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2023/01/31
インナーガレージは、ガレージと家が一体化しています。家と一体化しているからこそ、雨に濡れずに家の中に入ることができますが、家づくり・間取りには注意が必要です。
今回は、インナーガレージをつくるメリットを踏まえながら、家づくり・間取りにおける注意点をお伝えします。
コラムのポイント
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インナーガレージは、家と一体化したガレージのことを指します。
ガレージをつくるなら、カーポートでもいいのでは?と思っている方もいるかもしれません。
しかしインナーガレージだからこそ、カーポートより優れた部分があります。
カーポートでは、敷地内に設置するだけであり、家につけられているわけではありません。
だから、もし雨の場合、車を守る点では同じですが、結局人がガレージと家を移動する際、雨や雪に濡れてしまいます。
ほんの少しの距離ですが、豪雨などの際は、びしょびしょに濡れてしまい、屋根付きのガレージの意味がないと感じてしまいます。
一方でインナーガレージであれば、ガレージ内に室内に入る扉が設けられていることが多く、雨・雪の中を走って家に入る必要がありません。
シャッターの有無に関わらず、インナーガレージでは、ガレージ部分が一つの部屋のように使うことができます。
雨の中、お子様を遊ばせてあげることができますし、ちょっとしたキャンプもできますし、DIYの作業場、バイクなどをいじる趣味の部屋、アウトドアギアの収納場所(ミニ倉庫)のような使い方ができます。
何より、天候に左右されることはありませんし、外の作業を屋根付きの状態で作業することができます。
まさに一つの部屋のように、しかも多様性のある使い方ができます。
インナーガレージは家と一体化していますので、外観デザインがすっきりと見えます。
一方で、カーポートであれば、家は家、カーポートはカーポートですので、外観デザインの一体感はないでしょう。
すっきりとしたデザインは、おしゃれに見えます。
インナーガレージは、家と一体化しているため、デザインがすっきりするなどのメリットがある上で、インナーガレージの位置と設備が不十分である場合、インナーガレージのある生活が不便なものとなっています。
インナーガレージの家づくり・間取りを考える上でのポイントは以下の通りです。
車がガレージを出入りする際、音で気づきますよね。ハイブリッドカーの静かな音のタイプでも、帰ってきたのかな?と自然と気付きます。
もしガレージの隣に寝室やリビングをつくったら、どうなるでしょうか。
せっかく寝ているのに、テレビを見て楽しんでいるのに、音が聞こえてきたために、起きてしまった、大事なシーンが聞こえなかったなんてことが起こるでしょう。
1回や2回なら仕方がないと我慢できますが、毎日ように続くと、さすがにストレスになります。
音と同じようなイメージですが、ガソリンの匂いも少なからずします。そのため換気扇を取り付ける、風が通り抜けるように、前後をくり抜いた状態のインナーガレージする方法があります。
通り抜ける状態のガレージの場合、狭小スペースで家建てる場合は、できないかと思います。後ろにも住宅があるため、ご近所迷惑になる可能性があるためです。
車から出入りする際、インナーガレージから室内に入れるように扉を設けることが多いです。
その扉がどこに繋がっているかが問題です。
例えばシューズクロークやパントリーなどの収納スペースがあれば、重たい荷物をそのままドン!と車から出して置いておくことができます。
また洗面台にすぐ繋がっていていたらどうでしょうか。
外から帰ってきてすぐに、手洗いうがいが可能です。今、インフルエンザに限らず、コロナにしても、感染症の予防に有効です。
インナーガレージで、どんな使い方をするのかによって、水栓設備の必要性が変わります。
洗車をしたい、DIYをしたい、夏はプールやBBQをしたいと考えているのであれば、水栓設備は必要です。
また庭があるお家ですと、ガーデニングを楽しむことがあるかもしれません。となると、庭にも水栓が必要になります。
家の外に2か所も水栓設備が必要か、水栓設備を一つとする場合、ホースの長さが必要かもしれません。
インナーガレージに置いておきたいものがあるかどうかがポイントです。DIYやバイクいじりをするのであれば、ツールボックス置き場があると便利です。
またアウトドアを楽しむのであれば、テントなどを置いておく場所としてもピッタリです。キャンプから帰ってきて、車から出し、そのまま棚に置いておくことができるからです。
移動手段がメインで車の場合でも、近隣は自転車を利用する方もいるでしょうし、お子様の通学などで使うことがあるかもしれません。
となると、インナーガレージは、車だけの駐車スペースでは使い勝手が悪くなります。
自転車も一緒に置いておく場合、車をガレージ内置いていても、自転車が移動できるスペースが必要です。
前後・左右に通り抜けできるつくりにするか、広さがあるガレージにするか、という問題が出てきます。
■ガレージの隣は寝室やリビングは向いていない
■洗面所やシューズクロークなど隣にあるか、一直線の動線上が便利
■水栓設備は、最低1つは必要。水栓設備の位置が重要
■車以外の収納スペースをつくっておくほうがいい
インナーガレージは、狭小地の場合につくられることが多いです。横に広さがないため、縦につくるしか、ガレージ付きの家を建てられないためです。
しかし平屋でインナーガレージをつくるなら、横にガレージをつくるしか方法がありせん。
となると、狭小地では難しいため、広い土地、郊外で家を建てる場合に向いています。
特に郊外・田舎の場合、移動手段が車ですから、駐車スペースは必要になります。
手に届く価格でインナーガレージ×平屋の組み合わせで家を建てたいと考えたら、山梨県を候補にしてみてはいかがでしょうか。
山梨県は自然豊かな環境で、都市圏まで片道2時間で移動できるアクセスのよさが魅力ですよ。
インナーガレージは、カーポートより外観デザインがすっきりとしておしゃれですし、多様性のある使い方ができます。
一方で、どんな使い方をするかによって、適した間取り・設備が異なります。ご自身のライフスタイルと合っているのかしっかりと検討しましょう。
家づくりにおいて、迷ってしまうことが多々あるかと思いますが、プロ(地元の工務店)に相談することをおすすめします。地域ならではの暮らしにあった家づくりを教えてくれるでしょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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