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家づくりの豆知識
2023/03/31
様々な要因で電気代が高騰しています。一体いつになったら価格が落ち着くのか、先が見えません。
その中で、オール電化のお家など電気を多く使うお家にとって、電気代が倍近くなったとか、節約のつもりでつけたものが反対に節約にならないと頭を抱えてしまっている状況があることは否めません。
オール電化と同様に、全館空調を取り付けたお家も電気代がかかり、やめたほうがいいというウワサがあります。
今回は本当に全館空調をやめたほうがいいのか、しっかりと検証します。
コラムのポイント
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全館空調とは、家の中の空気を循環させて、家全体を温めたり冷やしたりする冷暖システムのことを指します。
部屋ごとに冷暖房をコントロールするエアコンと異なり、1台で家全体を管理する空調です。
全館空調は、屋根裏などに本体を設置し、ダクトを通じて各部屋へ空気を循環させることができます。
家全体でコントロールするため、部屋ごとの温度差がなくなり、どこにいても快適に過ごすことができます。
部屋ごとに1台1台エアコンを取り付けると、天井付近に取り付けますよね。
エアコン用コンセントがそれぞれ必要ですし、エアコンをつけているとはっきりと目視できます。
一方で全館空調であれば、各部屋に通じるダクトからになるため、天井付近がスッキリとしていますし、コンセントも不要になります。
全館空調であるため、他の空調関連の機器は不要であるように感じられますが、薪ストーブを併用することで、冬の電気代を抑えることが可能です。
薪ストーブの独特の雰囲気と、炎のゆらめき、木を使うことで、カーボンニュートラルにもなりますし、遠赤外線効果で体を芯からあたためてくれるため、使わない方が損するぐらいに感じられます。
全館空調は、乾燥しやすいというデメリットがあります。
しかし、調湿効果が高い自然素材の家であれば、乾燥しやすい環境を家自体が緩和し、より心地良くしてくれます。
全館空調は、1台で家全体の空調をコントロールしますので、電気はどうしてもつかってしまいます。
ですが、使用する電力を最低限に抑えることができれば、電気代を削減することもできるでしょう。
エアコンも同じことがいえますが、空調を効率よく稼働させるためには、家が高気密高断熱であることは大きなポイントです。
家全体、部屋が熱を通しやすい場合、外が暑ければ室内も暑くなりますし、寒ければ、部屋も寒くなります。
しかし、外の熱を通さない家のつくりであれば、家・部屋の気温を一定に保ちやすく、おかげで空調は効率的に稼働し、最小限の電力だけでまかなうことができるのです。
そのためには、高気密:高断熱の家でなければいけないのです。
電気代が高いのは、避けて通ることはできません。いかに使う電力を少なくするか、買う電力量を抑えるかが焦点になります。
使う電力を少なくするためには、高気密・高断熱がポイントでしたが、買う電力量を抑える場合は、太陽光発電です。
自分の家の屋根で集められた電力は、家の電力へと変換され、その電力で全館空調をはじめとした機器に使用されます。
集めた電力を変換するパワーコンディショナという機器が10年に1回交換しなければいけませんが、地震などの影響で電気がストップしてしまっても自家発電で対応できるため、防災としても太陽光発電は有効です。
上記でお伝えした通り、冬の寒さをしのぐために薪ストーブも活用することで、全館空調で使わなければいけない電力が小さくなります。
電気代は1年中かかり、特に夏・冬の使用量は他の季節に比べ、増えることが実情です。
だからこそ、電気を使わない薪ストーブも電気代対策にピッタリなのです。
全館空調における健康への影響と掃除について触れておきましょう。
全館空調は、家全体の温度を一定にしてくれるため、ヒートショックを引き起こす原因を減らしてくれます。
温度差が大きいと、血圧の上下が激しくなり、その激しさに体が耐えられず、倒れてしまうのがヒートショックです。高齢者ばかりいわれていますが、小さいお子様や元気な大人でも、ヒットショックになる可能性は十分にあります。
つまり全館空調を取り付けていれば、どの世帯でも安心して暮らしていくことができます。
エアコンは、冷暖房機器として非常に優秀ですが、2週間に1度のフィルター清掃、季節代わりには大掛かりな掃除をしてお手入れをしなければいけませんよね。
掃除をやる人にとってはストレスです。一度掃除をはじめれば、細かな部分も気になりますので、手間がかかります。時には業者に依頼してエアコンクリーニングをしてもらうこともあるでしょう。
お金も時間もかかりますね。
しかし全館空調は、掃除の手間がエアコンよりもはるかに楽です。
電気代だけでなく、他のことにもメリットが大きいと思いませんか。
近年、家の断熱化が推進されているのは、WHO(世界保健機関)でも、室内温度を18度前後にキープすることが望ましいと提唱したからです。
WHOの提唱を受け、国内でも国土省が「健康に暮らすためのあたたか住まいガイド」にまとめ、温度の大切さを伝えています。
どうしても電気代という目の前のことにとらわれがちですが、健康を守る住まいにするためには、全館空調は欠かせないのではないでしょうか。
部屋ごとに1台ずつエアコンを取り付けて稼働させれば、電気代はもっと頭を抱える金額になるかもしれません。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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