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施工事例
家づくりの豆知識
2025/08/26
新築を検討し始めたとき、リビングやキッチンに比べて、寝室の窓は後回しにしがちです。
「窓なんて、光が入ればいいのでは?」
と、なんとなくで決めてしまうと、後悔してしまう方がブログなどで散見されます。
実は、朝のまぶしさや道路の騒音、部屋の暑さといった、睡眠を妨げる原因は、窓の位置「レイアウト」だけではなく、「大きさ」にあったというケースも少なくありません。
今回は、心地よい眠りを手に入れるために、寝室の窓の「大きさ」や「レイアウト」をどう決めるか、その具体的なポイントを解説します。
コラムのポイント
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「寝室には大きな窓が設置されやすいのは、なぜ?」
実は、寝室の窓はベランダなど外につながり、人が出入りできる、大きなサイズで設置されやすいのです。
ですが、「大きすぎる窓」のために、後悔してしまう方が少なくありません。
まずはブログなどで散見される失敗談から、その落とし穴と対策を見ていきましょう。
朝の光を浴びて気持ちよく目覚めるのが、理想的です。
「朝日がまぶしすぎて、予定より早く目が覚めてしまう…」
「せっかくの休みなのに、朝日でぐっすり眠れない…」
東側に大きな窓を設けると、夏場などは、まだ寝ていたい時間に強い朝日が差し込み、睡眠の質を下げてしまう、上記のような状況が起こりやすいのです。
【対策】
遮光カーテンやブラインドを設置することはもちろん、根本的な解決策としては、窓とベッドのレイアウトに注意します。
また東側の窓は小さめにしたり、光を天井から取り込む高窓などを採用したりすることで、直接的な光を和らげ、まぶしさを抑えることが可能です。
西側の窓は、夏の強い西日を部屋に取り込みやすいため、室温が急激に上がることがあります。
特に、日中に溜め込んだ熱は、夜になってもなかなか冷めず、寝苦しさの原因になりがちです。
【対策】
断熱性能の高い窓を選ぶことが重要です。複層ガラスやトリプルガラスにすることで、日差しによる熱の侵入を抑え、部屋の温度上昇を防げます。
さらに、窓の外にシェードやシャッター、ひさしを設置することで、熱を遮断できるため効果的です。
交通量の多い道路沿いに大きな窓を設けると、車の走行音や人通りが気になり、睡眠を妨げることがあります。
窓の面積が大きいほど、外部の音も伝わりやすくなり、後悔してしまうことが多いのです。
【対策】
騒音対策には、防音性の高い窓が必要です。
二重窓(内窓)や防音ガラスを採用することで、外部からの音を大幅に軽減できます。
また、開閉できないFIX窓や、開口部が小さなスリット窓など、物理的に音の侵入を防ぐ窓を選ぶこともおすすめです。
失敗談をふまえて、快眠につながる窓の大きさについて、さらに詳しく見ていきましょう。
快眠を最優先に考えるなら、窓の大きさは小さめがおすすめです。
小さくすることで、外からの光や音をコントロールしやすくなり、プライバシーの確保にもつながります。
また、窓の面積が小さいほど、冷気や熱が伝わりにくくなるため、快適な室温を保ちやすくなります。
窓のレイアウトを考える際は、まずベッドをどこに置くかを決めるのがポイントです。
ベッドの頭上や真横に窓を設けると、窓からの冷気や熱気が直接体に伝わり、寒さや暑さで目が覚めてしまう原因になります。
ベッドから少し離れた位置に窓をレイアウトしたり、視線をさえぎる高さに窓を設けたりすることで、快眠できる部屋づくりが可能です。
「寝室でも開放感を味わいたい」という方もいらっしゃいますし、外につながる間取りのため、人が出入りできる大きなテラス窓が必要な場合もあります。
そのような場合でも、以下のような工夫で快適さを保つことが可能です。
・光と熱を上手にコントロールする
朝日で目が覚めてしまう、夏の暑さがつらい、といった失敗を防ぐためには、窓の外側に雨戸やシャッター、シェード、ひさしを設置することが有効です。
景色を活かした配置にする
美しい庭や景色が広がる場所に設け、ベッドから眺められるようにレイアウトを工夫しましょう。
景色を楽しみながら、心も体もリラックスできる環境を整えられます。
カーテンやブラインドを使いこなす
窓から入る光をコントロールするために、遮光カーテンや調光ブラインドを使い分けることがおすすめです。
機能性の高いカーテンやブラインドを必要に応じて使うことで、朝も夜も快適な部屋になります。
寝室の窓は、「開き方」と「大きさ」を組み合わせて選ぶことで、より快適な空間になります。
