家づくりのご提案
施工事例
家づくりの豆知識
2024/03/21
近年、テレワークや在宅ワークが増える中、自宅での仕事環境がますます重要となっています。
生活が変化する中で、快適で生産的なワークスペースを整えることは、仕事の質や効率に大きな影響を与えます。
そこで今回の記事では、自宅にワークスペースをつくる際に注目すべきポイントや、揃えておきたいアイテム、そして実際のレイアウトやおしゃれで仕事がしやすいワークスペースの事例についてご紹介します。
快適でおしゃれな、仕事がはかどるワークスペースをつくるためのアイデアやヒントをぜひ参考にして、ご自分にぴったりのワークスペースを実現してください。
コラムのポイント
自宅にワークスペースをつくる場合、メリット・デメリットが様々あります。
仕事がはかどるワークスペースづくりにも役立ちますので、ぜひご覧ください。
仕事の効率・生産性が上がる
自宅に専用のワークスペースを持つことで、資料や仕事道具をまとめて管理することができますし、WEB会議の際も背景を気にすることなく臨めます。
自分好みの環境を整えることで、作業中の集中力を高め、モチベーションも上がり仕事の効率・生産性を上げられるでしょう。
オンとオフの切り替えがしやすい
自宅にワークスペースがあれば、仕事とプライベートの区別がしやすくなります。
ワークスペースから離れることで、仕事のストレスをリセットし、リフレッシュすることができます。
家族の気遣いを減らしながら仕事への理解・協力がえられやすい
ワークスペース内にいると、家族が仕事中であると理解してくれるため、配慮してくれることが期待できます。
特にWEB会議や来客時は、家族が静かにしているように配慮してくれると、仕事がはかどります。
しかし、これが毎日のように続くと、家族も疲れてしまうかもしれません。
そこで、きちんとワークスペース内で対策を講じれば、家族も仕事への理解と協力が得られやすくなります。
自宅にワークスペースをつくることは自宅で仕事をする人だけでなく、家族にとっても有益な選択肢と言えるでしょう。
自宅にワークスペースを設けることにはいくつかのデメリットも考えられます。
ワークスペースが他の間取りを圧迫してしまう
ワークスペースを設けることで、他の部屋のスペースが狭く感じられる場合があります。
資料整理などが煩雑になる
自宅で仕事をすると、資料や書類の整理がひとまとめに重ねて煩雑になりやすいです。
限られたスペースで作業を行うため、作業が進まない場合があります。
常に仕事が気になる
自宅にワークスペースがあると、常に仕事のことが頭にあり、リラックスすることが難しくなるかもしれません。
仕事とプライベートの境界が曖昧になることがあります。
これらのデメリットを考慮して、自宅でのワークスペースを設けるかどうかを検討することが重要です。
さてテレワークや在宅ワークでは、通勤時間が省かれるため、家事やお子様の送迎など、時間に融通がききやすくなります。
この柔軟性を活かし、仕事をより効率的に進めるためには、適切なワークスペースの設置が欠かせません。
次に、仕事がはかどるワークスペースを実現するために、適した場所や間取りについて考えていきましょう。
自宅で仕事をする際には、まずどこにワークスペースを設けるかが重要です。
それぞれの場所には、メリットや注意点がありますので、自身の生活や仕事のスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
自宅での仕事を効率的に行うために、比較してみてください。
広いリビングの一角にワークスペースを設けることは、家の間取りの中で最も広い部分を活用するため、スペースを取りやすいという利点があります。
また、個室を設ける場合に比べて間取りに与える影響が少ないため、無駄がありません。
ワークスペースとの間に仕切りを設ければ、半個室化が可能になり、作業に集中しやすくなります。
同時に、リビングの様子を見ながら仕事を進めることができ、家族とのコミュニケーションも取りやすい環境を維持できます。
リビングにワークスペースを設けることで、仕事と家庭の両方をバランスよく行うことができるでしょう。
寝室にワークスペースを設けることは、主寝室もリビングに次いで広い面積が取られやすい場所であるため、そのスペースを有効活用することができます。
また、リビングから離れているため、リビングにいる家族にも音に対する配慮が少なくなり、静かに仕事を進められます。
