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家づくりの豆知識
2022/12/20
土間を玄関につくりたいと人気が上昇しています。しかも玄関を広くしたい、使い勝手をよくしたいという理由で、リフォームでも注目が集まっています。
だからこそ、新築で家を建てようと考えているなら、玄関に土間をつくることを検討してみませんか。
今回はなぜ玄関土間の人気が上昇しているのか、玄関土間のデメリットや注意点についてお伝えします。
コラムのポイント
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土間とは、室内にも関わらず、土足のまま移動できる場所のことです。日本の伝統の間取りの一つですが、モダンデザインと組み合わさったことにより、おしゃれな土間がデザインされるようになりました。
さておしゃれな土間だけではない、玄関土間が人気の理由に迫りましょう。
●趣味がアウトドアの人が増えた
●広い玄関にしたい
●子どもを家にいながら遊ばせたい
●いじりたい・飾りたいという希望を叶えられる
それぞれ詳しくお伝えしていきましょう。
登山、キャンプ、サーフィン、スキーやスノボーといったアウトドアを趣味にする人が増えています。
それぞれギアが大型なものであったり、極力室内で保管したいものであったりします。
納戸をつくって保管すればいいという考えもありますが、土汚れなどがあるものをまず、室内に入れたくありません。室内も汚れてしまい、気分が下がってしまいますね。
外に置きたいのなら、物置でいいのでは?という考えもあるかもしれません。
しかしアウトドア系のギアは、お手入れが必須です。
趣味を楽しんで家に帰ってきたあと、ギアを拭いたりしなければならず、直行で物置に置くことはまずありません。一旦玄関などで保管し、お手入れしたあと、物置へという手順を行わなければならず、面倒な上に手間なのです!
玄関土間なら、家に入って、そのままポンと置けばよいだけです。翌日以降に、その場でお手入れができ、また保管することができます。
家の玄関が広いと、奥行きまで広く感じられ、数値よりも広く感じられます。また日差しも多く入るため、明るい空間にすることができます。
広い玄関は、バリアフリーの観点からも非常に重要です。車椅子やベビーカーを人を乗せたまま家に入ることができますので、世話をする側、車椅子などを利用する側にとっても移動しやすいメリットがありますし、そのまま玄関に置いておくことができます。
新型コロナの影響で外出を自粛することもありますし、公園で遊ばせにくくなっていることが重なって、子どもの遊び場は家になりつつあります。
かといって、家でゲームやYouTubeばかりになっても親としては心配になりますよね。
玄関に土間があれば、動きのある遊びをさせてあげることができますので、お子様の遊び方が変わる可能性が高くなります。しかも外ではないので、親としても目が届く範囲かと思いますので、安心して遊ばせることができるでしょう。
バイクや自転車が趣味である方は、雨風にさらしたくないため、室内に置きたいと希望する方が多いです。
時にはメンテナンスをしたり、パーツをいじったりすることもありますので、室内に置いておけば、近くに道具を置いておくこともできますので、すぐにやりたいことができ、気持ちが非常に充実します。
つまり、
玄関土間=最高のユーティリティ空間なのです!
玄関土間は、ユーティリティ空間ではありますが、デメリットがあります。あらかじめ解決策を考えておくことでデメリットは解消されるかと思います。
□玄関が汚れやすい
□ご家庭によっては不要な空間
□他の面積が小さくなる
□底冷え
□湿気が溜まりやすい
では、解決策とあわせてお伝えします。
土間は、土足で移動できる、汚れたものを室内に入れないために、置くと必然的に汚れやすい環境です。
特に玄関はきれいにしておきたいという希望を持っている方が多いため、ストレスに感じるかもしれません。
【解決策】
掃除しやすいように、水栓や排水口を設けておきましょう。また収納棚を併設し、一番最下段には、稼働できる台の上に乗せて保管しましょう。
おしゃれで、活用の幅が広いから自分たちも使うだろうと先んじて土間をつくってしまうと後悔する可能性があります。
例えばベビーカーを置きたいからという理由だけでは、お子様が大きくなるとベビーカーがいらなくなり、あれ?土間いらない?となってしまうのです。
【解決策】
土間の使い方が何通りあるのか、ライフスタイルに合っているのか、冷静に考えましょう。
玄関土間をつくる場合、他のリビングや洗面所、寝室など他の部屋の面積を狭くしないと、土間に必要な面積が取れない場合があります。
一般的な玄関の広さは、3畳であり、土間1畳の割合でバランスが取れているとされていますが、キャンプ系のギアを置きたい場合、土間が1畳では足りないことが予想されます。
だからといって土間の広さを広げてしまうと他の部屋・間取りにとれる面積が小さくなります。
【解決策】
リビングを広くしたいなら、家族が集まる場所を優先させましょう。土間は1畳あればよしとしましょう。
土間は床材がコンクリートやタイルなどひんやりとした材質ばかりです。冬は底冷えしやすく、玄関が寒いことが考えられます。
【解決策】
基礎に断熱材を入れ、断熱効果が感じられるようにする、またはリビングにもつながる土間にして薪ストーブを導入し、ぬくぬくの環境をつくりましょう。
土間は湿気が溜まりやすい場所であり、結露が発生し、カビが生えやすい環境です。
カビを繁殖させてしまうため、換気を心がけましょう。
【解決策】
換気がしやすいように、窓や換気扇を取り付けたり、壁を調湿効果がある自然素材の壁にしたりしましょう。玄関ドアに通風口があるものや断熱ドアにすることも一つの方法です。
玄関土間は、活用の幅が広く使い勝手がいい間取りですが、ライフスタイルによっては玄関土間が不要な場合があります。
アウトドア・ガーデニング、バイクなどの趣味がある場合は、玄関土間は好きを堪能できる場になるかと思います。
玄関土間がいるか、いらないか分からないなら、地元に密着した工務店に相談することがおすすめです。この辺りの地域は、〇〇することが多いから、〇〇が趣味ならこんな間取りの方がいいかもしれないと案を提案してくれることがあるかもしれません。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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