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2025/09/20
「新築で、おしゃれで機能的な玄関ポーチってどうすればいいんだろう?」
そう考えているなら、玄関ポーチに「壁」を作ることがおすすめです。
玄関は、家族やゲストを迎え入れる重要な場所ですから、デザインも使い勝手も、そしてプライバシーもしっかり考えましょう。
そして最近、おしゃれな住宅の実例でよく見かけるのが、玄関ポーチの横や前に立てられた「壁」や「袖壁」です。
シンプルな一枚の壁があるだけで、家の印象は大きく変わります。
今回は、玄関ポーチに壁を作るメリットから、おしゃれな実例、そして後悔しないための注意点まで、理想の家づくりを後押しするヒントをお伝えします。
コラムのポイント
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「玄関ポーチ」とは、建物の外壁から突き出た、ドアの前の屋根のあるスペースのことです。
「玄関アプローチ」と混同されがちですが、アプローチは門から玄関までの通路全体を指します。
ポーチは、あくまで玄関ドア周りの空間です。
雨の日でも濡れずに鍵を開けたり、荷物を置いたり、傘を畳んだりできる、とても便利なスペースです。
そんな玄関ポーチの使い勝手やデザイン性をさらに高めるための選択肢として、最近注目されているのが「壁」や「袖壁」です。
ひとくちに「玄関ポーチの壁」といっても、その形や役割はさまざまです。主な種類を4つご紹介します。
袖壁とは、玄関ドアの横に、単独で設けられる壁です。
目隠しや風よけ、デザインのアクセントとして効果を発揮します。
囲い壁は、玄関ポーチをコの字型やL字型に囲むように設けられます。
周囲の視線を遮断し、プライベートな空間をつくり出すことが可能です。
玄関ポーチの屋根と壁が一体になったデザインです。
建物の一部がへこんでポーチになっているような形状や、屋根が深いオーバーハング(張り出し)の形状を指すこともあります。
インナーガレージと一体化させることで、雨に濡れずに車から家へ出入りできる利便性も高まります。
ルーバー壁とは、細長い木材や金属の板を等間隔に並べた格子状のタイプです。
完全に視線をさえぎるのではなく、適度に光や風を通しながら、おしゃれな目隠し効果をえられます。
玄関ポーチに壁を作ることで、おしゃれになるだけではなく、暮らしがもっと快適になります。
玄関ポーチに壁を作る大きなメリットは、外からの視線をさえぎる「目隠し効果」です。
宅配便の受け取り時や、ドアの開閉時に、家の中が丸見えになってしまうのは避けたいときに効果的です。
特に、道路に面した玄関の場合、通行人の視線が気になります。壁があれば、安心してドアを開けられます。
また、壁が死角を生み出すことで、空き巣などの侵入を防ぐ「防犯対策」にもつながります。
玄関ポーチに横壁や袖壁を作ることで、雨風が吹き込むのを防いでくれます。
特に台風などの強風時や、雨が横から降りつける場合でも、壁が雨除けとなってくれるので、玄関周りが濡れにくく、掃除の手間も減らせます。
さらに、壁があることで「囲まれた空間」が生まれ、悪天候でも落ち着いて傘をさしたり、お子さんがいる場合はベビーカーを畳んだり、濡れずに快適に出入りできます。
玄関の壁は、家の外観デザインのアクセントになります。
シンプルな外壁に異素材の壁を組み合わせたり、スリットを入れたり、照明を埋め込んだりと、一枚の壁があるだけで、グッとデザイン性が高まり、洗練された印象になります。
また、壁の素材や色を工夫することで、オリジナリティを演出することも可能です。
玄関に壁を作るメリットを最大限に活かし、おしゃれな外観をデザインいたします。ぜひお気軽にご相談ください。
玄関ポーチに壁がある家は、まずはたくさんの実例を見てイメージを膨らませるのがおすすめです。
壁を効果的に使った、おしゃれで機能的な玄関ポーチの事例をいくつかご紹介します。
玄関ポーチをコの字型に囲むように壁を設けるデザインです。
奥行きがあるため、雨風をしのぎやすく、玄関内が大きく外から見える範囲も限られます。
玄関ドアの前に壁を作った事例です。
目隠し効果がありながら、圧迫感が少なく、おしゃれな外観のアクセントとすることもできました。
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利便性を考え、バイクは玄関前に置いておけるようにした、玄関ポーチです。
一部にルーバー壁を設けることで、光や風を通しつつ、視線を適度に遮ってくれています。
開放的な印象はそのままに、おしゃれな目隠し効果がえられました。
