家づくりのご提案
施工事例
家づくりの豆知識
2023/07/27
薪ストーブはエコな暖房器具であるだけでなく、置いてあるだけでも暖かな佇まいが魅力的です。
また薪ストーブの中でゆらめく炎には、暖かさだけでなく、心も癒してくれます。
そんな魅力的な薪ストーブを家に置きたいですよね。
今回は、家用の薪ストーブの選び方と、オシャレな薪ストーブのある家の施工事例をご紹介します。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
薪ストーブは、木(薪)を使って暖がとれる暖房器具の一つであり、18世紀ごろから使われるようになったと考えられています。
さて薪ストーブは、木(薪)を燃料とするため、環境によく、サステナブルな暮らしをしたいと考えている方にピッタリです。
薪ストーブは、その佇まいだけで温かみのある優しい空間を演出し、オシャレに見せてくれます。せっかくですから家に薪ストーブを置きたいですよね。
薪ストーブは、素敵な暖房器具ですが、煙突を必要とします。
つまり、設置してしまうと動かすことができませんし、排出される煙が気になるかもしれません。
となると、家の立地や薪ストーブの設置場所は重要なポイントです。
特に家の立地においては、薪の調達が難しい地域や未収した住宅地では薪ストーブは向いていません。
代替として、暖炉型のファンヒーターを使用されることがいいかもしれません。
ただし、遠赤外線効果で体を芯から温めてくれる、本来の薪ストーブのよさはありませんので、あくまで雰囲気を楽しむといった形になるでしょう。
さて、薪ストーブを設置することを決めたら、どんな薪ストーブを設置したらよいのか、迷いますよね。
しかもホームセンターなどの量販店で簡単に購入できませんし、情報も少ないです。
だからこそ、専門店で探すしかありません。
薪ストーブを探すにあたり、知っておくことは、まず本体の材質です。家用の薪ストーブは主に2つです。
詳しくそれぞれの特徴をみてみましょう。
■鋳物(いもの)製薪ストーブ
蓄熱性が高く、細かいデザインのものあります。
一方で、温まるまで時間がかかってしまうことが難点で、すぐに部屋をあたためたい場合には、歯痒くかんじるかもしれません。
家用の薪ストーブの商品では、多くがこの鋳物製です。
■鋼板製薪ストーブ
鋼板を加工するため、気密性が優れています。
鋳型製に比べ早く暖まりますが、一方で火を消すと早く冷めてしまう面があります。
薪ストーブでは、熱が放射状に広がる輻射(ふくしゃ)式と暖かい空気と冷たい空気が対流して部屋を暖める対流式があります。
輻射(ふくしゃ)式は、人やモノを直接的に暖めてくれるため、遠赤外線効果が非常に高く、主流です。
一方で対流式は、空気を循環させて暖めるため、部屋全体を均一に暖めてくれます。
まれに、輻射式と対流式を組み合わさったハイブリッドな輻射対流式もあります。
エアコンやファンヒーターなどの空調系の家電製品では、部屋の面積によって、選ぶ商品を変えますよね。
薪ストーブも同様です。選ぶ商品の説明を読めば、分かるかと思いますので、薪ストーブも部屋の面積に合わせて、選ぶ商品を変えることを念頭に置いておけばいいかと思います。
薪ストーブを使用する際、薪を購入しますが、きちんとカットされたものを購入するとは限りません。
自宅で適切な大きさにカットする機会の方が多いかと思います。
だからこそ、あまり小さな薪しか入れることができない場合は、手間が増えますので、40cm前後の薪が入るタイプのものを基準に選ぶといいでしょう。
何より気になるのは、薪ストーブを置いている家の雰囲気ではないでしょうか。
薪ストーブが設置された位置も合わせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
明るい印象の壁紙の中に、自然のあたたかみが感じられる様々なインテリアの中に設置された薪ストーブ。
シックな印象を与える薪ストーブですが、リビングの中に見事に溶け込んで、素敵です。
薪ストーブの設置場所はリビングの窓側中央で、リビングダイニング全体が暖まる配置です。
広い土間スペースの中に薪ストーブが設置されています。土間との見事なマッチングです。
淡いベージュの壁にふすまなど所々に見える和の雰囲気は、今人気の和モダンテイストで、素敵なお部屋になっていますよ。
薪ストーブが設置された場所は、リビングにつづく土間の中央です。
窓側に設置されていることで、行動動線を邪魔していないだけでなく、外につづく扉にきちんと繋がっていて、薪を搬入しやすいように動線が確保されています。
音楽を楽しむご家庭のリビングです。ピアノ×ソファ×薪ストーブの位置の三角形が絶妙な配置だと思いませんか。
ピアノの音色を、暖かな炎がゆらめく中で、しっとりと聴く贅沢な時間が容易に想像できますね。
今回は、部屋の角に設置されている薪ストーブですが、部屋を全体に暖めてくれそうです。
天井や床からたっぷりと自然素材が使用されている、木のあたたかみが感じられるリビングです。
薪ストーブも薪(木)を燃料とする暖房機器であり、自然をそのまま感じられるものですから、やはり同じ自然のものである木に囲まれた空間に馴染むことは、もはや当然といえます。
今回の薪ストーブの設置場所は、ダイニングの奥に設けられた土間の中央付近です。薪ストーブの存在感が強く感じられます。
土間とリビングがつづいている人気上昇中の土間リビングです。
薪ストーブが休んでいる目の前にあるのではなく、横に配置されています。部屋の角から奥につづくウッドデッキがあるため、奥行きがあり、部屋の中央に薪ストーブが置かれているように見えますね。
薪ストーブが暖房器具として活躍する期間は、1年の中でそれほど長いわけではありませんが、リビングに1台置かれているだけで、おしゃれなインテリアとして、シーズンに関わらず活躍してれます。
薪ストーブを家に設置することの難しさは、家の立地含めいくつかの条件を満たさなければ、設置しても活用ができなくなってしまうことです。
煙突が設置されること、煙が出てしまうこと、さらに燃料である薪の調達の難しさがありますが、条件を満たす場所は、山梨県北杜市をはじめ、森林が多い田舎にあります。
田舎で暮らしたい、自然の豊かな環境の中で暮らしたいと考えている方は、ぜひ薪ストーブのある心地よい家で暮らしてください。心豊かな生活がきっと待っています。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!