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2022/10/09
古民家は、懐かしさを感じる、どことなくほっとすると、多くの方に好まれます。
またこれから田舎暮らしをしたいと考えている方は、田舎暮らしを満喫したい、家を低価格で手に入れることができるなら「古民家」がいいと検討される方が多いです。
さてそもそも「古民家」とかどんな家を指すのでしょうか。古い家という漠然としたイメージを持っているだけではありませんか。
今回は、「古民家とはどんな家なのか」に焦点を当てながら、古民家のメリットやデメリット・リアルな古民家の暮らしを合わせてご紹介します。
コラムのポイント
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古民家とは、日本の住宅の中で、築年数が長く(一般的には50年以上)経過した住宅のことを指します。
ただし、一般社団法人全国古民家再生協会では、古民家を以下のように定義しています。
保存の対象となっているような歴史的建造物とイメージするとよいでしょう。
なお、伝統的建造物の建物とは、丸太や製材した木材を使用し、木の特性を活かして日本古来の継手・仕口によって組上げた金物に頼らない軸組構法で建てられた建物です。
柱や土台は基礎に金物で接合する在来工法とは異なっていることにも注意しましょう。
古民家とは築50年以上の家ですが、実際に住む家として考えた場合のメリットを考えてみましょう。
●雰囲気
●低価格で入手できる
●雰囲気
古きよきを感じられる、ほっとする、懐かしさを感じるなど、感じ方は人それぞれですが、古民家だからこその味わい、深さがあります。
●低価格で入手できる
古民家は、資産として鑑定すると残念ながら価値は低いとみなされます。だからこそ、古民家が販売されていると非常に低価格です。
空き家バンクを参考にすると、状態がよい物件でも1,000万円以下で販売されています。
新築で家を建てる場合、山梨県であれば平均3,300万円であることと比較しても3分の1以下で入手できることは、非常に大きな魅力でしょう。
●インフラの整備が必要
●不自由さがある生活
●インフラの整備が必要
古民家で使用されていた水道・電気といったインフラは整備の必要があります。
ただ単に古いから取り替えるのではなく、今は使われていないタイプのものであるため、新しく整備する必要があるためです。
想定以上の工事になる場合が多く、インフラ整備に費用がかさんでしまい、最終的に住める状態にするには、新築と変わらない費用がかかってしまう場合があります。
●不自由さがある生活
生活を快適にするためには、ある程度家事動線を確保する、水回りを現代のものにする必要がありますが、“古民家らしさ”が欠けてしまいます。
“古民家らしさ”を残すとなると、室内が寒いことがよく聞かれますね。
またDIYなどをして自分たちなりに手入れをしていくことを楽しむことを前提にしていないと古民家での暮らしを甘くみていたと後悔することになりかねません。
古民家で暮らすことには、ご家族の理解・協力・覚悟がずっと必要であることを念頭に入れておきましょう。
古民家も気になるけど、新築も見てみたいと思ったら、
古民家をリフォームした場合、落ち着く雰囲気の中、ゆったりとした心持ちで生活できることが予想できるため、『心豊かな生活』を送ることができるでしょう。
リアルな古民家での暮らしは本当かどうか検証してみましょう。
古民家を選んだ方の多くは、古民家の雰囲気を生かしたお店のデザインで、カフェなどのお店を起業しているようです。
少し遠くても心が落ち着く場所を求めてカフェに行く傾向がありますし、ビジネスとして成り立ちやすいからでしょう。
古民家をリフォームして実際に生活をされている方もいますが、やはり少数派です。
そして、今生活している場所を基盤とし、古民家を別宅として訪れるなどメインの生活の場所ではないようです。
古民家は、都市圏よりも田舎にあることが多いため、「訪れる場所」として利用している人が多いです。
山梨県北杜市の移住者インタビューを拝読すると、古民家をリフォームして生活をされていますが、やはり、「寒い」ようです。
過去の建築技術では、どんなに腕がいい大工さんでも完璧に隙間なく家を建てることが難しかったため、致し方ないとはいえ、現代の家づくりと異なっていることを住む上で念頭に入れておくべきかと思います。
参考インタビュー:北杜市移住者ポータルサイト
古民家のよさは、その味わい・雰囲気ですが、やはり生活を送る場所として考えるなら、「新築」ではないでしょうか。
「新築」をおすすめする理由は5つあります。
同じ家であっても、今の家は家事動線がまとめられていたり、明るい日差しを取り入れたり、吹き抜けやロフトのように空間の使い方が異なっています。
新築だからこそ、室内でより快適に過ごせるような間取り・家づくりで家を建てることができます。
在来工法という同じ工法を用いて家を建てたとしても、断熱材や隙間をなくす技術のおかけで、省エネ住宅を可能としています。
また工務店によりますが、いい家と認められる長期優良住宅やZEHの家を建てることができます。
身体にもお財布にも優しい家を建てられるのです!
古民家が好まれる理由は、古民家の雰囲気であり、新築には出せない味わい深さがあります。
しかし、新築でも古材を活用することによって、古き良き味わいを取り入れることができます。
事例① エントランスに古木を取り入れて
趣が感じられる、すてきなエントランスです。
事例② 襖と欄間を再利用
新築として建てられたお家ですが、ご先祖様が慈しんだものを利用しています。
また自然素材を多く使った家であれば、経年変化を楽しむこともできるため、新築を建てることで、家を一緒に年月を重ね、味わいある家で暮らすことができます。
税金は毎年課税されますが、新築の場合、住宅ローン減税や固定資産税といった税金がリフォームよりも優遇されています。
もちろん、家を建ててからずっと続くわけではありませんが、10年近く優遇されることを考えれば、メリットがあります。
また2022年度はこどもみらい住宅支援事業を利用することができれば、よりおトクに家を建てることができます。
家は個人の資産です。いい家=資産価値が高いと判断されます。
リフォームをすることで、家の資産価値は上がりますが、大幅に上がるわけではありません。
次の世代・世帯に引き渡すことを考えるなら、より資産価値が高い方がいいと思いませんか。
家を持つことは、一生に一度の大きな買い物であり、資産をえることです。
古民家を購入し、リフォーム・リノベーションをするなら、快適に暮らせる状態にしましょう。価格を抑えたいからといって、リフォーム・リノベーションを中途半端にしてしまうと、10年ぐらい経つ頃に再度リフォーム・リノベーションが必要となることもあります。
大切なことは長期的に快適に暮らせるかどうかです。
古民家をリフォームする、新築を建てるか、大きな悩みかと思いますが、今迷っている段階で、どちらも対応できる工務店に相談してみましょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!