玄関ドアの前を駐車場とし、インナーガレージとしての役割もある壁をつくった事例です。
白い外壁と、インナーガレージ内の木目調とのコントラストがおしゃれで目をひくデザインとなっています。
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理想の玄関ポーチの壁を実現するには、おしゃれな実例を参考にするだけでは不十分です。
ライフスタイルに合わせて、最適なデザインを見つけるためのポイントを3つご紹介します。
壁だけが浮いてしまわないよう、家全体のデザインと統一感を持たせることが重要です。
外壁や屋根の色、素材とのバランスを考え、全体のデザインに溶け込むような壁にしましょう。
壁の素材には、コンクリート、タイル、石、木材など、さまざまな種類があります。
各種類のメリット・デメリットを簡潔にまとめましたので、素材選びの参考にぜひご活用ください。
• メリット:耐久性が高く、メンテナンスがほとんど不要です。モダンで重厚感のある雰囲気を演出できます。
• デメリット:施工費用が高くなる傾向があります。
• メリット:あたたかみがあり、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
• デメリット:経年劣化するため、定期的なメンテナンス(再塗装など)が必要です。
玄関ポーチの床は、雨に濡れても滑りにくい素材を選ぶことが重要です。
タイルやコンクリートなど、デザイン性だけでなく、安全性や掃除のしやすさも考慮して選びましょう。
おしゃれで便利な玄関ポーチの壁ですが、家を建てる前に注意すべき点があります。
せっかく壁を作るなら、家全体のデザインと統一感を持たせることがポイントです。外壁や屋根の色、素材とのバランスを考えましょう。
壁の素材によっては、定期的なメンテナンスが必要な場合があります。お手入れの手間も考慮して、素材を選ぶようにしましょう。
壁の素材やデザイン、大きさによっては、追加費用が発生します。
予算を決めておき、その範囲内でどのような壁が作れるのか、担当者と相談しながら進めましょう。
壁の高さや配置によっては、ポーチ内が暗く感じたり、狭く見えたりすることがあります。
圧迫感のない、ちょうどよいバランスを見つけることが重要です。
新築時に壁を設けるのが理想的ですが、「やっぱり壁が欲しかった」と後から考える方も少なくありません。
結論からお伝えすると、後付けも可能です。しかし、注意しなければならない点がいくつかあります。
・費用が高くなる傾向にある
基礎の工事や既存の構造物との接続など、新築時よりも施工が大がかりになり、費用が高くなる場合があります。
・デザインの制約がある
既存の外観との調和を考えなければならず、希望通りのデザインができないことも考えられます。
・耐久性や安全性の確保
後付けの場合、家の基礎や構造に影響を与えないよう、より専門的な知識と技術が求められます。強度を確保するためにも、専門の工務店に相談するようにしましょう。
玄関ポーチの壁は、後付けも可能ですが、新築の設計段階で検討することをおすすめします。
壁以外にも、玄関周りをさらに快適にするためのポイントはいくつかあります。
ご家族で同時に出入りしてもゆとりのある広さがあると、ストレスなく使えます。
人感センサー付きの照明は、夜間の防犯にもつながります。
足元を照らすフットライトや、おしゃれなブラケットライトを組み合わせることで、デザイン性も高まります。
インターネット通販をよく利用する場合は、大型の宅配ボックスを設置すると便利です。
また、郵便ボックスも宅配ボックスもー雨に濡れない場所に設置することがポイントです。
玄関ポーチに壁を作ることで、プライバシーの保護、防犯性、風雨対策といった機能性を高めながら、おしゃれで洗練された外観を実現できます。
理想の家づくりのため、ぜひご相談ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、「居心地の良い住まい」を届けたいという想いで、子育て世代からセカンドライフを考える方まで、誰もが健康的に暮らせる家をご提案しています。
自然素材を使い、化学物質をできるだけ使わない家、現在は、2つのモデルホーム「自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家」「365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)」を軸に新築事業を展開中です。
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