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2025/04/15
住まいづくりで意外と悩むのが「洗面所」のレイアウトです。
毎日使う場所だからこそ、「もっと広くつくればよかった」と後悔したという声もネットなどで見受けられます。
そこで今回は、一般的に広いとされる、2畳・3畳の洗面所のレイアウト例とともに、ご家族の皆様が快適に使える、理想の空間を実現するための設計のコツを大公開します。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
まず「2畳」「3畳」とはどれくらいの広さなのか、イメージしてみましょう。
・2畳の洗面所:約3.3㎡(約1.8m×1.8m)
・3畳の洗面所:約4.9㎡(約1.8m×2.7m)
一般的な洗面所は脱衣所を含めた1.5畳程度が多いため、2畳や3畳あれば「広い洗面所」と言えます。
この広さがあれば、単なる身支度の場所ではなく、多機能な空間として活用できますのでおすすめです。
2畳・3畳という広さが「広い洗面所」とされる理由の一つに、選ぶ洗面所のタイプによって空間の使い方や快適さが大きく変わる点が挙げられます。
新築の間取り、洗面所の使い方を考える上で、代表的な2つのタイプ、「洗面脱衣所」と「独立洗面所」について、特徴をご紹介します。
洗面所と脱衣所を一体化させた「洗面脱衣所」は、従来の戸建て住宅でよく採用されており、1.5畳程度の広さでつくられることが一般的です。
1.5畳でも日常の身支度や洗濯準備など、生活に必要な機能をしっかりとこなせますが、最近では2畳や3畳の広さを確保して、収納力や動線のゆとりを持たせた洗面所の間取りが人気を集めています。
洗濯機上に収納棚を設けたり、タオルや日用品をすっきりとしまえる棚を置いたりと、空間をより快適に活用できるのがポイントです。
「独立洗面所」は、洗面スペースと脱衣スペースを分けた間取りで、家族の生活動線やプライバシーを考えた配置が特徴です。
来客時にも気兼ねなく使ってもらえる点や、朝の混雑を避けやすい点から、近年注目されています。
また、独立洗面所にはいくつかのパターンがあり、以下のような用途に応じて設けられる点も魅力です。
・玄関やトイレの近くに設けた“第2洗面所”としてのミニ洗面台(※1畳程度が多い)
・メイクやスキンケアもできる多目的なパウダースペース(※2畳・3畳が多い)
洗面脱衣所や独立洗面所の設計について、最適なプランをご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
2畳・3畳の洗面所は、ただ広いだけではなく、家族構成や生活スタイルに合わせて多彩な使い方ができる点が魅力です。
広さを活かした4つの具体的な活用例をご紹介します。毎日の暮らしがもっと快適になる、洗面所のアイデアを見つけてみてください。
朝の準備の時間は、洗面所内が混雑や順番待ちが発生しやすいです。
広い洗面所なら、ダブルボウルの洗面台を設置して、同時に身支度ができます。
洗濯機だけでなく、ドラム式乾燥機や物干し竿なども並べて設置できれば、天候を気にせず室内干しも可能です。
洗面所内に収納スペースを確保し、洗剤やタオルなどもまとめて整理できます。
ただし浴室や脱衣所と間取りをつなげる場合や離す場合など、生活をシミュレーションして考えましょう。
バウダールーム型は、メイクスペースを確保する洗面所です。イスを置けば、スキンケアからヘアセットまでゆったりと行えます。
身だしなみチェックのための姿見があると全身チェックもできます。
お風呂上がりなど毎日の健康チェックのために体重計を置くことが多いです。
さらに落ち着いて計測できるようにイスを設置し、血圧計を常設しておけば、健康管理がしやすいスペースになります。
何を優先させて洗面所をつくるのかはライフスタイルによって変わります。ぜひお気軽にご相談ください。
洗面所が広いからこそ、大きいタイプの洗面台を選べます。選ぶ際のポイントをご紹介します。
幅75cm以上の洗面ボウルがあれば、洗顔時の水はねも少なく快適です。
また、2つ以上の洗面ボウルや、1つの洗面ボウルに2つの水栓があるタイプなどバリエーションがあります。
なお一般的に、洗面ボウルの横幅は3つのサイズに分けて考えられます。
(※カタログなどではmm表記ですが、わかりやすさを重視してcm単位でサイズ感を統一しています。)
化粧品や歯ブラシなど、日用品を置くスペースは広いほど便利です。カウンター幅100cm以上あれば、十分な置き場が確保できます。
カウンター幅は、洗面ボウルと同じ場合や両側にものを置くスペースを含めている場合がありますので、注意しましょう。
