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家づくりの豆知識
2021/09/30
リビングが広いと、おしゃれで素敵なお家に見えますね。明るく、のびのび・ゆったりと過ごせそうです。
しかしリビングは、ただ広ければいいわけではありませんし、収納家具やテーブル・ソファも置きますので、思っていたより”狭く”感じることもあります。
今回は、リビングが広い間取りってどんな家?家自体が狭くてもリビングを広く見せる・感じるコツをお伝えします。
コラムのポイント
リビングの適切な広さは、家全体の面積や家族構成を考えたものです。
一般的に、快適な広さ、広く感じるといわれるの広さは、20畳です。
ただし、20畳であっても、家具の位置や家全体の間取りによっては”狭く”感じることがあります。
『広く見せる』には、奥行き・開放感があることです。
奥行きを感じさせるなら、横幅(20畳)の広さに加えて、縦への広がりを見せられるといいですね。
吹き抜けがあると、縦への広がりを演出することができます。
そして開放感を演出するには、外の光が多く入るようにすること、外(庭)とのつながりがあるようにテラスやウッドデッキをつける、広く感じられます。
♢1. 床座スタイル
♢2. ステップフロアや段差の使い方
♢1. 床座スタイル
天井が高く感じられるため、縦の広がりを自然と感じられます。
ソファに座るなら、座位が低いタイプのものを選んだり、思い切ってソファは使わず、床に直に座る、日本古来の生活スタイルにしてみましょう。
写真のようなリビングなら、日本の伝統スタイルを活かしながら、おしゃれな雰囲気も感じられますね。
♢2.ステップフロアや段差の使い方
高低差をつけるといいですね。
例えば、テラスの場合、自然と庭との段差がつきますが、庭に芝生をしいてみましょう。
緑の絨毯が敷かれているように感じるため、より段差が強調されます。
また、室内で段差をつけるなら、小上がりの和室を設置することも一つの方法として有効です。
段差があるため、小さなお子様がいる場合、目を離すことができませんが、ちょっとした椅子にもなりますし、自然と床座スタイルになりますので、目線が低くなり、リビングも含めて広く感じられます。
無垢の木、木の空間は、空間を広く見せるという特性があります。
木の色合い・質感によって感じられるのです。木の香りでリラックスできるメリットあったり、調湿効果やアレルギーの抑制の効果も認められていますので、積極的に使用したいですね。
リビングが広くなるように、多くの工夫ができます。
全館空調の家とは、パッシブエアコン一つで室内の温度がコントロールできる家のことです。
エアコンそのものは屋根裏など隠れた場所に設置されるため、リビングの天井一角に取り付けられないため、空間がスッキリします。
自然素材の床とステップフロアのように設置された和室に加え、外へと繋がる場所にも畳が用いられて、おしゃれさもアップしています。
吹き抜けで縦の広がりがある上に、吹き抜け空間の前にはテラスを設置し、開放感を広がりの演出が見事に織りなされています。
なんといっても天井の高さが魅力的です。薪ストーブがあることで、おしゃれな山ホテルに来たような気分になります。
キッチンの前に、小さい棚・カウンターテーブルが設置されています。予め備え付けることで、後から収納家具を購入することなく、広さが保たれます。
八ヶ岳にあるお家で、オープンキッチンから見える絶景で奥行き感が演出されています。自然を活用しつつ、リビングも広く見えるテクニックも使えるといいですね。
柱や梁をあえてみせる「あらわし」技法が使われています。余計な壁が天井がないため、開放感が存分にあらわれています。
最近の新築では、廊下をつくらず、廊下の分の面積を部屋にするつくりが増えています。
リビングで20畳確保するため、部屋により多くの面積をとるには非常に有効な手段です。
廊下をつくらない理由と同じです。
ですが、部屋数を減らしすぎることに注意しましょう。
個人のプライベート空間だったり、趣味の部屋、在宅ワーク(テレワーク)の部屋などつくっておかないと生活上、利便性が悪くなったり、ストレスを抱えてしまう原因になるからです。
部屋をまとめてしまえば、部屋数を減らし、一つの部屋が広くなります。
一人ぐらいであれば、リビングでご飯を食べる間取りが多いため、必然とリビング兼ダイニングになっています。
しかし戸建て住宅になると、広さがあること、家族人数が多いため、自然とリビングとダイニングは別としてつくられ、それぞれにテーブルといすが置かれます。
最初にお伝えした「床座スタイル」であれば、リビングとダイニングの兼用が可能になります。
間取りの事例紹介の一つにありましたが、”借景”することも、奥行きを感じる・外の開放感を感じることができます。
都市圏であれば、難しいことですが、郊外・田舎に家を建てる場合、使える方法です。
リビングやその他家づくりにこだわるなら、あるものを探す建売物件よりも、ゼロの状態から考えていける注文住宅がおすすめです。
リビングを広く見せるコツである、自然素材の家にすることも、ぜひ前向きに検討してください。
「子育て世代でも手の届く家づくり」をモットーに、山梨県北杜市を中心に、地元で40年、家づくりに携わっています。
自然素材を使うことで、木のぬくもりを感じる、家族みんなが健康的な家づくりをご提案します。
参考までに実例もご覧ください。