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2022/08/31
家の中で、キッチンの次に利用頻度が高そうな場所といえば、「洗面所」ではないでしょうか。朝の身支度のために、はたまた夜寝る前の歯磨き、帰宅後の手洗い・うがい、洗濯物の予洗いなどなど、1日の中で利用頻度が高いですよね。
従来であれば、洗面所と脱衣所がセットとしてつくられることが多いですが、今は「独立」させる間取りが、急浮上しています。
では今家を建てるなら、住楽通りがよいのか、それとも『洗面所を独立』させた間取りがいいのか、悩んでしまうでしょう。
今回は、洗面所独立とはどういうことか、洗面所を独立させる場合のメリットやデメリットは何があるのか、独立させてつくる場合のポイントについてご紹介します。
コラムのポイント
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洗面所独立とは、アパートなど賃貸の場合は、バス・トイレ別ということになりますが、戸建て住宅を新築で家を建てる場合は、脱衣所と洗面所が別ということです。
洗面所を使う時間が長いのは、男性より女性かと思います。
朝の身支度をしながら、お子様のお世話をして、朝食の準備をしてと、マルチタスクをこなしています。
さらに洗面所を使う優先順位は、お子様や旦那さんになってしまい、女性は後回しになってしまいがちです。
だからこそ、混雑を避けたい、だれかが脱衣所を使っても洗面所を支えるようにしておきたいと考える女性が増えています。
戸建て住宅では、家事動線を短くするために水回りをまとめる間取りが人気です。
そのため、脱衣所と洗濯機を置く場所、洗面所が1箇所にまとめられていることが多いです。
しかし、昨今のコロナ禍によって、手洗いの回数が増え、生活スタイルが変わったことによって、洗面所を独立させる、おもしくはセカンド洗面所をつくるというトレンドになってきています。
家を建てる場合、面積が限られた中で間取りを決めていかなければいけません。
となると洗面所を独立させることのメリット・デメリットを知っておく必要があります。
■混雑を避けて行動できる
■収納スペースが確保できる
■清潔を保ちやすい
■混雑を避けて行動できる
ご家族が多く、洗濯をする際に洗面所が使われて混雑する、お風呂を入っている人がいるから、洗面所が使えないといったようなお互いのライフサイクルの時間が重なってしまう場合には、洗面所が独立していると、有益です。
■収納スペースが確保できる
洗面所の大きさにもよりますが、洗面所が独立している方が収納スペースが大きく確保することができます。
洗面所は、お化粧道具だけでなく、ボディケアをするクリームや、ヘアドライヤー・ヘアアイロンやヘアケアのクリーム、家族分の歯ブラシ、などなど洗面所で使うものが非常に多くあります。
もちろん、タオルも収納しておきたいため、収納スペースはしっかりと確保しておくべきでしょう。
脱衣所とセットの場合、バスタオルを置いておきたいですし、シャンプーなどの詰め替えストックもあり、1箇所に置いておくと収納もパンパンです。
洗面所を独立させておく方が、収納面で優位でしょう。
■清潔を保ちやすい
洗面所が脱衣所とセットになっていると、お風呂上がりで床が濡れていることが多発するかと思います。
しかし、洗面所が独立していれば、床が濡れることや鏡が曇って見えにくいことが起こる頻度が格段と少なくなるでしょう。
結果、洗面所を独立させておく方が、清潔を保ちやすいのです。
洗面所を独立させることは、残念ながら、メリットだけではありません。
■掃除の場所が増えてしまう
■スペースが取られてしまう
■掃除の場所が増えてしまう
洗面所を独立させることは、部屋を一つ増やすことですので、掃除を行う場所として、数が増えてしまいます。
考え方によりますが、掃除機をかけるのであれば、流れでそのまま掃除をするだけですので、あまり気にならないかと思います。
脱衣所とセットで、収納スペースがなく、出したままになってしまうものが多くなるでしょう。
一つ一つを移動させながら掃除機をかける手間がなくなると考えれば、きちんと収納ができる独立させた洗面所の方が、楽かもしれません。
■スペースが取られてしまう
洗面所を独立させることは、1部屋分、小さいながらもスペースをつくることになります。
脱衣所・キッチン・リビングなど、広々とさせたい場所がある場合は、限られ馬延べ床面積の中で割り当てていきますので、最優先すべきものをしっかりと考えて、どのくらいの広さが適切なのか、そもそも洗面所を独立させる必要がないのでは?と色々な可能性を考えることが必要かと思います。
洗面所を独立させてつくる際は、以下のポイントに注意してつくると、快適な生活を送ることができるでしょう。
◆コンセントの位置
◆明るさと暗さを兼ね備える
◆動線
◆収納を含め機能性を重視する
◆素材
洗面所で使う電化製品は、ドライヤーだけではありません。
充電式の電動歯ブラシを使う方は、充電しなければいけません。
その他電気シェーバー、ヒーターを使う方もいるでしょう。
鏡のところについていてほしいものもあれば、足元付近にもほしいものもあります。
電線がぶら下がっていることも望ましくありませんので、コンパクトに支える位置にコンセントがあるようにしましょう。
女優ミラーがあるように、朝の身支度を行う際は、はっきりと見える明るさが望ましいですが、夜寝る前に洗面所を使う際は、明るさよりも暖色系の暗さが好ましいです。
例えば、鏡付近に白色系の照明がつくようにし、洗面所の天井の照明は暖色系の照明にするといった一工夫をしておくとをおすすめします。
洗面所を独立させるため、難しいことはどこに設置するかです。
洗濯の前に予洗いするために、洗濯機の隣にほしい場合がありますし、帰宅後すぐに手洗いができるように、玄関から直進した場所にもほしいかと思います。
●廊下に洗面所はアリ
またランドリールームを設けることで、水回り動線を1箇所に集める必要がなくなります。洗濯の予洗いは、お風呂場で済ませてしまいしょう。
洗面台の機能性(掃除がしやすい、収納スペースがしっかりと確保されているなど)を重視しましょう。
デザインを重視してしまうと、洗面所で過ごすことが楽しくなりますが、掃除・収納を考えておかないと、生活の快適さが失われ、あれもこれもと不満を募らせてしまうからです。
使う頻度が多いからこそ、快適に使う工夫・機能がある洗面台・洗面所にしましょう。
洗面所を脱衣所と離れたとしても、洗面所そのものは、水を使って作業を行う場所ですから、湿気対策を考えておく必要があります。
掃除がしやすいタイル張りや耐湿性の高い床材を使う、木材を使うなら常に換気ができるように換気システムの吸排気口を近くに設置する、除湿器やサーキュレーターなどを活用するといった湿気対策を行うように心がけましょう。
洗面所を独立させた間取りは、これまでの水回りを1箇所に集めるという概念を崩します。
またライフスタイルによっては、洗面所を独立させるよりも、従来の脱衣所とセットにする方が好ましい場合もあります。
だからこそ、一緒に間取りを考えてくれるプロと相談しながら家づくりについて考えていくべきでしょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
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