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家づくりの豆知識
2024/01/25
外と室内をつなぐウッドデッキや縁側は、リラックスや家族でのBBQなど、非常に気持ちの良い屋外スペースを提供します。
ただし、ウッドデッキや縁側の形態は屋外スペースでも様々で、どなたでも楽しむことができます。そのため、長期的に使用する機会があり、設置することがおすすめです。
今回はウッドデッキと縁側の違い、それぞれのメリット・デメリットに加えて、おしゃれで素敵なウッドデッキや縁側のある家をご紹介します。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
ウッドデッキも縁側もどちらも気持ちのよい屋外スペースです。ウッドデッキが洋風、縁側が和風ととらえてもいいと思いますが、構造や使い方に違いがあります。
ウッドデッキは、天然または人工の木材を使用し、時折タイルが利用されることもあります。
デッキは、デッキ用に基礎工事も行われるため独立した構造を持ち、リビングから庭に延びる独自のスペースとして機能します。
縁側に比べ、広いスペースでつくられます。
そしてウッドデッキでの過ごし方は、屋外用の家具を用いてリラックスすることが一般的です。
縁側もウッドデッキと同じく、天然または人工の木材が一般的です。
しかし、縁側は家の一部と見なされ、内縁と外縁(濡れ縁)があります。
室内の余剰空間を有効活用するために、廊下のように室内に設けられることもあります。
そして縁側での過ごし方は、腰掛けてリラックスすることが一般的です。
ウッドデッキも縁側も心地よい空間であることは間違いありません。
またウッドデッキか縁側かどちらがいいかと考えた際、甲乙がつけ難いです。
そこで、ウッドデッキと縁側のそれぞれのメリット・デメリットを比較し、どちらがライフスタイルと合っているかという視点で比べることがおすすめです。
ウッドデッキは、様々な床材(木やタイルなど)を使用でき、家の外に設置されるため、新しい部屋やスペースとして、豪華な雰囲気を演出できます。
ウッドデッキは、家とは別のスペースとして、自由度が高いことが特徴です。
広さによっては、BBQ台やテーブルを置いて楽しむことができ、フェンスを設けることでプライバシーを保護し、安全対策を行うことも可能です。
また屋根の取り付けにより、日射量の調整や、屋内のような快適な空間にし、インナーデッキとしてをつくることもできます。
自治体によりますが、基本的にウッドデッキは固定資産税には含まれません。
含まれた場合でも大きな負担額にはなりませんが、注意が必要です。
また基礎工事が行われるため、デッキ下スペースはコンクリートなどで固められることが多いのですが、風で葉っぱがデッキ下に入って溜まってしまい、掃除をする際、掃除のしにくさを感じるかもしれません。
どちらも容易な対策ですが、対策をしているかどうかで、後の生活の負担を軽減できるでしょう。
デッキ設置を考える際には、これらのポイントにぜひ留意してください。
縁側は外のスペースに設けられていても、あくまで家の一部です。
縁側は、そのまま腰掛けられるラフさが特徴です。
また室内・室外問わず縁側は屋根の下に設けられるため、空間を上手に使っている賢さが感じられるかと思います。
縁側は軒下スペースに設けられるため、その幅は基本的に軒下までとなります。
幅を広くしたい場合は、屋根を大きくする必要があります。
また、縁側にBBQ台を置くには幅が足りないかもしれません。
そのため、庭でBBQセットを行い、食事の際に縁側を椅子代わりに活用するスタイルが一般的です。
ただし、ウッドデッキの場合でも床を保護するために庭など別の場所でBBQ台をセットして楽しむことがあり、この点では縁側と変わらないこともあります。
これらのデメリットに対する工夫や代替策を考えることで、縁側の利用をより快適にすることができます。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介しましたが、屋外スペースを設けることの共通したメリット・デメリットも考えてみましょう。
これらのメリットは、屋外スペースが提供する魅力的な要素であり、特に「省エネ」の側面は意外かもしれません。
屋根の大きさや角度が日射量の調整に重要であり、これが結果的にエアコンなどの使用エネルギーを抑える一助となります。
日射量が減ることで窓からの熱の出入りを抑え、空調の使用エネルギーを最小限に抑えることが期待されます。
近年では省エネ適合基準が設けられ、断熱性能の向上も重視されていますが、自然の力を上手に活用することは快適な生活に不可欠です。
ウッドデッキや縁側は、外の空間であるため、雨風にさらされることから劣化が避けられませんので、定期的なメンテナンスや掃除が必要です。
また、屋外スペースとはいえ、これらを敷地内に設けることで、居室スペースが減少する可能性があります。
設計段階からこの点を留意し、居室スペースとのバランスを取ることが重要です。
メリット・デメリットを踏まえ、ご自身の家に反映させるには、事例を見てイメージを掴むことが早道ですよね。
ウッドデッキ・縁側の施工事例は多くありますが、心地よさやこだわりが溢れ出ている事例を厳選しました。
各事例の間取りポイントもお伝えしますので、お見逃しなく。
耐久性・耐腐朽性に優れたウッドデッキ材である「アイアンウッド」を採用しました。
材質にこだわることで、メンテナンスを最小限に抑えることができています。
また縁側のように設けることで、気軽に腰掛けてくつろぐことができます。
<間取りポイント>
家の裏側全体に続く広いウッドデッキにすることで、くつろぎやすく、体いっぱいに自然を感じられる環境を整えました。
目の前にはドッグランを設けています。ワンちゃんが元気に遊んでいる姿をデッキで見守ることができます。
<間取りポイント>
木ではなく、「タイル」を使用することで、より「庭」に近い雰囲気を演出しました。
またデッキ部分を凹凸デザインを採用することで、ドッグランとの一体感が感じられます。
▶︎その他間取りの詳細は【ダイニングに集う住まい (長期優良住宅)】へ
DIYで設けられたデッキスペースです。
すまい手が手を加えて楽しむこともまた一興ですよね。
DIYの楽しさを残すことも設計時に対応できます。
<間取りポイント>
DIYのウッドデッキを完成させることが設計時に伺っていましたので、デッキ上部分の屋根が折り曲がる屋根を採用しました。
最後に、ウッドデッキ・縁側のある家を設計する際のポイントをお伝えします。
ウッドデッキに屋根を設ける必要はありませんが、後付けでテラス屋根を追加することが一般的です。
将来的な利便性を考え、新築時に屋根を設けておくことがおすすめです。
パッシブデザインは、自然の力を最大限に活用して生活できるようにデザインする概念です。
風の流れや日射の角度などを綿密に計算し、家づくりに反映させます。
ウッドデッキや縁側の屋根の構造計算も容易にでき、屋外や室内で快適に過ごすための環境を整えることができます。
家を建てる際には、家の中でも外の気分を楽しむことのできるウッドデッキ・縁側を設けることがおすすめです。
特に自然の多い環境では、ウッドデッキや縁側のスペースが最適な家づくりになります。
ただし、冷静に考え、ウッドデッキ・縁側で過ごす機会があまりなさそうであれば、他の設備や間取りなどに注力することも一考です。
弊社ではお客様のライフスタイルやご希望に合わせて最適なプランをご提案します。どんな些細な疑問や相談でもお気軽にご連絡ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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