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2025/09/15
	「新築は広いリビングにしたいな。20畳くらいあったらいいかな?」
「でも、20畳って広すぎる?」
と不安に感じる方がいらっしゃいます。
確かに、開放感あふれる暮らしは、20畳のリビングであれば叶えられます。
そこで今回は、20畳リビングの広さの目安やメリット・デメリット、間取りや家具の選び方まで、後悔しない家づくりを実現するため、プロが詳しく解説します。
コラムのポイント
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「20畳」と聞いても、なかなかピンとこないですよね。まずは、広さの目安を具体的にイメージしてみましょう。
地域によって異なりますが、今回は、畳1枚のサイズは1畳=1.62㎡(約1.8m×0.9m)として計算します。
20畳であれば約32.4㎡、およそ10坪に相当します。
余裕のある2台分の駐車スペースと考えると、その広さがイメージしやすいのではないでしょうか。
実は同じ20畳でも、そのレイアウトによって広さの感じ方は大きく変わります。
横長リビングは、窓に面する間口が広いため、光がたっぷり入り、開放感を感じやすいのが特徴です。
ソファやダイニングテーブルを窓に沿って配置すれば、外の景色を楽しみながらくつろぐことができます。
一方で、キッチンからの動線が長くなりがちなので、家具の配置を工夫する必要があります。
縦長リビングは、奥行きがあるため、空間にメリハリをつけやすいのが特徴です。
キッチンからリビング、ダイニングと空間を自然に分けやすく、生活動線もシンプルになります。
ただし、奥まで光が届きにくい場合があるため、しっかりと計算した採光計画が欠かせません。
また、「20畳リビング」と「20畳LDK」では意味が大きく異なります。
ダイニングやキッチンと別の空間になっている場合、純粋なリビングスペースだけで20畳の広さを確保できます。
来客時には広々と使え、リビングでのくつろぎを最大限に優先できるのがメリットです。
リビング・ダイニング・キッチンの3つの空間を合わせて20畳になります。
ご家族で同じ空間で過ごせるため、コミュニケーションがとりやすく、一体感が生まれるのが魅力です。
ただし、家具のレイアウトによっては、それぞれのスペースが手狭に感じられることもあります。
20畳のリビングは、ご家族のライフスタイル、立地条件に合わせて、どのタイプが合っているか、じっくり検討することが重要です。
詳しいプランについては、ご希望をお伺いしてからご提案いたしますのでぜひお気軽にご相談ください。

昨今の新築の間取りでは、LDK一体型が多いです。
そこで今回は、20畳LDKのメリット・デメリットについて解説します。
メリットは以下の通りです。
・広々とした開放感
視線が奥まで抜けるため、部屋全体が広く見えます。
窓から入る光も部屋の奥まで届きやすいです。
・自由自在な家具のレイアウト
大型ソファやL字ソファ、6人掛けのダイニングテーブルなど、大きめの家具も余裕を持って配置できます。
ご家族の成長やライフスタイルに合わせて、家具の配置を変えたり、新しい家具を迎え入れたりしやすいのも魅力です。
・多機能性
ただ広いだけでなく、空間に役割を持たせることで、より豊かに暮らせます。
リビングの端にお子様の学習スペースや家族のワークスペースを設けるなど、様々なご希望にお応えしやすいです。
・家族や友人が集まるにぎわいの空間
来客が多いご家庭でも、大人数でゆったりとくつろげるスペースを確保できます。
ホームパーティーを開いたり、ご家族でボードゲームをしたりと、たくさんの思い出づくりに有効です。
デメリットは以下の4つです。
・冷暖房効率の低下と光熱費
空間が広い分、エアコンが効きにくく、夏は暑く冬は寒く感じることがあります。
光熱費が高くなる傾向があるため、断熱性や気密性を高める工夫が必要です。
・掃除の手間
床面積が広くなる分、掃除にかかる時間や労力が増えます。
ロボット掃除機を活用するなど、家事の負担を減らす工夫を検討しましょう。
・家具・家電選びとコーディネートの難しさ
家具や家電のサイズや配置を間違えると、かえって殺風景に見えてしまったり、散らかって見えたりすることがあります。
リビング、ダイニング、キッチンのトータルでバランスを考えましょう。
・デッドスペースの発生
広さを持て余し、使わないスペースが生まれてしまうこともあります。
空間を無駄なく活用するための計画がポイントです。

デメリットを解決するアイデアを取り入れつつ、20畳のリビングをより快適で魅力的な空間にしましょう。
ただ広いだけでなく、空間に「役割」を持たせることが重要です。
ラグやロータイプのパーテーション、間接照明などを活用して、くつろぐ場所、食事をする場所、遊ぶ場所など、それぞれのスペースを明確に区切る「ゾーニング」を行うことで快適性が高まります。
快適な暮らしを支える間取りの工夫として、20畳の大空間をすっきり保つための収納計画や、キッチンからリビング、洗面所へのスムーズな動線設計が重要です。
日々のちょっとした行動でもスイスイと動けることで、家事の時短にもつながります。
20畳という広さによる光熱費の上昇は、住宅の性能や設備でカバーできます。
魔法瓶のように熱を逃がさない高気密・高断熱の住宅にしたり、室内の空気を循環させるシーリングファンを設置したりすることで、効率よく冷暖房を使えます。

「20畳は予算的に厳しい」「でも開放感のあるリビングは諦めたくない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
新築戸建ての平均的な広さである16〜18畳でも、デザインや間取りの工夫次第で、20畳のような広々としたリビング空間を演出できます。
リビングに隣接してウッドデッキを設けることで、外とのつながりが生まれ、視覚的な広がりを演出できます。
大きな窓でリビングとウッドデッキをつなげれば、天気の良い日は窓を開け放って、まるでリビングが外まで続いているような開放感を味わえます。
平屋や2階建てのLDKに、勾配天井や吹き抜けを取り入れるのも効果的です。
視線が上へ抜けることで、実際の床面積以上の開放感が生まれます。
リビング、ダイニング、キッチンと、LDK全体の床材を同じものにすることで、空間に途切れがなくなり、より広く感じられます。
また、天井まで高さのあるハイドアや、ダウンライト・間接照明を活用することで、すっきりとした印象を与え、空間に奥行きが生まれます。

20畳リビングは、開放感と自由なレイアウトを楽しめる、とても魅力的で広さのある空間です。
しかし、ただ広くするだけでは、かえって不便に感じてしまうこともあります。
「ご家族でどのように過ごしたいか」を具体的にイメージし、間取りや住宅性能、インテリアを工夫をすることで、デメリットを解消し、理想の家づくりを実現できます。

HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、「居心地の良い住まい」を届けたいという想いで、子育て世代からセカンドライフを考える方まで、誰もが健康的に暮らせる家をご提案しています。
自然素材を使い、化学物質をできるだけ使わない家、現在は、2つのモデルホーム「自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家」「365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)」を軸に新築事業を展開中です。
ぜひ施工事例もご覧いただき、ご相談ください。
【モデルホーム】
・365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)
パッシブデザインを取り入れ、全館空調で家じゅうどこにいても快適な温度を保てる家です。
平屋のような暮らしやすさを追求した半平屋など、新しいスタイルもご提案しています。
・自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家
勾配天井や薪ストーブを設けるなど、木のぬくもりを活かした家です。
長期優良住宅に対応しており、住まいの耐久性や省エネ性も高めています。