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家づくりの豆知識
2022/05/31
雑誌やネットで見ると、パントリーのある家は憧れですね。家を建てる機会があったり、リフォームのチャンスがあるならパントリーは外したくはない!という気持ちが強いのではないでしょうか。
パントリーそのものは、大きな面積は必要ありません。
広すぎても、パントリーがなんでも収納の場所になったり、キッチンやリビングなど、もっと広くしたい場所があったのに・・と後悔することになりかねません。
今回は、パントリーを1畳でつくれるのかどうか、パントリーの使い方・収納方法を考えながら、検証してみましょう。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
パントリーは、もっぱらキッチン横や奥、もしくは近接につくられる、食品を保存・管理するための収納場所のことです。
食品だけではなく、お鍋やホットプレートなど調理家電を保管する場所としても利用されます。
■キッチン収納が確保できる
■食品や飲料水などのストック管理がしやすい
■腰の負担が少ない
■1畳でストレスフリー
キッチン収納が確保できる
キッチンは食器も含め必要なものが多く、収納を確保することが大変です。
パントリーをつくることで、余裕のあるキッチン収納をすることができます。
食品や飲料水などのストック管理がしやすい
ストック管理は、奥に品物が埋もれてしまい、見つけたときには賞味期限が切れていることもあるでしょう。
特に床下収納で起こりがちかと思います。
また最近では、防災・減災対策として、水などをローリングストックをすることが推奨されており、取りやすさ・数の把握をしやすいようにすることが望ましいですね。
パッとみて数が把握できる収納の仕方は、パントリーが適しています。
腰の負担が少ない
キッチンの床下収納は、場所を有効活用する上ではいいと思いますが、出し入れの度に腰をかがめて行うのは、面倒ですし、体への負担もあります。
パントリーであれば、立ったままで出し入れができますので、シルバー世代になっても助かります。
1畳でストレスフリー
パントリーの一般的な広さは1畳程度です。 畳一畳は、910mm×1820mmが基本です。
造作家具で棚をつくると、デッドスペースもなく、倒れる心配がないため、おすすめではありますが、メタルラックで対応される方もいるでしょう。
メタルラックは、幅900mm〜1200mm×奥行きも350mm〜460mm程度ですので、人一人・二人、中に入ってモノの出し入れを行うには十分な広さでしょう。
パントリーは、かさばる量の食品や飲料水を1箇所にまとめておくことができるので、「〇〇はどこ?」「〇〇をどこに収納するの?」なんて聞かれませんか?
場所が明確なため、聞かれることもなくなり、余計なストレスを溜めずにすみます。
パントリーをつくることを決めたら、次は、どこにつくるか、間取りを考える必要があります。
■キッチン奥
■キッチン横(ダイニングやリビングとの間)
■玄関から回遊できるようにする
上記3つが、考えられる間取りです。
食品や飲料水の保管・保存場所ですから、キッチンの奥にあることで、収納するものが明確で、お料理中の出し入れも楽に行うことができます。
キッチン奥に配置するのと変わりありませんが、ダイニングとの間にパントリーを設置することになり、収納が丸見えになることが予想されます。
コーヒーや紅茶などカフェセットを並べて楽しむことができますが、カーテンや扉などがないと、見せたくないものを置きたい場合には、工夫が必要です。
キッチンに近いけれど、ちょっと離れる場所にパントリーを設置することもあります。
この場合ウォークスルータイプにして、玄関から直線上にあると、買い物から帰ってきてすぐに収納することができます。
なおかつキッチンにも通り抜け・回遊できるような間取りでないと、快適性が損なわれ、思ったような使い方ができないと後悔することになるかもしれません。
だからこそ、間取りを考える際は、パントリーをどんな使い方をするのか、イメージをしっかりと持っておくことが大切です。
パントリーの間取りを考える上で、使い方をイメージすることと、お伝えしましたが、合わせて収納方法も考えておきましょう。
以下のチェックリストを参考にしてみましょう。
□収納棚は備え付け?市販の棚・収納家具?
□棚は固定?可動?
□置きたいモノは何?
□収納BOXを並べる?
□掃除はどうする?
パントリーでは、収納棚は欠かせませんね。工事の際に備え付け(造作家具)にするのか、市販の棚で対応するのか、考えなければいけません。
備え付け(造作家具)
備え付けであれば、しっかりと固定され、倒れる心配もありませんし、見た目もおしゃれで、少し重いものを収納できるメリットがあります。
一方で、棚の位置を変えることができないというデメリットもあります。
市販の棚・収納家具
リーズナブルな価格で購入できますし、後から追加で棚を増やすこともできます。
しかし倒れないように一工夫しなければなりません。
また、見えてしまうとオシャレ感が損なわれることも考えられますので、デザインにも気を配りましょう。
備え付けタイプの棚は固定ではありますが、作り方によっては、棚を外せるようにしておくこともできますね。
可変性を考えておくと、買ったものに対して、適度な高さで保存することができます。
パントリーで保存・保管したいものは、飲料水、乾物、多めに買った調味料、ホットプレートや土鍋などの調理家電、エコバッグでしょうか。
重いモノから軽いものまで様々考えられます。
収納の際に、棚の上に、そのまま置くものもあるでしょう。
しかし乾物系であれば、一つの収納BOXにまとめて、置くことも考えられます。
どんな箱を置くのか、予め考えておくと、棚の奥行きを考える場合に、参考にすることができます。
取り出しやすい位置に置いておきたいモノや、重いため、棚の最下部に置きたいもの、できる限り、綺麗に並べられる状況を見立てましょう。
回数は少ないかもしれませんが、掃除はしますよね。
重たい飲料水であれば、一番下の棚もしくは空きスペースに置くことが多く、掃除の度に動かすのは大変です。
ストック管理の上級者になると、水を買ってきた箱にいれたまま、上部を空けておき、見やすく取りやすいようにした上で、簡易台車に乗せておくようです。
すると、掃除の際は、台車ごと動かすことができ、簡単にキレイを保つことができるそうです。
市販のラックに置く場合でも、掃除機が滑り込める高さを残して棚を配置してみてはいかがでしょうか。
以下の項目に該当する方は、パントリーのある生活が向いています。
■まとめ買いをする人
■家族で収納物の内容や場所を把握したい
■おしゃれで機能的な家で暮らしたい人
週末にしか買い物にいかない、大型量販店で一度の買い物の量が多い人は、やはり収納場所が必要です。
さらに何がどれだけ残っているのか、パッと分かると、買いすぎる失敗も防げそうです。
何がどこにあるのか、把握している人が家では一人しかいないというご家庭は多いのではないでしょうか。
必要なものを取り出すためだけに、「あれはどこに?」と聞かれると、ちゃんと知っておいて!とイライラが募ってしまうものです。
誰が見ても、どこにあるか分かる環境づくりが大切です。パントリーがあれば、ピッタリの収納環境をつくっておくことができますね。
パントリーがあるお家は、暮らし方がしっかりと考えられている、素敵!おしゃれ!と周りから見られます。
実際に生活をし始めても、キッチンの収納が整えられていてとても快適で、過ごしやすいですよ。
パントリーは、1畳あればつくれる収納スペースです。
しかもパントリーの使い方はキッチンに関連するものを保存・保管するだけですので、家事もしやすく快適に過ごすことができるでしょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
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