プライバシーも確保しやすく、集中して作業に取り組むことができるでしょう。
一方で、来客がある際には別途場所を設ける必要があり、資料を運ぶなどの手間がかかる場合がありますので、留意してくださいね。
個室(書斎)は、扉一枚で居住スペースと隔てることができ、”オフィス化”しやすく、オンオフの切り替えが容易です。
また、仕事に集中できる環境のため、ワークスペースとして非常に効果的です。
4畳〜6畳程度のサイズであれば、来客時にもその場所で対応できるでしょう。
一方で、個室(書斎)を設けることで、他の部屋のスペースが取られます。
例えば、個室の代わりに、主寝室を広く取ることや、子供部屋を増せる可能性があります。
そのため個室を設ける際は、その他の間取りにも影響を与えることを念頭に置いておいてください。
階段下やクローゼット、押入れ、廊下といったスペースは、限られたスペースを有効活用する点で優れています。
家の中であまり使われていない場所を利用することで、ワークスペースを設けることができます。
しかし、広いスペースが取れないため、作業が制限されることがあります。
他にも、WEB会議の際には、会話がもれやすく、雑音が入りやすいという問題も起こるでしょう。ワークスペースとして利用する際は、何ができ、何ができないか作用内容の見極めも必要です。
ワークスペースは1畳あれば基本的な作業は行えますが、必要なアイテムを揃えたり、来客を対応したりする場合には1畳だと手狭に感じることがあります。
少なくとも2畳以上の広さがあると、より快適に作業を行うことができるでしょう。
ワークスペースの場所が確保できたら、必要な備品やアイテムを揃えていきましょう。
専用のアイテムを準備することで、整理整頓がしやすくなり、仕事のモチベーションアップにもつながります。
机は単にノートPCやデスクトップを置く場所として考えるのではなく、サブモニターや必要な資料を並べて作業するスペースとしても考えるべきです。
そのため、横に長いデスクがおすすめです。また、長時間の作業でも疲れにくいように設計されたオフィスチェアが適しています。
今、家にあるものを使用するよりも、専用のデスクと椅子を揃えることで、仕事がよりはかどることが期待できます。
効率的なワークスペースを構築するために、専用のアイテムを検討しましょう。
ワークスペースを設けると、途中で作業を中断することがあるため、資料が出しっぱなしになりやすくなります。
また、必要なものが徐々に増えていくことも考えられます。
余裕をもった収納スペースを確保することで、必要な資料やアイテムを整理し、作業効率を高めることができます。
また、スペースを無駄にすることがないように、デスクと収納を”造作家具”として備え付けることを検討してみてはいかがでしょうか。
壁に取り付けられることで、取り外しや移動ができませんが、スペースを有効活用するだけでなく、地震対策にも有効です。
ワークスペースとしてスペースや空間と一体化させた造作家具は、作業のシミュレーションを重ねて適した位置を模索しましょう。
自分の作業スタイルや好みに合わせて、ワークスペースを最適化することが重要です。
また、DIYでワークスペースをつくり上げる過程は、自分なりのアイデアや創造性を活かして楽しむことができます。
自分の手でワークスペースをカスタマイズすることで、より満足度の高い仕事環境を手に入れることができるでしょう。
照明は目の疲れを軽減するだけでなく、仕事に集中しやすくするための重要なアイテムです。
厚生労働省が労働環境のガイドラインでは、室内の照明は、作業に支障がない程度であることが重要ですし、机上の照明には300ルクス以上の明るさが推奨されています。
適切な照明を用いることで、仕事効率を高めることができます。
仕事を効率的に進めるためには、さまざまなガジェットが必要になります。
情報端末系では、iPadやタブレット、サブモニターなどが役立ちます。
また、周辺機器としては、ヘッドホンやキーボード、マウス、充電器、モバイルバッテリー、ケーブルなどが挙げられます。
これらのアイテムは、机やチェアのように”専用のもの”があるだけで、使い心地や快適性が大きく異なります。
ガジェットは、”あったらいいな”というよりも、”あると全然違う”アイテムですので、ワークスペースをつくる際にはぜひ準備しておきましょう。
