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家づくりの豆知識
2022/05/19
シンプルな形にもかかわらず、かわいらしさやスタイリッシュさを感じさせる家には、三角屋根がついていませんか?
三角屋根にすることで、実は内装・間取りにもメリットがありました。
今回は、三角屋根の特徴から間取りを含めた実例もご紹介します。
コラムのポイント
三角屋根は、切妻屋根と呼ばれています。
2つの傾斜面で作られ、地面に向かって角度をつけた山のような形をした屋根のことです。
二等辺三角形の形になっていることが多いですが、2つの傾斜面が左右対称とは限りません。
現在、日本の住宅の屋根の形は、四角い屋根などバラエティに富んでいます。
近頃はとくに、片流れ屋根の人気が高まっていますが、新築の約4割以上が三角屋根という数値も出ており、日本の定番といえます。
(参考:住宅金融支援機構 住宅仕様調査)
・片流れ屋根とは?
一方向にのみ傾斜がつけられていて、シンプルでスタイリッシュな形をしています。
一面に太陽光パネルを取り付けられること、狭い敷地の住宅でも、室内空間を広く取れるメリットがあります。
童話の世界に出てくる家の多くは、三角屋根の家ですね。かわいらしく、ほっこりと感じさせてくれます。
つまり、三角屋根は、和でも洋でも、シンプルでも、モダンでもどんなテイストの家にも合うといえます。
■建築費のコストダウンが可能
■ソーラーパネルが設置しやすい
■家のテイストを自由に選べる
■屋根の積雪量を抑えられる
■間取りのアレンジがしやすい
■インナーガレージにも合う
三角屋根は、形が非常にシンプルです。シンプルであるがゆえに、建築費に大きな影響をあたえません。
構造がシンプルだと、材料費が少なくてすみますし、施工が比較的容易になります。
施工が容易だということは、工事期間も短くなりますし、人件費も抑えることが可能だからです。
ソーラーパネルは、小型化・軽量化されていますが、十分な太陽の光を集めるためには、設置場所も大切です。
傾斜があることで、太陽の角度に対応することができ、理にかなっています。
また、太陽光発電を利用することで、月々のランニングコストを抑える効果もあります。
在宅ワーク・テレワークで自宅で過ごす時間も増え、電気代の対策はしておきたいところですので、今の時代にもぴったり合っている家づくりでしょう。
先ほどもお伝えしたように、三角屋根は、和・洋・シンプル・モダンなど、どのテイストにも合います。
デザインを選ばないため、自分好みのテイスト・デザインの家を建てることができます。
雪の多い地帯にとって、屋根からの落雪には非常に気をつけなければなりません。角度をつけることによって、屋根に積もる量を抑えることができます。
落雪の場所も限定されるため、落雪によって人が怪我をしないようにリスク対策することもできます。
一方で、屋根の上に登って除雪をすることは、怪我のリスクも高く、三角屋根はふさわしくないと北海道では考えられています。
落雪を予防するための設備を取り付けたり、無落雪屋根を取り付け対策を行なっています。
(参考:北杜市HP 市のプロフィール)
□吹き抜け
□ロフト
吹き抜け
三角屋根の場合、屋根の中央に向かって高さがあるため、広々とした空間を演出することができます。
ロフト
ロフトは部屋の上部の空間を活用した部屋です。
収納場所として活用することもできますが、せっかくなので、子供心をくすぐる秘密基地のように、好きなことをする場(趣味の部屋)にすることができます。
インナーガレージは、雨に濡れることなく、家に出入りできたります。
また、テントやタープ不要でBBQを楽しんだり、お子様の遊び場になったり、DIYや車いじりが趣味の方の絶好の場所として活用していることが多いようです。
インナーガレージは、利便性が高いことから、注目を集めているガレージのスタイルです。
三角屋根は山のような形をしているため、下部にインナーガレージような住宅と異なる空間があると、外観のメリハリがついて、センスがある家だと感じられるでしょう。
メリットが多い三角屋根ですが、注意すべき点が2点あります。
■屋根の勾配
■軒の部分の幅
三角屋根は、屋根の角度(勾配)によって、外観がずいぶんと変化します。
勾配のキツい三角屋根はモダンデザインや洋風デザインの住宅にピッタリです。
一方で、勾配の緩い三角屋根は、落ち着いた雰囲気のお家になります。
外壁からどのくらい屋根がはみだしているかによって、見た目だけでなく、住宅の機能性にも関わる大切な部分です。
例えば、軒の部分が大きく突出していると、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出してくれます。また直射日光が室内に入る量を抑え、室内の温度の上昇を抑えてくれますが、場合によっては、室内が暗くなってしまう懸念も考えられます。
一方で、軒の部分が小さいと、モダンさが感じられます。日差しが入り明るい室内になりますが、眩しすぎたり、暑さが感じやすくなることがあります。
どのくらいの幅がふさわしいかは、住宅の土地の状態によって異なりますので、設計士としっかりと相談することが好ましいです。
同じ三角屋根にもかかわらず、異なる雰囲気のお家を厳選しました。
<外観>
ソーラーパネル、インナーガレージと三角屋根を生かした家づくりです。
<間取り>
お子様の遊びスペースとして活用しています。子供心をくすぐる、楽しい場所です。
<外観>
和風テイスト、日本のよさを感じられる家づくりです。
<間取り>
吹き抜けで、広々空間が演出されています。
<外観>
屋根の勾配が緩やかで、ナチュラルで落ち着いた雰囲気のお家です。
<間取り>
吹き抜け部分から光が差し込み、室内の木の温かみを一層感じさせてくれています。
三角屋根の家は、定番ではありますが、デザイン・テイストが異なると、オリジナリティが感じられる素敵なお家を建てることができます。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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