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家づくりの豆知識
2024/07/16
勾配天井とは、屋根の形に合わせて室内の天井が斜めに傾斜している天井のことです。
一般的な平らな天井と異なり、天井が高くなることで、開放的なリビング空間を演出でき、おしゃれな住まいにピッタリで、注文住宅で人気が高いデザインです。
そこで今回は『勾配天井』のメリット・デメリット、デメリットを解消するための多様なアイデアや、実際に理想的なリビング・住まいを実現した事例をご紹介します。
コラムのポイント
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勾配天井は、屋根の形に合わせて室内の天井が斜めに傾斜しているデザインです。
天井の位置が高くなり梁が見えることが多いので、「梁見せ天井」と呼ばれたり、「屋根なりの天井」・「傾斜天井」ともいいます。
一方で、一般的な平らな天井は「平天井(水平天井)」と呼ばれています。
勾配天井のよさを最大限にいかすことで、非常におしゃれな部屋に仕上がります。
勾配天井と同じ、開放感のある空間演出ができる家づくりの方法として、『吹き抜け』をつくる場合もあります。
『吹き抜け』は1階から2階の部分を突き抜けて空間を一体化させる構造ですので、2階部分の床面積が小さくなります。
家を建てる上で、勾配天井が建築費用にどう影響を与えるのか、関心が高いことでしょう。
明確な費用はお伝えできませんが、「板張り」か「クロス」によって違いが生じます。
「板張り」であれば、やや材料費が高くなりますが、自然素材のあたたかみを感じられる空間になりますし、「クロス」であれば勾配天井のシンプルさが際立つ空間に適しています。
理想とする雰囲気に合わせてお選びください。
広々とした開放感を重視するなら吹き抜けが適していますが、空間を有効活用しつつデザイン性を追求するなら勾配天井が魅力的です。
「板張り」か「クロス」か、さらに「吹き抜け」か『勾配天井』を組み合わせて選ぶかは、住まいの設計や家族のライフスタイルによって異なりますので、お気軽にご相談ください
勾配天井は、デザイン性のある天井であり、お部屋をおしゃれな空間へと引き立ててくれます。
メリットを最大限にいかし、デメリットを解消する対策を講じておくことで、最高に快適な住まいを実現できます。
勾配天井のメリットは以下の通りです。
勾配天井は、寝室や子ども部屋、リビングとくつろぎを重要視するお部屋にピッタリです。
デメリットは以下の通りです。
デメリットだけを見ると、「勾配天井」は後悔するかもと思われるかもしれません。
ですが、対策方法はいくつもあります!!
長期優良住宅もZEH住宅もどちらも”高性能住宅”です。
一定の省エネ基準や断熱性能を満たした住宅でないと認められません。
しかし、”高性能住宅”であれば、自然と勾配天井のデメリットである家の性能問題を解決できてしまいます!
その上、長期優良住宅やZEH住宅であれば、建築費用で国の補助金を利用できたり、税の優遇を受けられたり、コスト面で恩恵がありますよ。
全館空調とは、1台のエアコンで家全体の空調をコントロールするシステムです。
家中の部屋にそれぞれエアコンを設置する場合と比べて、全館空調にはいくつかのメリットがあります。
一年を通じて快適な室温を維持しやすくなり、生活の質が向上します。
そのため、勾配天井のあるリビングでも、全館空調を採用することで、空間全体の温度を効率的に管理でき、より快適な住まいを実現できます。
パッシブデザインとは、機械に頼らず太陽の光や熱、風など自然エネルギーを最大限に活用する設計・デザインのことです。
例えば、昼間の日光をたっぷりと取り入れる設計にすることで、室内が明るくなり、照明の電気を使わずに済みます。
しかし、日が差し込みすぎると部屋が暑くなってしまうこともありますが、適度にひさしや屋根を設けることで、日射量を調節し、室内の明るさや暑さをコントロールできます。
このように、自然エネルギーを上手に活用することがパッシブデザインの特徴です。
パッシブデザインを取り入れることで、勾配天井のデメリットを解決し、自然素材と調和した快適でエネルギー効率の高い住まいを実現できるでしょう。
具体的なプラン、デザインについては、ご希望のテイストに合わせてご提案いたしますので、お気軽にお問合せください。
勾配天井は、どんなテイストにも合うため、リビングをよりおしゃれに仕上げることができます。
以下のポイントを押さえることで、勾配天井の魅力を最大限に引き出しましょう。
勾配天井に使用する素材によって、部屋の雰囲気が大きく変わります。
例えば、自然素材の木材を使用することで、温かみのあるナチュラルな空間を演出できます。
他にも白いクロスを使用すると、シンプルさや清潔感があり、どんなインテリアとも調和しやすいですよ。
高い天井を活かして、シャンデリアやペンダントライトなどのデザイン照明を取り入れると、空間にアクセントを加えられます。
また間接照明を使うことで、柔らかな光が広がり、リラックスできる雰囲気のお部屋づくりにピッタリです!