それぞれの特徴を理解することで、より快適な寝室を実現できます。
・引き違い窓
一般的な窓で、開閉が簡単です。
ベランダなど外につながる大きな窓(テラス窓)として採用されやすく、換気がしやすいのがメリットです。
・すべり出し窓
窓を外に押し出すように開ける窓です。気密性が高く、防音や断熱効果に優れています。
プライバシーを守りながら風を取り込むことができるため、小さめの窓として寝室に採用されることが多いです。
・FIX窓
開閉できない、はめ込み式の窓です。
採光や景色を楽しむために使われ、開閉しないため防犯性も高いです。
・小窓・スリット窓
プライバシーを重視し、採光や通風を目的とする場合に適しています。
小窓とは、高さや幅が90cm以下のものを指すことが多く、また縦に細長いものをスリット窓と呼びます。
・腰高窓
床から腰の高さあたりに設置される窓です。
ベッド近くに配置されることが多く、外部からの視線を気にせず光を取り込めます。
・高窓(ハイサイドライト)
天井近くの高い位置に設置する窓です。
まぶしさを抑えながら光を取り込み、プライバシーも確保しやすいのが特徴です。
・テラス窓(掃き出し窓)
人が出入りできる大きな窓で、床と同じ高さまであります。
開放感を演出できますが、断熱性能があるものにするなど、特に光や熱、騒音への対策も必要になります。
どの種類の窓も、大きさはさまざまです。
ライフスタイルに合う種類や大きさの窓にお悩み場合は、ぜひお気軽にご相談ください。ご希望に合わせた最適な窓をご提案いたします。
ライフスタイルに合わせて、窓の大きさとレイアウトを工夫した施工事例を3つご紹介します。
勾配天井によって広々とした開放感が感じられる寝室です。淡い紫の壁紙が、さらに空間を広く見せ、安らぎを演出します。
窓は、ベッドの頭側、側面にはやや大きめの腰高窓を配置しました。
朝日が直接ベッドを照らすのを避け、自然光が部屋全体を優しく包み込むような、穏やかな環境をつくり出しています。
里山の景色を一望できる中2階の寝室です。
ベッドは部屋の奥に配置し、窓からは少し離れた位置にあります。まぶしすぎて目が覚める心配がありません。
その代わり、景色を楽しむためのスペースをベッドの手前に設けました。
ソファに座って外を眺めたり、横長の窓の前に腰かけられるヌックスペースで、景色をより近くから楽しんだりできます。
無垢の床や木のぬくもりが、全体を柔らかい雰囲気で満たします。
板張りの天井から壁、床まで、全体をあたたかみのある木材で統一した寝室です。
まるで山小屋にいるかのようなおこもり感と、木のぬくもりが、心地よい安心感を与えます。
ベッドの横には小さめの窓を配置し、光の量は引き戸の扉で調整できるようにしました。
ベッドの足元側は、デスクスペース前の窓となっているため、調光可能なブラインドによって、作業中の光の量も自在にコントロールできます。
▶︎▶︎▶︎事例詳細【ピットガレージのある家(長期優良住宅)】
寝室の窓は、ただ部屋を明るくするだけの存在ではありません。
安眠をサポートし、毎日を快適に過ごすための重要な要素です。
大きさやレイアウト、そしてカーテンなどの工夫を総合的に考えることが、後悔しない寝室・家づくりの第一歩となります。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、「居心地の良い住まい」を届けたいという想いで、子育て世代からセカンドライフを考える方まで、誰もが健康的に暮らせる家をご提案しています。
自然素材を使い、化学物質をできるだけ使わない家、現在は、2つのモデルホーム「自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家」「365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)」を軸に新築事業を展開中です。
ぜひ施工事例もご覧いただき、ご相談ください。
【モデルホーム】
・365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)
パッシブデザインを取り入れ、全館空調で家じゅうどこにいても快適な温度を保てる家です。
平屋のような暮らしやすさを追求した半平屋など、新しいスタイルもご提案しています。
・自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家
勾配天井や薪ストーブを設けるなど、木のぬくもりを活かした家です。
長期優良住宅に対応しており、住まいの耐久性や省エネ性も高めています。