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小屋裏収納に「階段」を設置する際のポイント|建築基準法における取り扱い、注意点を解説 – スタッフブログ

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2025/02/20

小屋裏収納に「階段」を設置する際のポイント|建築基準法における取り扱い、注意点を解説

小屋裏収納に「階段」を設置する際のポイント|建築基準法における取り扱い、注意点を解説
 

「もっと収納スペースがあればいいのに」

 

限られた空間を有効活用できる「小屋根裏収納」なら、便利そうだと思いませんか?

 

ただし、屋根裏ですので、行き来するには「階段」か「はしご」が必要です。

 

そこで今回は、小屋裏収納に階段を設置する際のポイントを解説します。

 

建築基準法における取り扱いや、安全に使うための注意点もあわせて紹介しますので、

 

「階段を設置したいけど何に気をつければいい?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

コラムのポイント

  • 小屋裏収納とは?ロフトとの違いと建築基準法のポイントが分かります。
  • 「階段」と「はしご」のメリット・デメリットと選び方をご紹介します。
  • 小屋裏収納につながる、安全で使いやすい階段を設置する際の注意点をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

小屋裏収納とは?

小屋裏収納とは?

 

小屋裏収納とは、屋根と天井のあいだにできる空間を利用してつくられる収納スペースのことです。

 

天井の高さが限られるため、大人が立ち上がれるほどではありませんが、季節ものや使用頻度の低い荷物を収納するのに適しています。

 

ただし、建築基準法では「収納」として扱われる条件があり、また「ロフト」との違いを知っておくことも重要です。

 

 

建築基準法上でのルール

小屋裏収納を設置する際は、以下の建築基準法のルールを守る必要があります。

 

・天井高が1.4m未満

・広さが下階の面積の2分の1未満であること

・建物の外部に面した開口部を設けない(※換気用に0.2m²程度の開口部は許可される場合あり)

・コンセントは1箇所のみ

 

条件を満たさない場合、小屋裏収納ではなく「居室」とみなされ、建築基準法上の規制が厳しくなるため注意が必要です。

 

〜小屋裏収納の税法上のメリットも〜

小屋裏収納は居室ではないため、固定資産税の対象外となります。
一方で、居室内に設けたクローゼット(収納スペース)は床面積に算入されるため、税負担の違いを理解しておきましょう。

 

小屋裏収納とロフトの違い

「小屋裏収納」と「ロフト」は、建築基準法上はどちらも「小屋裏物置等」に分類されます。

 

ただし、住宅設計では「小屋裏収納」と「ロフト」は使われ方が異なるため、どちらか迷った際は、使い方で決めることがおすすめです。

 

・小屋裏収納=収納スペース

荷物の保管に特化し、普段は閉め切った空間なので目隠し収納に向いています。

 

・ロフト=趣味の部屋など居室のような使い方

一部を開放的に設計でき、吹き抜けや勾配天井と組み合わせるとより開放感のあるお部屋になります。

 

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小屋裏収納のメリット・デメリット

小屋裏収納のメリット・デメリット

 

「小屋裏収納をつくりたいけれど、本当に便利なの?」

「小屋裏収納をつくって無駄にならないかな」

 

と迷っている方も少なくありません。

 

まずはつくって後悔しないよう、小屋裏収納のメリット・デメリットを見つめ直し、どんな人に向いているのかを確認していきましょう。

 

小屋裏収納のメリット

メリットは以下の通りです。

デッドスペースを活用できる:限られた床面積でも収納力アップ

固定資産税の対象外:家の延床面積に含まれず税負担なし

生活空間をすっきり保てる:普段使わないものをまとめて収納

 

小屋裏収納のデメリット

出入りが面倒:はしごだと上り下りが大変

天井高が低い:使えるものが限られる(背の高いものは収納しにくい)

換気や採光に制限がある:湿気や温度管理が必要

 

小屋裏収納が向いている人

下記に該当する方は、小屋裏収納を活用できます。

 

・季節用品や非常用ストックをしっかり収納したい

・普段の生活スペースをすっきりさせたい

・収納量を増やしたいが、延床面積を増やしたくない(固定資産税を抑えたい)

 

小屋裏収納をつくるなら、使いやすい環境に整えておくことが重要です。

 

特に、出入りのしやすさが使い勝手を左右します。

 

小屋裏収納につづく「階段」か「はしご」どっちがいい?