引き出しタイプの収納は、奥まで見渡せて使いやすいのがポイントです。
ほかにもオープン棚と合わせてバランスよく配置すると、見せる収納と隠す収納のメリハリがつきます。
毎日使う場所だからこそ、デザイン性も重視したいものです。
シンプルモダンからナチュラルテイストまで、新築の内装に合わせて選びましょう。
自然素材の壁や木製カウンターであれば、肌触りが優しくあたたかみのある空間を演出できます。
水回りは汚れやすいため、人工大理石やセラミックなど、お手入れのしやすい素材を選ぶと長く美しく使えます。
2畳の洗面所では、一般的な1.5畳より広めですが、スペースを最大化するレイアウトが重要です。
ご紹介するレイアウトでは、洗面台幅を指定していますが、洗濯機や収納の大きさによって変えられますので、あくまで一例としてお考えください。
・洗面台幅:90cm
・洗面所内レイアウト: 洗面台と洗濯機を壁に沿って一列に配置
・おすすめの方:二人暮らしの方
約2畳の広さがあれば、洗面台幅90cmのような広めのサイズも無理なく設置可能です。
・洗面台幅:75cm
・洗面所内レイアウト:洗面台と洗濯機をL字に配置し、残りのスペースに収納棚
・おすすめの方:収納にこだわりたい方、ご家族が多い方
洗面台は一般的な幅よりも少し広い、75cmタイプを採用し、空いた壁面に可動棚やリネン収納を設けることで、使い勝手が向上します。
・洗面台幅:60cm
・洗面所内レイアウト:一般的な洗面台と洗濯機、メイクスペースを確保
・おすすめの方:美容・オシャレを重視する方
一般的な幅である60cmの洗面台を採用し、カウンタースペースを広くして、メイク道具やイスを置けるパウダールーム風の構成にできます。
3畳の洗面所があれば、洗面台まわりに加えて収納や作業スペースも取りやすく、家族構成やライフスタイルに合わせた多彩な使い方が可能です。
・洗面台幅:120cm(ダブルボウル)
・洗面所内レイアウト:大型洗面台と洗濯機、乾燥機を効率的に配置
・おすすめの方:家族が多い方、朝の時間に余裕が欲しい方
二人以上で並んで使えるため、朝の支度が重なっても順番待ちが発生しません。
・洗面台幅:90cm
・洗面所内レイアウト:洗面台、洗濯機に加え、アイロンスペースや物干しスペースを確保
・おすすめの方:家事効率を上げたい方、共働き世帯
作業台まで組み合わせられ、洗濯→乾燥→収納まで1箇所で完結できます。家事効率を重視したレイアウトパターンです。
・洗面台幅:100cm
・洗面所内レイアウト:ゆとりある洗面台と収納、プラス小さなベンチを設置
・おすすめの方:洗面所での時間を大切にしたい方、着替えなどのサポート時に余裕のあるスペースを求める方
観葉植物やチェアを置くなど、心地よく過ごせる“プチリビング”のような洗面空間が叶います。
広い洗面所を取り入れても、設計や使い方を間違えると後悔することもありますので、以下の7つのコツを押さえて、快適で長く愛される洗面所づくりを目指しましょう。
ご家族が多いほど広い洗面台が必要ですが、1ヶ所ではなく、第2洗面所を設けるパターンが適している場合もあります。
朝の混雑時間帯や通勤、通学時間の変化も想像して計画しましょう。
タオル、洗剤、ドライヤーなど収納するものを事前にリストアップしましょう。
必要な収納量がわかると、適したスペースを確保できます。
ドライヤー、ヘアアイロン、電動歯ブラシの充電など、意外と電源が必要です。コンセントは3口以上設置すると「足りない」と困ることはありません。
メイクやヘアセットには影ができにくい照明が重要です。自然光+LED照明の組み合わせがおすすめです。
洗面所は湿気がこもりやすい場所ですので、24時間換気システムや窓の設置を検討しましょう。
毎日使う場所だからこそ、肌触りのよさ、心地よい空間づくりがおすすめです。
例えば、自然素材の木製カウンターはあたたかみがあり、素足で立っても冷たさを感じにくいメリットがあります。
お子様の成長やライフスタイルの変化も考慮しましょう。
可動式の収納やレイアウト変更しやすい設計で変化にも対応できます。
2畳、3畳の広い洗面所は、単なる身支度の場所ではなく、健康と快適な暮らしを支える重要な空間です。
洗面台選びやレイアウトにこだわることで、毎日の生活がぐっと豊かになります。
注文住宅だからライフスタイルに合った洗面所、洗面台がつくれます。
詳細なプランは、ご希望をしっかりと伺った上でご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築事業を展開中です。
また薪ストーブのある、ウッドデッキのある家と自然が近くにある暮らしをご提案しています。
ぜひ施工事例もご覧いただき、ご相談ください。