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家づくりの豆知識
2022/11/13
土間は、昭和時代を思い浮かべる間取りですが、最近は土間の使い勝手のよさやおしゃれにつくれることから、人気が高まっています。
ただ、現在の土間は昭和時代と異なる使い方をし、玄関に土間をつくることもあれば、リビングに土間をつくるなど間取りにも変化が生じています。
だからこそ、土間のある家を建てるなら、まず土間の位置・間取りについて考える必要があります。
今回は、土間を玄関につくる場合、リビングにつくる場合の適度な広さや使い方、ライフスタイルに合った間取りを考えられるように、お伝えします。
コラムのポイント
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土間のイメージは、土足で移動できるコンクリート系の床とかまどの台所などではないでしょうか。
しかしシステムキッチンが登場したことによって、キッチンがダイニング・リビングとセットでの間取りが可能となり、現代のような間取りが一般的になりました。
さて、時代が平成・令和へと移り変わり、土間の使い勝手のよさが改めて注目され、現代の雰囲気とマッチした『土間』が誕生しています。
土間とは、
玄関収納を兼ね備えたもの(シューズクローゼットの和モダンver)
もしくは
薪ストーブとマッチし、庭やテラスをつなぐ半屋外空間
と、2つの『土間』があります。
玄関に土間をつくる場合、玄関そのものが広くなるイメージが強いかと思います。
そして、玄関土間の使い方としては、収納スペースを確保するためのものであることが多いです。
今人気のあるシューズクローゼットを“和モダン”化し、なおかつ土間部分は、シンプルに棚を備え付ける形でしょう。
・玄関土間の広さは?
収納物+50cm(1畳から2畳)が玄関土間の適切な広さとされています。
玄関の標準的な広さが約3畳ですから、玄関+土間の場合、5畳程度と考えることができます。
5畳程度とすると、想像以上の広さではないでしょうか。もっと、リビングや別の場所に広くしたい方にとっては、ちょっと考えてしまう広さかもしれません。
では、どんなご家庭に玄関土間があると快適に暮らせるのか、考えてみましょう。
□ベビーカーや車椅子の置き場所を確保しておきたい
□バイクや自転車などの置き場所兼お手入れの場所として使いたい
□キャンプ・スポーツなどアウトドア系のギア・道具の収納場所がほしい
□ご近所づきあいが多い地域
玄関に、広い・大きい収納スペースが必要という方には特に向いていますが、ただ単に収納スペースがほしい場合は、玄関にも関わらずキッチンのものがあるという場合も想定できるため、玄関ではなく、パントリーをつくる方が土間をつくるよりも使い方が合っている可能性があります。
玄関土間を考える場合、どう使いたいのか、何を収納する場所にするのか、しっかりと考えておきましょう。
土間リビングは、アウトドア派やペットを飼っているお家に人気があります。
リビングとの間に位置するため、テラスやウッドデッキをつなげる空間になり、さらに広く開放的になるためです。
また、薪ストーブとの相性がよく、土間と薪ストーブをセットで間取りに組み込まれる場合が多いです。
というのも、土間は底冷えするデメリットがありますが、薪ストーブの蓄熱性と床全体に暖かさが広がる特性のおかげで、底冷えを緩和させてくれるからです。
土間リビングの注意点
◆リビング内に段差が生じる
◆土足に履き替える必要がある
玄関土間の場合は、「土足のまま」ですが、リビングの場合は、完全に室内空間から移動することになるため、「履き替える」ことになります。
注意点を踏まえた上で、どんなご家庭・ライフスタイルが土間リビングを採用することが適しているのか、考えてみましょう。
□趣味を楽しむ場所として使いたい
□リビングをより開放的にさせたい
□薪ストーブの設置を検討している
趣味を楽しむ場所の場合、玄関土間と使い方に大差はありませんが、ドリンク片手に趣味の作業をしたい人によりおすすめです。
家づくりにおいて、頭を抱えることは、費用との相談ですね。
一概に○万円が相場です!とお伝えしたいところですが、仕様によって費用が異なることが現状です。
ただし、土間をつくる内訳として想定するなら、
広さについては、イメージがしやすいかと思いますが、床材やその他設備についてお伝えします。
床材は、天然石を敷く、モルタル、コンクリート、タイルのいずれかが一般的です。
素材の価格は、モルタル<コンクリート<タイル<天然石の順に高くなります。
シンプルな床材だと、モルタルやコンクリートが適していますが、色や柄・デザインにこだわりたい場合は、タイルや天然石が向いています。
ただし、素材の価格・デザインで検討するのではなく、強度や掃除のしやすさを考えて選ぶことをおすすめします。
土間は、土足で移動するところですから、汚れる場所です。掃除機をかけるわけにもいきませんから、ゴシゴシと掃除をすることになります。
水栓や水が流れるところをつくっておくと、生活しはじめた際に、つくってよかったと実感することでしょう。
また、収納の場合も棚を備え付けでつくっておくことが、デッドスペースをなくしてつくることができるため、土間をつくる時点で考えるべきかと思います。
今回は、土間をどこにつくるか、つくる場所によって、使い方やライフスタイルが異なることを中心にお伝えしました。
土間はリビングや寝室とは異なり、ライフスタイル・趣味などの理由によって、ご家庭によって必要性が異なりますので、「あるとよさそう」というよりも、「本当に必要か?」どうかで考えていくことをおすすめします。
ご家庭で話がまとまらないこともあるかもしれませんし、必要かどうか判断に迷うこともあるでしょう。
だからこそ、地元工務店で相談してみましょう。土地柄に合った生活を熟知していますので、ご自身のライフスタイル・ご希望と合わせて、よりよい提案をしてくれることでしょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
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