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2023/06/25
インテリアとしてもおしゃれで、暖房器具としても、エコで優秀な薪ストーブのある暮らしは、とても素敵ですね。後付けすることもできますが、やはり新築で建てるときに設置する方がおすすめです。
ですが、設置前に、設置して後悔しないかどうか冷静に考えることも大切です。
今回は、薪ストーブで後悔しないために、薪ストーブに後悔しやすい理由や、対策方法をお伝えします。
コラムのポイント
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これから薪ストーブを設置しようと考えているときに、「後悔するのかどうか」冷静に考えることは大切です。
実際に「薪ストーブにしてよかった」と感じている方もいれば、「薪ストーブにするのではなかった」と感じる方もいるようです。
「薪ストーブにしてよかった」と感じている方は、薪ストーブのある生活に馴染み、溶け込んでいることがうかがえます。心もからだもあたたかな生活を送れているようです。
一方で後悔してしまう方は、理想と現実の差が大きかったからと言えそうです。その理想と現実の差を感じやすい点を挙げてみましょう。
薪ストーブで一冬を越すのに必要な薪の量は、一般家庭で約2トンと言われています。
単位がキロではなく、トンになるため、衝撃を受ける方も多いでしょう。
約2トンもの薪を調達し、家で保管しなければなりません。しかも、冬に薪を使用しながら補充していくのではなく、薪ストーブを使用しないシーズンに準備をしておかなければいけません。
量と準備をしなければいけない大変さやプレッシャーを負担に感じてしまうと、やはり薪ストーブにしなければ・・と思ってしまうのです。
薪ストーブはえんとつを必要とする暖房器具ですが、薪ストーブ本体を掃除することができたとしても、なかなかえんとつまで掃除することができません。
プロの手を借りるしか方法がありません。つまり、メンテナンス・お手入れのためには、1年1回はメンテナンス費用がかかるのです。
エアコンやストーブの場合、自分でフィルター清掃などでき、プロの手まで借りることが少ないため、毎年の費用が心理的に負担に感じてしまうのです。
薪ストーブは、えんとつを通じて煙が排出されます。時には近隣の方に迷惑になっているのではないか、もしくは迷惑だとクレームが入るのかもしれません。
煙のことを考えて、薪ストーブを使わないようになってしまうと、宝のもちぐされですし、設置費用がもったいなかったと後悔してしまいます。
薪ストーブは、遠赤外線効果によって体を芯からあたためてくれますが、部屋全体をあたためてくれるまで、エアコンやストーブに比べて時間がかかってしまいます。
特に朝イチの一番寒い時間に、薪を入れるところから始めなければならず、あたたまった頃には、出勤時間となってしまい、歯がゆい思いをしてしまいます。
薪ストーブは、えんとつが必要ですから、一度設置すると移動することが難しいです。
薪ストーブの特性上、温められた熱は放射線状に広がります。
もっとも効率よく部屋を温める場合、部屋の真ん中に設置することがベストですが、邪魔に感じてしまうこともありますし、お子様が小さい場合は、やけどの心配もしなければいけません。
ですから、多くのご家庭では、部屋の角もしくは壁際に設置します。その設置位置が、こっちの方にすればよかったと感じることもあるようです。
薪ストーブを後悔してしまう理由をいくつかご紹介しましたが、薪ストーブのある生活をしっかりとイメージだけでなく、現実として受け止め、行動していかなければなりません。
いわゆる「想定外」という事態にならないようにすることが、後悔しないための明確な方法です。
薪をどうやって調達するのか、薪が大きい場合は、自分でカットすること、薪の保管場所、保管場所から薪ストーブまでの動線、メンテナンスはどこに依頼するのか、費用はどのくらいか、を細かく考えておきましょう。
都市圏など薪の調達が難しい地域や、近隣との住宅の間隔が狭い住宅地では、薪ストーブのある生活は向いていません。
郊外で、ある程度、1軒1軒の距離がある住宅街であれば、煙のことを気にする必要はありません。
また、周辺に薪ストーブを取り扱っている業者が多い、住宅も薪ストーブを設置している場合が多い(煙突の有無で判断できます)のであれば、薪ストーブのある生活に十分に向いている証拠です。
おすすめは山梨県です
薪の入手、周辺の住環境など条件は揃っています
薪ストーブを設置するなら、土間、高断熱・高気密・全館空調など、薪ストーブを最大限に活かせる設備のある家づくりが適しています。
ですが、何が薪ストーブに適している家づくりなのか、分からないことも多いでしょう。
プロに頼ってください。新築のときに薪ストーブがある家を建てているかどうか事例をみれば、分かりますよ。
薪ストーブを使用する期間は冬ですが、冬以外、薪ストーブのオフシーズンの過ごし方が肝心です。
薪集めやメンテナンスを行う期間だからです。
特に薪集め・準備は冬を越せるかどうかの鍵を握ります。薪ストーブが多く利用されている地域では、薪が無料で集められる機会があります。常に情報をチェックしておきましょう。
また集めた薪も、薪として使える状態でない場合がほとんどです。ご自身でカットし、薪保管庫で自然乾燥さなければいけませんので、思っているより力仕事がありますよ。
薪ストーブを後悔しないためには、メリットだけではなく、どんなことで後悔することが多いのか、しっかりと比較し、考えることが大切です。
ただし、後悔する理由ばかりを見つめてしますと、本来の薪ストーブのよさも見失ってします可能性があります。ご自身がなぜ、薪ストーブにしようとしているのか、初心にかえることも忘れずに。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!