小屋根裏収納につづく「階段」か「はしご」どっちがいい?

 

小屋裏収納では、意外と見落としがちなのに、重要な役割を果たすのが「階段」もしくは「はしご」です。

 

使用頻度に直結:安全で使いやすい階段で、小屋裏収納の活用頻度が上がる

安全性の要:特に小さなお子様がいるご家庭では、上り下りの安全性は不可欠

インテリアとしての価値:デザイン性の高い階段は、空間のアクセントになる

 

 

小屋裏収納に取り付ける「階段」や「はしご」について、どちらがいいのか具体的に考えていきましょう。

 

階段

階段は、小屋裏収納の利用頻度が多い場合、使いやすさを優先させる場合に、向いています。

 

【メリット】

・安全性が高い:安定感があり、小さなお子様や高齢の方も安心して昇り降り可能

・使いやすさ:両手に荷物を持っての昇り降りも比較的安全

・デザイン性:リビングなど内装にあったデザインで空間をおしゃれに彩る

 

【デメリット】

・スペースが取られる:階段のためのスペース、床面積が必要

・コストが高くなる:建築費用に加算される

 

 

折りたたみ式はしご

折りたたみ式はしごは、リビングなどのスペースを圧迫しませんし、普段は見えないようにしまっておけるため、見た目もすっきりします。

 

【メリット】

・省スペース:使わないときは折りたたんで天井に収納できる

・コストパフォーマンスが高い:固定階段に比べて費用を抑えられる

 

【デメリット】

安全性が低い:安定感に欠け、利用者が限られる

使い勝手の悪さ:重い荷物の運搬には不向き

 

 

移動式はしご

可動式はしごは、使用する時に引き出して設置し、使用後は収納できるため、日常的に空間を圧迫することがありません。

 

【メリット】

省スペース:収納場所にほとんど困らない

低コスト:初期費用を最小限に抑えられる

使いやすさ:階段と比較して、引き出しやすく、簡単にセットできる

デザイン性:デザイン性がが高ければ、インテリアの一部としても活用るできる

 

【デメリット】

手間がかかる:使う度に取り出してセットし直さなければならない

安全性の不安:立てかけるだけであるため、揺れやすい

 

 

小屋裏収納を、生活の一部として活用できるように、使い勝手を最大限に高めることが重要です。

 

だからこそ、小屋裏収納を使いやすくするには、「階段」や「はしご」を慎重に選ぶ必要があります。

 

安全性を考えると「階段」が適していますが、ライフスタイルやご家族の状況に応じて、「はしご」も検討し、ご希望に沿った最適なプランをご提案いたします。

 

ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

 

小屋裏収納に「階段」を設置する場合の注意点

小屋裏収納に「階段」を設置する場合の注意点

 

小屋裏収納に階段を設置する際は、安全性と使いやすさを確保することが重要です。

 

以下のポイントを意識した設計・デザインにすることがおすすめです。

 

階段の勾配

階段の勾配は、登り降りのしやすさに大きく影響します。

急すぎる勾配は避け、適切な角度に設計することが重要です。

 

階段の設置位置

収納スペースと動線の確保を考え、階段の設置位置を決めることが重要です。

使いやすさを重視した配置を心がけましょう。

 

手すりの設置

階段には必ず手すりを設け、安全に昇降できるようにします。

特に小さなお子様や高齢者がいる家庭では欠かせません。

 

蹴面の幅

蹴面の幅が狭いと踏み外しの原因になります。

広めに設計し、足元の安全を確保しましょう。

 

照明

階段部分には適切な照明を設置し、昇降時の視認性を確保することが安全対策につながります。

 

法令

小屋根裏収納の場合、自治体によって「階段」の設置が認められない場合があります。

山梨県であれは、「階段」の設置は認められています。

参考:山梨県建築基準法運用基準

 

 

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まとめ

小屋裏収納に「階段」を設置する際のポイント|建築基準法における取り扱い、注意点まとめ

 

小屋裏収納を設置することで、限られたスペースを有効活用できます。

 

つくって後悔しないためには、使い勝手を向上させること、階段を設置することがポイントです

 

ライフスタイルに合った最適な階段と、使いやすい小屋裏収納を手に入れましょう。

 

プランニングや設置については、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

ご相談はHOKUSHINへ

北伸建設 秋山常務

 

HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。

 

木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。

 

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