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施工事例
家づくりの豆知識
2024/05/15
新築の間取りを考える際、多くの方が悩むポイントの一つが洗面所のレイアウトです。
毎日の身支度や家事で頻繁に使う場所だからこそ、使い勝手の良さや快適性、さらにはおしゃれなデザインにもこだわりたいものです。
このコラムでは、洗面所をデザインする際に考慮すべき重要なポイントについて解説します。
間取りや洗面所内の快適性、機能性を最大限に考慮したレイアウトのアイデアも紹介しますので、新築の計画を進める上で、おしゃれで素敵な洗面所を実現するためのヒントを、このコラムから見つけていただければ幸いです。
コラムのポイント
洗面所は、毎日の生活で頻繁に使う場所です。
例えば、朝の身支度だけではなく、帰宅した際に手を洗ったり、洗濯物の予洗いの際にも使ったり、お風呂上がりのお手入れの際と使用頻度は非常に多いですよね。
洗面所は使い勝手や収納力、家事効率を考慮したレイアウトが重要ですので、まずは洗面所の間取りやレイアウトについての基本的な考え方を紹介します。
洗面所と脱衣所を一つの間取りにする『洗面脱衣所』は、一般的なレイアウトとなる考え方です。
お風呂場にもつながり、新築の間取りをコンパクトにまとめられるため、リビングなどのスペースを広く取ることができます。
ただし、間取り・レイアウトは場合によっては家事効率が悪くなることもありますが、最近では、家事を効率よく行うために動線を短くする「家事楽動線」が重視されています。
そのため、キッチンも含めて水回りを一か所に集めた「回遊動線」の間取りが人気ですし、洗面所と脱衣所をワンセットとした洗面脱衣所を採用する場合は、「回遊動線」と合わせて考えることがおすすめです。
洗面所・脱衣所と独立させることは、近年増えてきている考え方で、それぞれの使い勝手の良さとプライバシーの確保に優れています。
例えば、家族が入浴中でも他の人が気兼ねなく洗面所を使用できるため、特に朝の忙しい時間帯に便利です。
また、独立した洗面所は湿気がこもりにくく清潔に保ちやすいという利点もありますよ。
さらに、脱衣所を洗濯機置き場としても利用できるため、洗濯物の管理が楽になるでしょう。
この考え方を活用した間取りが、ランドリールームです。
脱衣所に衣類の収納スペースを設けることで、洗濯から畳んで収納するまでの工程を効率化でき、「洗濯」という家事の時短も見込めます。
また上の事例のように、ランドリールーム(家事室)をワークスペースと兼用することも可能です。
洗面所と脱衣所を一体化した洗面脱衣所や、それぞれを独立させた間取りに加え、もう一つ洗面所(台)を設ける考え方もあります。
第二洗面所(台)を設けることは、特に家族が多い家庭や来客が多いご家庭に向いています。
例えば、朝、家族全員が同時に支度をする場合、洗面台が一つではどうしても混雑してしまいますが、第二洗面所(台)があることでスムーズに準備を進めることができるでしょう。
また、玄関近くに第二洗面所(台)を設ければ、帰宅時の手洗いがすぐにでき、花粉やウイルス対策に効果的ですし、来客の際にはプライベートスペースとは別に洗面台を設けているため、お互いにストレスなく快適に使えます。
第二洗面所(台)を設けるためにスペースが必要になりますが、異なる用途に合わせたスペースを確保することで、日常生活の利便性が格段に高まります。
どのレイアウトを選ぶにしても、適切な収納計画を立てることが重要です。
収納計画は、洗面所内だけでなく、新築全体で計画すべきポイントですので、総合的に考えます。
まずは洗面所内での収納計画を立てましょう。
コンパクトなスペースに効率よく収納を配置する工夫が必要です。
収納棚やキャビネットを活用し、タオルや洗剤などの必要なアイテムを整理整頓できるようにします。
また見せる収納と隠す収納を上手く使いましょう。
生活感をあまり出したくない場合は、隠す収納が向いていますが、タオルなどパッと取れるようにしたい場合は、見せる収納がおすすめです。
それぞれのスペースに十分な収納を設けることで、使い勝手がさらに向上します。
