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施工事例
家づくりの豆知識
2022/07/10
ペットを飼っている方が多いですが、ペットが暮らしやすいように家を建てる段階で考えてみませんか?
大切なことは、どんなペットを飼い、ペットの特性に合わせつつ、お世話のしやすさも考え、自分たちが快適に暮らせるように考えることです。
今回は、飼いたいペットランキングで上位3位にランクインしたペットと、それぞれのペットの特性と特性に合わせた家づくりをご紹介します。
コラムのポイント
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今飼っているペットがいると、飼いたいペットランキングは興味がないかもしれません。
しかし、「ペット暮らす家」をご紹介する上で、犬・猫とは限りませんので、ランキングを調べてみました。
すると、上位2位は男女ともに同じペットでしたが、3位にランクインしたペットは異なる結果が示されていました。
ペットはワンちゃん、ネコちゃんと想定通りだったかもしれませんが、3位にランクインしたペットは意外性もありましたね。
家づくりを考える際は、ライフスタイルに合っていることが、快適に暮らすために考えなければいけません。
ペットも同じです。
だからこそ、ペット暮らす家づくりで大切なポイントは、4つあります。
■特性を理解する
■自由空間と制限空間をつくる
■室内は24時間適温設定
■床材は滑りにくいタイプの素材を選ぶ
ワンちゃんは走り回ることが好き、ネコちゃんは高いところが好きといったように、動物本来の習性・特性があります。
それぞれの習性・特性を理解しておくことで、どんな間取りにしたらよいのか、見えてきます。
ペットの特性を理解した上で、自由に動き回れることだけを考えてしまうと、家がぐちゃぐちゃになり、室内が荒れやすくなる可能性があります。
だからこそ”しつけ”をしなければなりません。
そこで、自由に遊べる・動き回れる場所と、入れない場所(制限する場所)とを分けるとよいのです。
ワンちゃんであれ、ネコちゃんであれ、室内で飼うことがほとんどでしょう。
仕事で家を離れていても、ペットたちは室内にいることになりますが、暑いのが苦手だったり、寒いのが苦手だったり、特に夏は熱中症になってしまうおそれがあります。
となれば24時間エアコンをつけっぱなしになることが考えられます。
電気代が高騰している中で、いのちを守るためには必要な経費になりますが、少しでも電気代を抑えるためには、省エネ性能が高いエアコンにし、さらに家(建物)も高断熱・高気密の家といった性能の高い家がふさわしいかと思います。
熱帯魚をペットする場合、床材まで考える必要がないかもしれませんが、水槽の水を入れ換える際には、バケツを持って移動することが考えられます。
そのため、どのペットを飼うことになっても、滑りにくい素材を選んでおくことが望ましいです。
例えば、無垢の木を床材に選ぶと、湿度調整の効果が高いたけでなく、衝撃を吸収する効果もあるため、おすすめです。
では、それぞれのペットの特性を考えながら、取り入れたい家づくりをご紹介します。
人なつっこく、元気よく走り回るイメージが強いワンちゃんですね。
■動き回る
■窓から外を眺める
■人のそばにいたい
■吠えることもある
■動き回る
ワンちゃんは動き回ることが好きですので、やはり広々とした間取りが好ましいですし、床材は滑りにくいものがいいでしょう。
ウッドデッキやテラスをつくり、リビング前だけでなく、他の部屋とも繋がっていると、走り回りやすい間取りだと考えられます。
しかしウッドデッキの場合、中と外とをつなぐ空間であるため、ワンちゃんが庭に出やすいため、庭から室内に入る際、足が汚れていて、室内も汚れやすくなります。
ウッドデッキから庭(外)に出られないように扉を設ける、近くには足を洗う場所を設けるなど、ひと工夫しておくと安心でしょう。
もちろん、キッチンも火元がありますし、怪我をする恐れがあるものと危険が多いですから、入れないようにベビーゲートような扉をつけておきましょう。
■窓から外を眺める
何かを待ち侘びているのか、よくワンちゃんが窓から外を眺めている光景を目にするかと思います。
特等席となるような場所づくりを併せて行ってあげましょう。
■人のそばにいたい
ワンちゃんは寂しがり屋といわれています。ワンちゃんが安らぐ場所を家族が集まる場所につくってあげましょう。
ただし、ワンちゃんのプライベートスペースも考えましょう。何もかもオープンな環境は、ストレスを溜めてしまうことになります。
ワンちゃんは、狭い空間も好きですので、多くは部屋の一角にくつろぎ場をつくってあげると思いますが、コンセントの位置と重ならないように注意しましょう。
■吠えることもある
吠える回数は少なくても、ゼロではありませんから、外に音が聞こえにくいように、防音対策をしておいてもいいでしょう。
ご近所付き合いもあると思いますので、迷惑にならないように配慮が必要な時もあるでしょう。
愛くるしさや、ちょっとしたツンデレがたまらないと人気があります。
■立体的で高いところが好き
■狭い場所を好む
■日向ぼっこをよくする
