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家づくりの豆知識
2022/09/30
テレワークが推進されている今、自宅で仕事をすることが多くなりましたね。通勤しなくてもよい一方で、家族がいると作業が進まない、メリハリがつかないなどの問題が生じています。
通勤ラッシュを気にせず、自宅で仕事ができるメリットを最大限に生かすためには、テレワークの環境づくりがポイントです。
今回は、テレワーク環境をどのように自宅で整えるべきか、厚労省が公表しているテレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドラインに基づき、お伝えし、テレワーク環境を整えた施工事例をご紹介します。
コラムのポイント
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テレワークは、通勤をせずPCさえあれば、働くことができる、新しい働き方です。
特にお子様がいるご家庭では、送迎や家族の通院に合わせて、有休を取らずに働くことができるため、忙しいですが、仕事も育児も家事も両立しやすくなっているでしょう。
しかし、一方で仕事に集中したいときに声を掛けられてしまい、作業を中断せざるをえず、はかどらず、結局夜遅くに作業をするほかないといったこともあるでしょう。
またリビングのテーブルで作業をすると、肩が凝りやすいといった身体の不調、pcや資料をいちいち片付けないといけない、オンライン会議用のカメラやヘッドフォンの置き場所が困る場合もあるのではないでしょうか。
テレワークを行う際の適切な環境づくりは、まずオフィスと同じような環境を整えることです。
実は、事務所則や情報機器作業ガイドラインという基準が設けられており、オフィスでは、それらを遵守した環境になっているため、集中して作業を行うことができるのです。
テレワークを行う環境を整えるために、ポイントは4つです。
●窓
空気の入れ換えができること、また、ディスプレイに太陽光が入射する場合は、窓にブラインドやカーテンを設けます。
●室温
エアコン・暖房・通風などを利用し、作業に適した室温・湿度になるように調整することです。
●照明
机上では明るさ300ルクス以上、室内では作業に支障がない十分な明るさにしましょう。
自宅の場合、PC時に利用する専用の調光ライトを準備することが望ましいです。
またオンライン会議の際に、顔に少し光が当たるように向きを変えて使うことで、カメラに映る顔が明るくなり、印象がよくなりますので、使ってみることも一つの方法です。
●机・椅子・PC
作業に直接使用するものとして、まとめています。
さて、作業は無理のない姿勢を行うことが肝心です。
机は、十分な広さがあり、脚が窮屈でない空間があること、身体にあった高さであることが適しています。
椅子の場合は、安定感と移動のしやすさ、座面の高さ、背もたれの傾きが調整できる、肘掛けがあるといったオフィスチェアが望ましいです。
ダイニングチェアは、長時間座っていることを想定したつくりになっていないため、おしりが痛くなったり、身体が硬くなったりしやすいため、作業をするには適していません。
PCに関しては、可能であれば、ディスプレイとキーボードは分離し、効率をはかるためにデュアルモニターも設置し、マウスも動かしやすいものにしましょう。
ノートPCで作業をする場合は、ノートPCスタンドを利用し、キーボードを打ちやすくしてみることもおすすめです。
参考:テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン
自宅で作業を行う際、家に一人しかいないのであれば、集中しやすいかと思いますが、ご夫婦二人とも、テレワークをすると、「お昼は?」「ねえねえ」と声をかけたり、オンライン会議中であることを知らず、ノックした、ドアを開けたり失敗談もあるでしょう。
だからこそ、お互いに「仕事中」という「見える化」が必要なのです。
ワークスペースを「見える化」
書斎・部屋があれば、扉が閉まっていれば、作業中であると暗黙の「見える化」です。
しかし、リビングでテレワークとなると、ダイニングテーブルを占有することになりますが、オープンスペース、家族で食事をとる場所であるため、簡単に声をかけてしまうのです。
だからこそ、リビングでテレワークをするなら、専用のデスクやパーテーションで区切るようにして小さなワークスペースをつくりましょう。
ワークスペースにいるということは、作業中であることを「見える化」できるため、安易に声をかけにくくなります。
スケジュールを「見える化」
ドアやパーテーションに、1日のスケジュールを張り出し「見える化」しましょう。
どの時間に何をしているのか分かるため、お子様も気軽に声を掛けることが少なくなるでしょう。
またスケジュール通りに仕事をすることができれば、プライベートタイムとのメリハリもつきやすく、テレワークのよさを実感することができると思います。
資料やPCサプライの「見える化」
テレワークはPCがあれば仕事ができますが、資料を持ち帰り、時には購入する場合があります。
またプリンタやipad、ヘッドフォンといった周辺サプライの置き場所に困ることもあるでしょう。
最も困ることが、学校などのお手紙と混同してしまうことです。
作業中に、「ハイ、お手紙」と渡されてしまうと、そのままポンと置いてしまい、仕事の資料に紛れ込んでしまいます。
だからこそ、テーブルの端に固めることなく、置き場所つくり、「見える化」することで、お手紙の混同を防ぎ、PCサプライをテーブルの上でモノがあふれることを防ぎ、作業の無駄を省くことができます。
テレワークを効率よく、集中して行う環境にするためには、専用のワークスペースをつくることです。
書斎を多くつくることが難しい場合は、半個室になるスペースをつくりましょう。
奥の窓が、和モダンを示す格子に丸い窓、優しい色味の天井が見え、ふとした瞬間に見える風景が、ほっこりしませんか。
ワークスペースと水回りを集約しており、ながら作業も時にはできるようになっています。
大きめの壁で仕切ることで特別な個室のようなワークスペースです。
白×グレイの壁はシンプルなつくりを象徴しているかのうようです。
また、デスク横、グレイの壁の部分に棚が造られており、ちょっとしたモノが収納できるようになっていることは、まさにほしいところに手が届いていますね。
自宅にワークスペースをつくるなら、家を建てるときにつくってしまうことで、十分な広さの場所を確保することができます。
テレワークは一時的だから、半個室のワークスペースが不要と考えるのではなく、お子様のICT教育の一環でオンライン授業が行われることがあるため、つくっておいて損はないと思います。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
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