洗面所には洗面用具や掃除用具、脱衣所には洗濯物や衣類の収納スペースを確保し、機能的な空間を作り出します。
周囲に必要な収納を計画することが重要です。
洗面台周りに収納棚や引き出しを設置し、日常使うアイテムをすっきりと整理できるようにします。
例えば、ハンドソープやうがい薬など、第一洗面台・第二洗面台それぞれにストックを置くことで、わざわざ別の場所にストックを取りに行くプチストレスを軽減できるでしょう。
どの間取り・レイアウトも選ぶことが難しいと思いますので、ぜひプロにご相談ください。予算も合わせたプランをご提案します。
収納や洗濯機の置き場などを含めた洗面所内のレイアウトで、機能的で快適性のあるおしゃれな洗面スペースをご紹介します。
お風呂、脱衣所、洗面所をコンパクトにまとめた間取りです。
洗面台は、鏡の裏側と台の下に収納スペースがあり、洗面で必要なアイテムをすべて整理できます。
お風呂の入り口横には大きな収納棚を設置し、タオルや衣類などを収納可能ですよ。
全体的に木を多用し、間接照明を使用することで木の温かみをたっぷりと感じられるナチュラルテイストにまとめられ、非常におしゃれで、機能性も兼ね備えたデザインです。
先ほどの事例の洗面台と似たデザインですが、床と壁の色・デザインが明るく、雰囲気が違いますよね。
次に洗面台と洗濯機の位置に注目してください。
L字型にレイアウトされ、間にキッチンにつながる扉があります。
料理をしながら洗濯と家事を同時並行できますし、朝の身支度ができるスペースもしっかりと確保されているため、朝の混雑も解消できたレイアウトとなっています。
さらに、こちらのお家には第二洗面所(台)も設けられています。
帰宅時にはすぐに手洗いができ、ウィルス対策もバッチリです。おしゃれな洗面ボールもすてきですよね。
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シャンデリアのような照明に照らされた、丸いミラーとコンパクトな洗面台。洗面ボウルの周りには置物が並び、まるでホテルのようなインテリアにまとめられています。
しかし、洗面ボウルの下にはしっかりと収納スペースが確保されており、機能性と快適性も整えられています。
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お風呂の前ではなく、トイレ前に大きな独立洗面所を設けた事例です。ホテルや商業施設のように、独立洗面所がパウダールームの役割を果たしています。
洗面ボウルの下には、扉のある収納スペースとオープンスペースの両方が設けられています。
お化粧時などに意外と小さなゴミが出ますが、オープンスペースにゴミ箱を設置することで、すぐにゴミを捨てられ、洗面所の清潔さをキープでき、いつでも気持ちの良い洗面所となっています。
大きな玄関には、室内に入る前に手が洗えるように設計しています。
手を洗ってから靴をぬぎ、室内に入れることで、行動動線に無駄がありません。
ほどよい大きさの収納スペースも設けられていますので、収納計画もバッチリです。
メインの洗面所もご紹介します。
大きな洗面台と、大容量の壁面収納、床下収納があります。
たっぷりの収納スペースは、室内を清潔に保つ必須アイテムですし、家族全員の洗面用具やタオル、掃除用具、季節用品やストック品を収納する場所などをすっきりと収納できます。
こうした工夫により、日常の動線をスムーズにし、洗面所の機能性と美しさを両立させられますよ。
新築の洗面所は、デザイン性、収納力、そして機能性を兼ね備えた空間にすることで、毎日の生活がより快適になります。
収納スペースをしっかり確保し、必要なアイテムをすっきりと整理することで、いつでも清潔で使いやすい洗面所を実現できるでしょう。
ぜひプロのアドバイスも活用し、予算に合わせたおしゃれで、機能性・快適性も考えられた理想のお住まいを実現してください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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