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家づくりの豆知識
2022/03/31
ベランダは2階に設置した洗濯を干すための場所というイメージが強いと思います。
しかし、ベランピングの人気が急上昇し、通常のベランダでは狭いですし、1階にテラスやサンルームを設置することを検討した場合、ベランダがいるの?と疑問に感じることでしょう。
今回は、ベランダなしの家を建てても生活に困ることがないのか、サンルームやテラスを設置すればベランダの代わりになるのか、検証しましょう。
コラムのポイント
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ベランダがないことで生活に困るのかどうかを考えるなら、ベランダとは何か、まずはベランダを何のために使っているのか考えてみましょう。
2階以上に設置され、建物の外壁から張り出した部分で、柵や手すりなどで囲まれ、屋根・庇・軒下などがある場所のことです。
なお、屋根など日差しを遮るものがない場合は、バルコニーと呼ばれます。ただし、ベランダ・バルコニーと厳密に分けてチラシ等で明記されているわけではありません。
ベランダをどんな風に使っているのか、考えてみましょう。
●洗濯物を干す
●ベランダガーデニングをする
●エアコン室外機を置く
●ガーデニングや掃除道具の倉庫を設置する
●ベランピング
●一服する、息抜きする
色々な使い方をしていることが分かりますね。活用の幅が広い場所と言えます。
では一方で、本当にベランダでしかできないことでしょうか。
べランピングの場合、ベランダでアウトドア気分を味わうため、べランピングという名称がついています。
しかし、庭でBBQなどアウトドアを行うことができないため、ベランダという場所で楽しんでいるだけですので、必ずしもベランダである必要はないかと思います。
改めてベランダのメリット・デメリットを考えみましょう。
□洗濯物の干し場など活用の幅がある
□屋根があるため、雨風をしのげる
□直射日光を遮る
□プライベートゾーンがつくりやすい
□洗濯物の干し場など活用の幅がある
先ほど、ベランダの使い方で色々な使い方ができていることが分かりました。つまり、ベランダがあって、むしろ困ることがないと判断することができます。
□屋根があるため、雨風をしのげる
洗濯物に限ったことではありませんが、屋根がない場所に洗濯物を干していると、急な雨が降ってしまったら、洗濯物はびしょ濡れになってしまいます。
しかし、屋根があるため、多少の雨であれば洗濯物はまだ無事ですね。
□直射日光を遮る
2階は、1階に比べ日光が入りやすいです。直射日光が入ってしまうと、眩しすぎるだけでなく、夏は暑くなりすぎてしまいます。
しかし、ベランダがあれば、部屋に入る光の量が少なくなり、眩しすぎることも、暑くなりすぎることもありません。
□プライベートゾーンがつくりやすい
2階に寝室などプライベートの部屋がつくられることが多いと思います。
部屋に長時間いると辛くなりますが、ベランダに、ちょっと出るだけで、気分転換にもなりますし、他人の目を気にしなくてもすみます。
□2階の面積がとられる
□掃除・メンテナンスが必要
□2階の面積がとられる
ベランダをつくる分、寝室などの部屋が狭くなります。ベランダの一般的な奥行きは約1m〜1.5m程度ですので、奥行きだけの分を考えると、畳1畳分に相当するかと思います。
□掃除・メンテナンスが必要
ベランダは、風に乗って葉っぱが入ってきたり、想像以上にほこりも溜まりやすいため、掃除が必要です。
また定期的に防水工事もしておくことが望ましいです。
ただし、ベランダを設置せず、壁にしたとしても、塗装メンテナンスが必要になりますので、メンテナンスがゼロになるわけではありません。
ベランダのような使い方ができる間取りを考えると、サンルームやテラス、ルーフバルコニー、アウトドアリビングが考えられるかと思います。
サンルームとは、日光を多く採り入れるために、開口部を大きくとったり、屋根などをガラス張りにしてつくった部屋のことで、リビングの外側部分、1階に設置されることが多いです。
テラスとは、1階に設置される空間のことで、地面よりも一段高くなった屋外スペースのことを指します。屋根がないことが多いです。
サンルームもテラスもどちらも1階部分に設置される共通点があり、屋根があるかないかの差かと思います。厳密には、サンルームは「部屋」になるため、テラスの方ベランダと近いと思います。
ルーフバルコニーには、屋根の部分に設けられたバルコニーのことです。屋根がなく、手すりで囲まれていることが多いです。広く開放感にあふれていることが特徴です。
アウトドアリビングとは、テラスをよりリビングのように生活の場として活用する場所のことです。1階や2階、中庭・屋上など設置場所に定義はありません。
家の中にいながらも、外にいるような感覚で過ごせる魅力があります。
テラスをはじめルーフバルコニーもアウトドアリビングもベランダの代わりに使うことは可能です。ベランダの使い方をそのまま使うことができるからです。
また、ベランダよりも広いため、べランピングやおうちキャンプで使う際に向いています。
ただし、洗濯物を同じ場所で干しながら、べランピング等を楽しむのは、せっかくの気分が下がってしまいそうです。
べランピング等を楽しむなら、非日常気分を味わえるように、生活感がない方がずっと、好ましいですね。
やはり洗濯物を干すための場所としてベランダが必要なのでは?と考えるかもしれませんが、新しい生活スタイルの間取りである、ランドリールームを設置することも一つの方法です。
ランドリールームは、洗濯→干す→畳むまで一気にできるように、家事動線が1箇所にまとめられた場所のことです。
雨や夜干しも可能ですし、共働き世帯に注目が集まっている間取りです。
ベランダは家にあれば、活用の幅が多くあり、使えそうですね。しかし、ベランダのない家を建てたとしても、代用できるテラスなどがあれば、十分に生活することが分かりました。
大切なことは、生活スタイルに合った家づくりができるかどうかです。
どんな家づくりがご自身にあっているのか、親身になって聞いてくれるプロに相談しましょう。新しい提案もしてくれるかもしれません。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
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