画像で使用している照明は、「ブラケットライト」という壁側から取り付けるライトです。
ブラケットライトは、ただお部屋を明るくするという機能性だけでなく、影を生み空間を一層おしゃれに演出できます。
勾配天井だからこそ、おしゃれなブラケットライトが選びやすいですよ。
大きな窓や天窓を設置し、自然光をたっぷりと取り入れることで、明るく開放的なリビングを実現できます。
例えば、天窓から入る光は、勾配天井の高い位置に拡散し、部屋全体を明るくします。
テラス窓だけでも部屋を明るくできますが、天窓も利用することでより明るく、おしゃれな雰囲気を演出してくれるでしょう。
勾配天井の色と壁の色を統一すると、空間に一体感が生まれます。
一方で壁の色と勾配天井の色を対照的なカラーを選ぶと、天井がより際立ち、デザイン性が高まるリビングにもできますよ。
他にも、自然素材と調和するアースカラーやパステルカラーを取り入れると、落ち着いた雰囲気を作れますのでおすすめです。
天井の高低差を活かして、高い位置に棚やデコレーションを配置することで、立体感のある空間を演出できます。
観葉植物やアート作品を取り入れて、個性的でおしゃれなリビングを作りましょう。
また、勾配天井は自然素材との相性もいいため、心地よいリビングで快適に過ごしていただけますので、おすすめです!
勾配天井は、リビングだけでなく、寝室や他の部屋にも取り入れることで、家全体に統一感と開放感をもたらします。
事例を通じて、勾配天井のデザインや使い方のアイデアを、理想の住まいづくりにぜひお役立てください。
平屋で勾配天井を採用した実例です。
平屋はコンパクトさが魅力ですが、平天井にすると閉塞感が出てしまいますが、勾配天井にすることで、開放感のあるリビングにできました。
また木の質感をいかした「板張り」にすることで、自然素材の質感、やわらかな雰囲気をたっぷりと感じられます。
2階建ての住まいのリビングで勾配天井を採用した実例です。
天井や壁は明るい雰囲気ですが、インテリアをシックなトーンのものを採用することで、おしゃれなリビングに仕上がっています。
板張り天井と白い壁のコントラストも、魅力的です!
>>その他詳細は【森林浴・外気浴ができる住まい(2拠点住宅・長期優良住宅)】へ
平屋でキッチン・ダイニング・リビングが一体化したレイアウトの実例です。
食事を楽しむダイニングを広々とさせるため、キッチンとダイニングの境目から勾配天井の構造を採用しています。
ダイニングがパッと広がる演出が、おしゃれですよね。
>>その他詳細は【ダイニングに集う住まい (長期優良住宅)】へ
リビングではなく、寝室で勾配天井を採用した実例です。
パステルカラーの壁に、自然素材の梁、白い天井との組み合わせがおしゃれです。
明るく差し込む陽の光で、気持ちいい目覚めを迎えられますよ!
クラシックヨーロッパの雰囲気を感じさせる寝室です。
ベッドとテレビだけ設けた個室ですが、勾配天井によって高さが生まれ、コンパクトさを感じさせないお部屋とすることができました。
個性的な窓のレイアウトもおしゃれな空間演出に一役買っています。
勾配天井は、リビングやダイニング、寝室などさまざまな空間に取り入れることで、開放感とデザイン性を高められます。
その魅力を最大限に引き出すためには、素材の選び方や照明の配置、カラーコーディネートなどの様々な工夫が重要です。
また、パッシブデザインや全館空調などを活用することで、勾配天井のデメリットを解消し、快適で省エネな住まいを実現できるでしょう。
あなたも、勾配天井を取り入れたおしゃれな住まいで、家族と共に心地よい生活を楽しんでみませんか?
勾配天井の魅力を最大限に活かした住まいづくりを、ぜひご検討ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!