■爪をとぐ
■立体的で高いところが好き
ネコちゃんは、キャットウォークに代表されるように、高いところが好きです。
キャットウォークを室内に置いておくことも一つの方法ですが、思い切って、壁そのものでキャットウォークができるように足場を取り付けてあげる方法もありますし、梁をあらわし設計にするとキャットウォークとしても代用することができます。
自由に部屋の行き来ができるように、ペット用のドアも取り付けてあげましょう。
■狭い場所を好む
キャットウォークの先に、猫ちゃんのプライベートゾーンをつくるなど、動線を考えて小部屋をつくってあげましょう。
■日向ぼっこをよくする
体温調節やノミやダニなどの害虫駆除のために行なっているらしく、自分で自分の体の調整を行なっている賢さがあります。
出窓や窓の枠、下側部分を幅広くしてあげて、ちょこんと日向ぼっこができるようにしてあげることがおすすめです。
■爪をとぐ
ネコちゃんにとって、爪は獲物をとらえたり、自分の身を守ったりするための大切なもののため、爪のケアを行います。
そのため室内の至るところで爪とぎをしやすくなるのですが、爪とぎ用の柱やキャットタワーを設置してあげ、きちんと躾をすると、爪とぎ用の柱でのみ使うようになりますので、他のインテリアを傷つける可能性が少なくなります。
ふわふわした見た目と鳴かないため、飼いやすいペットとして考えられています。
■うしろ足で”ドン”
■暑さにも寒さにも弱い
■季節を感じたい
■運動能力は高いが骨は弱い
■うしろ足で”ドン”
うさぎは”鳴く”ことはありませんが、後ろ足で踏み鳴らすことがあります。
驚いたり、不快なことがあると踏み鳴らす傾向があり、その音の大きさに人が驚くことがあります。
特に振動がある音は苦手としているため、付近に交通量が多い通りがある場合は、室内でもあまり聞こえにくい場所におうちをつくってあげましょう。
■暑さにも寒さにも弱い
ワンちゃんやネコちゃん以上に温度管理を徹底する必要があります。
ただ人が快適と感じる温度と同じですので、神経質になりすぎなくてもいいと思いますが、できるだけ静かで風通しがよく、直射日光が当たらない場所を確保してあげましょう
■季節を感じたい
毛の生え変わりが春と秋にあり、うさぎ自身が季節を体感しないといけません。
きちんとした生え変わり期を循環させるためにも、外気を感じることが大切です。
温度管理をしつつ、時には外気に触れさせてあげましょう。
ドッグランならぬうさぎランの場所をつくってあげてもいいかもしれません。
■運動能力は高いが骨は弱い
うさぎはぴょんぴょんと飛び跳ね、思っている以上の高さでも跳んで移動することができます。
かといって骨は軽くて脆いため、高いところから落ちてしまう、抱っこを嫌がって離れようとして骨折することもあります。
椅子やキッチンワゴンなどのキャスター付きの家具をうさぎを遊ばせる場所には置かないようにしましょう。
家の中に水の自然の風景をつくりだし、お世話がしやすそうで、癒しになる熱帯魚は、アクアリウムであり、インテリアとしても魅力があります。
■水槽のメンテナンス
■モーター音が響く
■地震対策が必須
熱帯魚は、ペットとして飼う際は、水槽に注意が必要です。
■水槽のメンテナンス
何も掃除をしないと、水が汚れ水槽内はコケとカビだらけになってしまいます。汚れが目立つだけでなく、飼っている魚たちのいのちも危険になります。
さて、2週間に一度の目安で掃除が必要ですが、水槽掃除用のスポンジを使って、そのまま内側をゴシゴシするだけの簡単な掃除で大丈夫なようですが、水槽の3分の1は水を換水する必要があり、一気に行うのではなく、掃除の日と換水の日は日程を空けて行うのが理想的とされています。
換水の際、バケツに水を組んで水を水槽に入れたり、水槽からバケツに水を移し替えて流しや外に捨てたりすることが考えられますが、給排水できる水場が近くにあると助かりますので、水槽の設置場所をよく考えましょう。
また日がよくあたる場所に設置すると、コケが生えやすいため、日のあたらない場所に設置する好ましいとされています。
■モーター音が響く
水槽に欠かせないモーターは、水流を発生させたり、ろ過槽(フィルター)などへ水を送る役割を果たしますが、モーター音が生じます。静音設計のタイプも販売されていますが、静かな部屋にモーター音が響き、気になる場合があります。
インテリアとして寝室に水槽を設置すると、幻想的になり癒されるかもしれませんが、モーター音のことを考えると、リビングに置く方がよいかもしれません。
■地震対策が必須
地震がおき、水槽が倒れてしまうと飼っている魚たちはもちろん生きることができなくなりますし、人が外へ逃げる際に、水槽のガラスが散って動けなくなることも考えられます。
玄関までのルートには置かないようにする、倒れないようにしっかりと固定するなどの対策を行いましょう。
家を建てる段階で、ペットを飼うことが決まっているなら、ぜひペットにも優しい家づくりを考えてみてください。
建売物件ではできない、注文住宅ならではの、きめ細やかなこだわりを持って家を建てることができますよ。
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