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家づくりの豆知識
2024/02/24
住宅で、屋根のデザインが特徴がある「片流れ屋根」は、シンプルながらも印象的な外観を演出し、とてもおしゃれです。
メリットが数多くあり、魅力的ですが、デメリットもありますし、他の屋根との違いも検討した上で屋根のデザインを決めることが、大切です。
また屋根の色・壁の色によっても外観の印象は大きく異なります。シンプルモダンやかわいらしいテイストやナチュラルテイストまでチェックしましょう。
コラムのポイント
片流れ屋根とは、一方向にのみ傾斜がある屋根のことを指します。
早速、片流れ屋根のメリットを3つご紹介します。
一つずつお話しします。
片流れ屋根は人気が高まっている屋根の種類ですが、一般的に多い屋根は、切妻屋根(三角屋根)です。
その中で、「片流れ屋根」はデザインとして特徴がありますし、おしゃれで魅力的です。
片流れ屋根の傾斜角度は、住宅により様々ですが、頂点となる場所の下部分は、大きな空間ができます。
吹き抜けやロフト・子供部屋や寝室など大きな空間を活用した間取りを採用することができます。
それぞれの事例をご紹介します。
【吹き抜け】
すっと縦に広がる空間をいかし、見せる収納にも圧迫感を感じません。
【ロフト】
ロフトは建築基準法上では「物置スペース」であり、収納に活用できますが、秘密基地のように、小さな部屋にすることで、お子様のワクワク感を刺激し、大人も童心に返り、たまらない空間になります。
【子供部屋】
(ご紹介した事例は片流れ屋根のお家ではありませんが、片流れ屋根での対応が可能です)
平屋のコンパクトなお家ですが、余剰スペースをうまく活用することで、子供部屋を設けることができました。
【寝室】
(ご紹介した事例は片流れ屋根のお家ではありませんが、片流れ屋根での対応が可能です)
見える梁とおしゃれな壁紙が印象的なお部屋です。
傾斜によって生まれる天井の高さを活用することで事例のような間取りができます。
片流れ屋根の構造は非常にシンプルです。シンプルな構造ゆえに建築費用を抑えることが可能です。
また太陽光パネルを設置することも適しており、災害対策や光熱費を最小限に抑えられ、心身ともに快適な家を建てられます。
片流れ屋根のデメリットもありますが、対策が可能なことばかりです。対策方法も含めてお伝えします。
デメリットは以下の通りです。
片流れ屋根では、外壁の劣化や雨漏りのリスクが他の屋根に比べて高くなります。
しかし、対策を施すことでこの問題を解決できます。
【対策】
⚫︎屋根の頂上の部分にを、水を通さないように透湿ルーフィングなどの資材を使用する
⚫︎軒を設ける
透湿ルーフィングは、水を通さない資材です。
また軒を設けることで雨水の流れを誘導し、雨漏りのリスクを軽減できます。
これらの対策を実施することで、外壁の劣化や雨漏りのリスクを軽減できます。
空気の循環がよくないと、湿気がたまりやすいです。
【対策】
⚫︎開けられる窓を設置
⚫︎換気口を多く設置
片流れ屋根では、空気を換気する換気口が1ヶ所しか設けられない場合があります。
他の屋根の場合は、2ヶ所以上設けられるため、湿気がたまりにくい構造です。
ですが、設置するだけでなく、換気させることを忘れないようにしてくださいね。
屋根の種類は、いろいろあります。
今回は一般的に多い屋根、切妻(三角)屋根と寄棟屋根と比較します。
切妻(三角)屋根は、名前の通り、三角形の形をした屋根、シンプルな構造です。
シンプルな家からかわいらしい家まで様々なテイストの外観と相性がいいのが特徴です。
また寄棟屋根は、4方向に向かって傾斜面のある屋根です。
デザイン性が高い屋根ですが、その分構造が複雑で費用が高くなりがちで、なおかつ工期も長くなることが多いです。
一般的には切妻(三角)屋根や寄せ棟屋根がよく見られますが、片流れ屋根はそのシンプルなデザインから人気があります。
ただし、まだ多く採用されているわけではありません。
周囲が切妻(三角)屋根や寄せ棟屋根の住宅である中で、片流れ屋根の家が建つと、そのデザインの独特さが際立ち、印象的です。
片流れのシンプルな形状が、建物全体に独特な雰囲気を与え、モダンでスタイリッシュな外観を演出します。
このように、片流れ屋根はシンプルながらもデザイン性が高く、周囲の住宅とは一線を画した魅力的な外観を実現します。
片流れ屋根の家は、シンプルな構造であるため、建築費用を抑えられるメリットがあります。
そのため、トータルコストも他の屋根の家に比べて魅力的な価格で実現できることが期待されます。
ただし、トータルコストが魅力的であるかどうかは、単に屋根の形状だけではなく、キッチンやその他の設備など、他の要素にも依存します。
キッチンのグレードなど、他の設備に費用をかける場合は、一概にコストが魅力的だとは言えません。
片流れ屋根に決めることはおしゃれな家を建てたい希望を叶えられますが、トータルコストや設備など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
自分のニーズや予算に合わせた最適な選択をするために、ぜひご相談ください。
「片流れ屋根」という屋根の形・種類が決まっても、色で様々なテイストが演出できます。イメージを固めるためにも事例をチェックしましょう。
屋根の色で黒系は定番かと思いますが、黒系の壁は、最近人気が高い壁の色ですね。
黒系×黒系の組み合わせは、まさにかっこよさとモダンな印象を彷彿とさせます。
▶︎その他の詳しい間取りは【ピットガレージのある家(長期優良住宅)】へ
片流れ屋根の事例では絵でしかご紹介できないので、片流れ屋根の雰囲気を残した屋根で、白い壁の家の事例でご紹介します。
かわいらしい雰囲気をぜひ感じてください。
白さが際立っていますが、どこかにほっこりとしたかわいらしさが感じられます。
白い壁は無垢なイメージがあるからこそ、かわいらしい印象を与えてくれます。
ご紹介したお家は三角屋根のお家ですが、グレーの屋根のイメージを掴んでいただくために選びました。
グレーの屋根は、シンプルさが際立つと洗練された雰囲気になりますね。
黒系の片流れ屋根に、濃い茶系の壁との組み合わせです。
第一印象が屋根より壁になってしまうかもしれませんが、家だけじゃなく、周りの自然に溶け込んだ雰囲気の外観がおしゃれです。
▶︎その他の詳しい間取りは【小川のほとりに佇む平屋・別荘】へ
ちょっとした対策でデメリットをカバーできる片流れ屋根は、コストを考えると魅力的な屋根です。
また事例でご紹介したように、様々なテイストの家の外観にマッチし、採用しやすい屋根です。
ただし、外観や屋根ばかりを考えてしまうと、内装を考える際に考えがまとまらなくなるかもしれません。
何より全体のトータルバランスが大切です。
そのためプロの手を大いに借りながら、理想の住まいを実現させてください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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