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家づくりの豆知識
2024/12/11
効率的な家事動線を実現する間取りは、毎日の生活を快適にする重要なポイントです。
また、「洗濯」という家事を、ランドリールームで作業を1箇所に集約し、効率をぐっと高めることも可能です。
もちろんランドリールームをつくらない場合も、ラクにできる家事動線をつくれますよ!
今回はランドリールームあり・なしも含め、30坪から40坪の住宅に適した家事動線がラクになる間取りの設計ポイントをご紹介します。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
家事動線とは、料理や洗濯、掃除など、家事をする際に移動するルートのことです。
家事動線がスムーズであるほど、家事の負担が減り、効率的に作業が進められます。
住宅の間取りを考える際に、特に重要となるのが、「家事動線」ですので、一つずつ考えていきましょう。
料理動線は、キッチンで調理する際の動きやすさを考えた道筋であり、レイアウトに直結します。
例えば、冷蔵庫、シンク、コンロの3つを三角形に配置する「ワークトライアングル」を取り入れると、調理の無駄な移動を減らせ、効率的な動線になります。
また、調理台や収納スペースの配置も重要です。
使う頻度が高い道具や食材がすぐ手に取れる場所にあると、調理時間が短縮され、ストレスの少ないキッチン環境ができます。
さらに、パントリーをキッチン奥か横に隣接させると、収納を確保でき、いつでもスッキリとしたキッチンを保つのに役立ちます。
洗濯動線とは、洗濯機から物干し場、収納スペースまでの移動する動線のことです。
短い直線であれば、重い洗濯物を持ち運ぶ負担が減りますし、時短かつ効率的に洗濯が行えます。
また、収納スペースを物干し場の近くに設けることで、洗濯物を片付ける手間もスムーズになります。
洗濯動線が最短化できるランドリールームは、近年人気のある間取りです。
ただしスペースの関係上ランドリールームを設けないこともありますし、別のプランもご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
掃除動線は、道具を取り出し、各部屋の掃除機をかけたり、片付けたり、ゴミを出したりする際に通る経路を指します。
例えば、廊下やリビングの近くに掃除用具の収納スペースを設けると、すぐに取り出して掃除を始められます。
また、コンセントの位置や掃除機が通りやすい間取りも、掃除動線を快適にするポイントです。
家事をスムーズに行うためには、関連する他の動線も一緒に考えることが重要です。
家事動線と連携させ、毎日の生活がさらに快適になる2つの動線をご紹介します。
身支度動線とは、朝の準備や外出前の身支度ために通るルートです。
洗面所、クローゼット、玄関を短い移動距離で行き来できる配置にすることで、準備が効率的になります。
動線が重ならない工夫したりすることで、朝の混雑を防げます。
また、朝の準備は家事と並行して行うことが多いため、家事動線との関連を考慮した設計が重要です。
ガレージやパントリーと家の中をつなぐ動線は、日々の買い物や荷物の運搬をラクにするために重要です。
買い物袋を運ぶ際、ガレージからキッチンやパントリーへの距離が短いと負担が軽減されます。
玄関やガレージから荷物をそのままパントリーに収納できる動線を設計することで、家事全体がスムーズに進みます。
家事がスムーズに進む家をつくるには、動線設計が重要です。
特に、キッチンやランドリースペース、リビングなど、日常的によく使う空間の配置を工夫することで、家事の負担を大きく減らせます。
キッチンを中心に家事動線を考えることで、日々の負担を大幅に軽減できます。
さらに、ダイニングやリビングへの移動距離を短くすることで、食事の準備や片付けもスムーズになります。
キッチン・リビング・ダイニングが一体となったLDKなら、広々とした空間が実現でき、家事動線も短くなるためおすすめです。
また、対面キッチンにすることで、調理中もお子様を見守ったり、ご家族との会話を楽しめ、家事動線の効率性だけでなく、家族の絆を深める魅力的な住まいをつくれます。
リビング近くに、畳スペースや和室、ワークスペース兼用の家事スペース(多目的スペース)をつくると、お子様の宿題を見守りながらアイロンがけや片付けができます。
多目的スペースには、パソコンや文房具が置ける作業台を設けると便利です。
また、ご家族が使う共有収納もまとめると、日常的に物を探す手間が減り、片付けがしやすくなります。
家事しながら、ご家族とのコミュニケーションが自然に生まれるよう、多目的スペースは、開放的なデザインにするのもポイントです。
洗濯機から干す場所、収納までの流れを最短にすると、家事効率を一層高めることが可能です。
例えば、洗濯機の隣に物干しスペースを設けると、濡れた洗濯物を運ぶ手間が省けます。 また、収納棚をランドリールーム内に設置すれば、洗った後の衣類をすぐに片付けられます。
さらに、乾燥機やアイロン台を備えた多機能ランドリールームにすると、洗濯作業が一箇所で完結するためおすすめです。
床面積などの理由によりランドリールームをつくらない場合もありますが、工夫次第で快適な家事環境をつくれます。
例えば、洗濯機を脱衣所に設置し、そこからすぐに屋外やバルコニーの物干しスペース、サンルームに移動できる配置にすることで、移動距離を最小限に抑えることが可能です。
