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家づくりの豆知識
2023/02/16
自然豊かな環境の中、ゆったりとした時を過ごしたいと『八ヶ岳で別荘』を持ちたいと考えている人がじわじわと増えています。ただし昭和の頃と異なり『別荘』の使い方が変わりつつあり、サブスクとしても注目を集めています。
今回は、八ヶ岳で別荘を建てる場合の建築費用がどのくらいなのか、格安の中古物件をリフォームする方がおトクなのか、検証します。また費用の工面をする際のお得な方法がないのかを考えてみましょう。
コラムのポイント
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家(別荘)を建てるなら、どのくらいの広さがいいのだろう?どんな間取りがいいのだろう?建築費用はどのくらい?と気になることがたくさんありますよね。
国交省が公表しているデータなどを参考にご紹介します。
別荘として家を建てる場合、長期間生活する家ではありませんので、平屋やロッジ風、コンパクトな家が好ましいでしょう。
ただし家族構成や広々とした間取りにしたいという希望の場合もありますので、これが正解という広さはありません。
ただし、参考として、八ヶ岳の空き家バンクを調べてみたところ、過去に別荘地として使われていた地域の場合、約21坪〜25坪程度とコンパクトな家づくりが目立っています。
日常生活を供するための家づくりと、別荘(家族との保養)のための家づくりにおいて、適している間取りが異なります。
日常生活の場合、家事動線を意識し、水回りや収納をメインに考慮することが望ましですが、別荘の場合は、景観や過ごし方に合わせた間取りがふさわしいです。
例えば家族でBBQをしたいと考えているのであれば、庭を広くしたり、アウトドアリビングやテラス・ウッドデッキのある間取りにしたり、道具を片付けしやすく収納しやすい土間を取り入れたりすることも一つの方法でしょう。
またテレワークで仕事をする場合もあるかもしれませんので、小さなワークスペースをつくっておいてもいいかもしれません。
集中できるスペースを設けておけば、作業効率がぐんと上がるでしょう。
別荘を建てる場合、家を建てることと大きな差はありません。
土地価格×家の広さ×設備×工事費用×登記などの雑費が一般的な費用です。
八ヶ岳に限らず、山梨県では、都市圏よりも広い家を建てる傾向がありますので、参考にならないかもしれませんが、一般的な家で3,500万円〜4,000万円が平均とされています。
しかし、地元工務店では約2,000万円前後〜受注されている場合もありますので、まずは探してみることから始めてもいいかと思います。
なお令和4年度の統計によると、山梨県の住宅規模の平均は約111㎡です。
参考:国交省 令和4年度住宅経済関連データ(都道府県別住宅の規模)
八ヶ岳などかつて別荘地で人気があった場所が多くある山梨県。現在、別荘として使用されていた空き家も増えている実情があります。
だからこそ、今別荘を持ちたいと希望している方にとって、格安物件があるのでは?と探している方もいるでしょう。
格安物件を購入し、リフォームをすれば、新築よりも安くなるのではないかと期待する方もいるかと思います。
物件価格が低い=住める状態ではない、必ずリフォームが必要という意味も含まれていることを念頭に入れておかなければいけません。
リフォームといっても、もはやフルリフォームが必要な場合もありますし、耐震基準が満たされていない、インフラ整備が一からしなければならないという場合もあります。
同じお金をかけるなら、「全てが新しい」ものの方がずっと、いいと思いませんか?
中古の場合、リフォームをしたとしても、新築同然ではありませんので、数年後別のところが傷んできた・・・「またリフォームしなければ・・・」ということも可能性として十分にあります。
とりあえず物件をみてからという場合もあるでしょう。必ず見ておきたいチェックポイントをまとめました。
□築年数(昭和58年以前ではないか)
□リフォームの必要性の度合い
□インフラ
□ハザードマップもしくは危険災害地域ではないか
□築年数(昭和58年以前ではないか)
昭和56年6月に、新耐震基準が改定されています。
建物を建てる際に「建築確認」という手続き・認定が必要なのですが、昭和58年というのは、あくまで新建築基準で建てられた家である可能性が非常に高いからです。
改定された時期、工事期間が延期された可能性を考慮しているため、昭和58年とお伝えしています。
□リフォームの必要性の度合い
最低限水回りはリフォームしたいと考えているかもしれませんが、その他、間取りも変更したい場合もあるでしょう。
一部がきれいになると、古い部分が悪く目立ってしまうこともありますので、何をリフォームするのか、熟慮する必要があります。
□インフラ
築年数も関わる部分もありますが、中古物件のインフラが何であるかも確認しましょう。今と異なる場合は、まさにフルリノベーションをしなければならないこともあります。
10年ぐらいであれば、今と同じインフラと思いますが、「格安」物件の場合には、チェックしておくべきポイントでしょう。
□ハザードマップもしくは危険災害地域ではないか
ハザードマップなど年々見直されています。八ヶ岳は津波のリスクは少ないですが、土砂災害の可能性は十分にありえます。
リスクの少ない場所を選ぶことは、新築でも同じですが、中古物件の場合、過去の基準で建てられているため、現在と比較する必要があります。
別荘を建てたり、購入したり場合、何より費用を工面することが、一般的な生活住宅の場合より大変です。
別荘=富裕層が持っている家というイメージがあるように、別荘では一般の住宅ローンを組むことができません。
税法上では、別荘は、保養・療養のために訪れる住居という定義があります。
夏休みや冬休みなどに利用するイメージがあるかと思いますが、令和の今、『週末別荘』という使い方が広がっています。
週末別荘=セカンドハウス
別荘もセカンドハウスも同じような意味合いですが、セカンドハウスは、月1回以上仕事・生活する住居という定義があります。
つまり、今別荘を建築・購入するなら、『セカンドハウス』として利用することを前提にするべきなのです。またライフスタイルも『二拠点居住』というスタイルに該当します。
ローンは、ご自身の勤務先・勤務年数などの個人の要件とローンの使い方が定められています。
住宅に関わるローンは、一般的な住宅ローンの他、リフォームローン、ペアローンなどがあります。
別荘となると、一段とハードルが高くなり、ローンが組めない場合もあります。
そこで、今注目されているローンは、『セカンドハウスローン』です。セカンドハウスとして建築・購入する際に利用できるローンであり、一般的な住宅ローンと大差ない金利で融資を受けることが可能になります。
山梨中央銀行では、山梨県との連携を図った『セカンドハウスローン』が取り扱われていますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。
別荘をもつということは、確かにハードルが高いことかもしれませんが、今『セカンドハウス』を所有し、『二拠点居住生活』というライフスタイルで、人生を豊かに過ごす人・世帯が増えています。
ぜひ前向きに、別荘をもつ方法を考えてみてください。別荘だからこそ、別荘を購入するのではなく、ご自身のこだわりを詰め込める注文住宅という選択肢もおすすめです。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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