ワークスペースに必要なアイテムがほぼ揃ったら、仕事がしやすく、すぐに使えて片付けられるようなレイアウトを考えることが重要です。
机の位置により、どれだけ集中できるか違いがあります。
これらのポイントを考慮しながら、ワークスペースの配置を決定しましょう。
机の位置に合わせてコンセントの位置を考えましょう。
せめて机上付近に1カ所、机の下(足元付近)に1カ所はほしいところです。
各箇所に複数のコンセント口があると、なお使いやすいでしょう。
机上付近にあれば、PCやガジェットの充電にケーブルが届きやすくなります。
また、足元であれば、スタンドライトなどの照明や空気清浄機や加湿器などの家電に適した位置です。
<個室の場合>
個室ではお好みのデザインテイストで統一することでモチベーションが高まります。
<リビングや寝室の一角の場合>
リビングや寝室にワークスペースを設ける場合は、インテリアとのバランスを考慮しましょう。
全体的な統一感が重要で、おしゃれなワークスペースになります。
ワークスペースのインテリアを考える際には、単にそのスペースだけでなく、家全体のテイストとのバランスも重要です。
このようなことで悩むことはよくありますが、設計時に担当者に相談することで、予算やインテリアを含めて理想のワークスペースを実現しやすくなります。
理想的なワークスペースを実現するためには、他の人の事例を見てイメージを固めることが非常に有益です。厳選した4つ事例をご紹介します。
平屋のコンパクトなお家ですが、玄関をあけたらひとづつきに感じられる間取りとなっています。
そしてワークスペースは土間を活用しています。
居住スペースと区別がつきやすく上に、カスタマイズしやすく、後からでも手を加えやすい可変性があります。
デスクの後ろに簡単なパーテーションを設けられ、 WEB会議の際にプライバシーを守る工夫もされています。
また、収納は机の近くに設けられ、仕事がしやすい環境が整えられています。
このお家では、居住スペースとワークスペースの区別が明確ですが、家全体のテイストやインテリアは統一感があり、おしゃれです。
アイアン製の家具の無骨な部分が、全体の雰囲気にかっこよさを加えています。
間取りの無駄のなくし、家事室と兼用することでワークスペースを確保しています。
収納スペースをきちんと確保することで、家のモノと仕事のモノが混同しないように工夫しました。
また大きく壁面を有効活用することで、必要なものがすぐに確認できるところも見逃せません。
リビング学習は、おうちでの学習方法として推奨されています。
キッチン横に設けることで、お子様にとって安心感が生まれます。
また、高さがあるため、収納棚を設けられた上に、さらに作業に集中しやすい環境が整えられました。
リビング学習は一生続けるわけではありませんが、その後は大人の作業スペースとして使われることが決まっています。
ワークスペースをきちんと整えることで、長く使えるスペースとして無駄がありません。
▶︎その他の詳しい間取りは【寒冷地の平屋(長期優良住宅)】へ
この事例では、1階を居住スペースに、2階をワークスペースに設けました。
平屋が人気の理由と同様に、1階部分だけで十分に快適に暮らすことができます。
2階をワークスペースとして使うことで、より仕事に集中しやすく、メリハリもつけやすくなります。
また、1階で過ごすご家族も、音に対して過剰に敏感になる必要がないため、お互いに心地よく暮らすことができます。
▶︎その他の詳しい間取りは【森林浴・外気浴ができる住まい(2拠点住宅・長期優良住宅)】へ
自宅での仕事を効率的に行うためには、適切なワークスペースを確保することが不可欠です。
ただ単にスペースをつくるだけではなく、その場所や配置、設備についても慎重に考えることが重要です。
机の位置やコンセントの配置など細かな要素を考慮することで、仕事がスムーズに進み、快適な環境が整います。
さらに、仕事のモチベーションを高めるためには、ワークスペースのデザインやインテリアにもこだわりを持つことが大切です。
おしゃれで心地よい空間を作り出すことで、仕事に対するやる気や集中力も向上するでしょう。
自宅での仕事をより充実したものにするために、これらの要素をしっかりと考慮しましょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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