また、収納スペースを近くに設けると、洗濯物を片付ける手間が軽減できます。
家事動線を効率化させるる、水回りを一箇所に集約する間取りは、非常に効果的です。
キッチン、洗面所、バスルームを近接させることで、家事の移動距離を短縮し、忙しい日常の負担を軽減します。
さらにぐるっと一周できるように回遊性を持たせた間取りにすることで、複数の経路からアクセスでき、同じ時間帯で重なっても、家族全員がそれぞれ使いやすい動線が実現します。
家事をスムーズに進めるには、必要なものをすぐに取り出せる収納の確保と配置が重要です。
例えば、調理中に必要な鍋や調理器具、調味料がキッチンから離れた場所にあると、余計な移動が増え、効率が下がります。
次に収納の工夫と間取りアイデアをご紹介します。
・キッチン周り: 調理器具を引き出しに整理し、調味料をカウンター下に収納します。冷蔵庫やゴミ箱も近くにまとめることで、調理中の動きを最小限に抑えます。
・ランドリー周り: 洗濯物の種類別に収納ボックスを設置し、畳むスペースと収納が一体化した設計で効率アップすることが可能です。
・掃除用具収納:各部屋に掃除道具を分散して配置します。例えば、土間収納にも置いておけば、外から持ち込んだ汚れにも即対応できます。
・土間収納:玄関近くに設けることで、外で使用する道具や雨具、お子様の遊び道具をスッキリ収納が可能です。汚れを室内に持ち込まず、掃除の手間を減らせます。
・ファミリークローゼット:ご家族全員の衣類をまとめて管理できる大容量の収納スペースです。洗濯を畳んでから収納までの動線を短くし、家事効率を格段に向上させます。
・サンルーム(物干しスペース兼用): 室内干しができるスペースを確保することで、天気に左右されずに洗濯物を干せます。収納棚を設置すれば、洗剤やハンガーの保管にも便利です。
家事効率を大幅に改善し、ご家族全員にとって快適な住まいを実現できる方法は多くあります。
どんな間取りでも、家事を効率化するために、日常的な使い方をイメージしながら動線を計画することがポイントです。
ぜひお話しをお聞かせください。ご希望のプランをご提案いたします。
限られた土地や予算の中で、どのように快適な住まいを実現できるかを悩まれる方も多いのではないでしょうか。
特に、30坪・35坪・40坪というさまざまな広さの中で、どのプランがご自分たちのライフスタイルに合うのか知りたいという方に向けて、具体的な間取り例をご紹介します。
広めのLDKで、家族が集まる中心的な空間設計が可能です。 ランドリールームがある場合も、十分なスペースを確保できます。
さらに土間収納も設置が可能で、外からの荷物や靴を収納するための便利なため、暮らしやすい住まいを叶えられます。
35坪程度の住まいでは、LDKがさらに広くなり、家事をしながら家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。
LDKの一角にワークスペースや畳スペースなど設けやすい広さです。
40坪程度の住まいでは、広さとしては十分にありますので、洗面所を広くしたり、サンルームを設けたり、生活の快適性を高める間取りを取り入れやすいです。
ご紹介した坪数配分は目安であり、家族構成や生活スタイルによって調整が可能です。 具体的なプランは、ご予算にも合うようにご提案いたしますので、ぜひご相談ください。
家事動線を効率的にするためには、3つの注意点を押さえておくことが重要です。
注意点を理解して取り入れることで、家事がスムーズに進むだけでなく、将来的な生活の変化にも柔軟に対応できる住まいをつくれます。
家事動線を考えた際に、最も重要なのは、各エリアに十分な電源を設置することです。
キッチンやランドリールーム、リビングなど、家事をする場所で必要な家電を使えるようにすることで、家事の効率がぐっとアップします。
コンセントが足りないと、コードを引き回す手間や不便さが生じてしまいますが、適切な場所に電源を設けることで、家事動線がスムーズになります。
家族構成やライフスタイルは時間とともに変わりますが、家事動線が柔軟であれば、変化にも対応できます。
例えば、お子様の成長や在宅ワークにより部屋が必要になる場合でも、簡単に間取りを変更できる設計なら、長く快適に過ごすことができます。
柔軟性を意識して間取りを考えることは、将来の家族の変化に備えるために非常に重要です。
家事動線を効率的にするための間取りには、コストと機能のバランスも重要です。
例えば、必要な設備や家事に便利な家電を取り入れる際は、予算に見合った機能的なものを選ぶことで、無駄なく快適な生活が実現できます。
ただし、初期費用だけでなく、ランニングコストも合わせて考えましょう。
コストを意識しながらも、家事の負担を減らすための機能は欠かさず取り入れることがポイントです。
家事動線を効率化する間取りの工夫は、毎日の生活の快適さに大きく影響します。
日々の家事をスムーズにこなせる間取りを実現するためには、収納スペースや電源の配置、将来の変化に対応できる柔軟性など、細かい点を意識することがポイントです。
家事動線を最短化することで、ご家族との時間も増え、より充実した暮らしを手に入れられます。
ご家族全員が快適に過ごせる住まい実現するために、今回の情報がお役に立てれば幸いです。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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