寒さや暑さを感じることが、ほとんどないことを意味します。
エアコンで調整している気温が、室内の中で効率よく循環し、必要以上にエアコンのパワーを強くすることなく、動き、光熱費も節約できるのです。
エアコン1台の家には、3つのポイント「全館空調システム」「自然素材」「高気密・高断熱」が大切ということは分かってもらえたでしょう。
実は3つのポイントを満たすことで他にもメリットがあります。
●健康的
●お財布に優しいランニングコスト
これまでの日本の住宅は、断熱性能や気密性の性能が低く、各部屋の温度差は著しいものでした。
特に冬、高齢者の方が、お風呂場で倒れてしまうことが多いのですが、原因は温度差によって、血圧の急激に上がってしまい、体への負担が大きかったからです。
近年、「ヒートショック」とよばれ病院などでも注意喚起が行われているものです。
しかし、エアコン1台で3つのポイントを満たせば、気温がどの部屋も一定となり、リスクが減らせるのです。
自然素材を使うことによっても、結露・カビの発生を減少させ、シックハウス症候群といった疾患を発病させるリスクも軽減することができるのです。
家電でも高性能なものが高価であるように、家に対しても性能をあげるためには初期費用がかかります。
たったエアコン1台の購入であっても、性能の低い1台では意味がありません。
必要な場所に必要な分だけコストをかけることで、後々、生活にかかる電気代といったランニングコストを減らすことになります。
日々の生活で、自由に使えるお金が増えることは、気持ちに余裕が生まれ、心の健康にも結びついていきます。
断熱性や気密性に力を入れ、自然の力も活用する家づくりもあります。エアコン1台で、より経済的なランニングコストを目指します。
■パッシブデザインの家
風や地熱の力を活用し、心地よさを追求しています。
全館空調のパッシブエアコンを取り入れ、冬は床下から暖房・夏は天井から風を送る、365日、快適さが続く家づくりです。
詳しくは次世代注文住宅パッシブデザインの家とは?をお読みください
■ZEHの家
気密性や断熱性の基準が高く設定され、なおかつ太陽光を設置し、光熱費を実質ゼロにすることを目標とした家です。
詳しくは、山梨県でZEHを建てる|必要な設備と補助金をお読みください
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、3つのモデルホーム「雨楽(うらく)な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しており、ZEHビルダーとして認定されています。
「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにし、木のぬくもりを感じる家へとなる建築・リノベーションを行い、自然を慈しみ、楽しむ暮らしをご提案します。
打ち合わせの際は、ヒアリングを大切にし、暮らしに合う家づくりについて、ご相談を承りますので、お気軽にお話ください。
参考までに実例もご覧ください。