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2022/11/26
パチパチと聞こえる音と共に、ゆらゆらとゆらぐ焚き火の炎は、心をときほぐしてくれますね。室内で同じ体験をするなら、薪ストーブです。
薪ストーブをリビングに置くことは、インテリアになり、ほっこりとした暖かな空間を演出してくれます。
これから寒くなりますし、優秀な暖房器具である薪ストーブをリビングに置きませんか。
今回は、薪ストーブをリビングに置くメリットと、リビングのどこに置くとよいのかを中心にお伝えします。
SDGsを意識したい、サステナブルな暮らし、自然が豊かな環境で暮らしたい方にはピッタリです!
コラムのポイント
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薪ストーブは、電気やガスを使わずに、体を芯から温めてくれる優秀な暖房器具です。
ですが、お手入れという点を考えると、エアコンやストーブに比べると手間がかかります。
それでも薪ストーブをおすすめする理由は、メリットが大きいからです。
薪ストーブのメリットについて考えてみましょう。
●体を芯から温める
●お財布にも環境にも優しい
●インテリアとして映える
●心を穏やかにしてくれる
●体を芯から温める
薪ストーブから発生される輻射熱(ふくしゃねつ)には、遠赤外線効果があります。
エアコンやストーブは、機器の中でつくられた熱が風を通して、ヒトの体を温めてくれますが、遠赤外線効果の場合は、風を使うわけではなく、直接肌を温めてくれます。
体を芯から温めることによって、体温が上がり、代謝をよくしてくれる効果があります。
●お財布にも環境にも優しい
薪ストーブにすると、電気代・ガス代がかかりません。また薪=木ですので、SDGsやサステナブルな生活を送ることができ、環境に優しい生活を送ることができます。
薪を手に入れようとすると量も費用もかかりますが、例えば、山梨県ですと、木が入手しやすい地域ですので、無料で手に入れることもできます。
●インテリアとして映える
薪ストーブは置いておくだけで、十分にインテリアとしておしゃれです。
薪ストーブが稼働する季節は冬のみで取り付けると移動させることができないデメリットもありますが、移動させられないからこそ、薪ストーブの雰囲気がしっかりと空間をおしゃれに演出してくれます。
●心を穏やかにしてくれる
薪ストーブの中でゆらぐ炎、薪がはぜる音には、1/fゆらぎの効果があり、心をリラックスさせてくれ、集中力が回復すると言われています。
この効果は、バイオフィリア効果(自然と触れ合うことで、ストレスが軽減されたり、集中力が高まったり、心身が癒やされる効果のこと)としてEdward O. Wilsonが提唱した研究で示されています。
参考: Sky factory バイオフィリアの科学的研究について
薪ストーブは、メリットが大きいのですが、デメリットも少なからずあります。
薪ストーブを設置して、後悔することがないように、デメリットも把握しておきましょう。
●移動できない
●煙突のメンテナンスが必要
●地域によっては不向き
●移動できない
薪ストーブは、構造上、煙突が必要であり、一度取り付けると取り外すことができません。
だからこそ、どこに設置するかが非常に重要です。
壁側に設置する、リビングの真ん中に設置する、角に設置する場合が考えられますが、どんな薪ストーブを設置するのかによって変わりますので、薪ストーブの選び方にも注意が必要です。
●煙突のメンテナンスが必要
薪ストーブは、煙突と合わせて取り付けますが、煙突部分は簡単には掃除することができません。
プロに依頼することがベストな選択ですが、請け負える業者は少ないです。
●地域によっては不向き
メンテナンス業者が少ないこと、薪が入手しやすいかどうかにも関係しますが、特に都市圏では薪ストーブは向いていません。
一方で、薪が入手しやすい地域では、薪ストーブを取り扱っている業者が手中していますので、メンテンスの際も選んで依頼しやすいので、「地域」は非常に重要になります。
薪ストーブから発せられる熱から守るために、壁から一定の距離を離さなければいけませんが、床も同様に熱から守る必要があります。
そのため、土間にすることが多いです。ご家庭によっては、土間を広くとり、テラスとつなげ、リビングをより開放的な空間に演出しています。
上記でお伝えしたように、薪ストーブの選び方によって、リビングのどの位置に設置するのがよいのか、変わってきます。
薪ストーブには、熱の発し方によって2つの種類に分けられます。
□輻射(ふくしゃ)式
□対流式
□輻射(ふくしゃ)式
薪ストーブ本体を温め蓄えた熱を放出する方式で、薪ストーブでは定番です。
天板に鍋を置いて料理をすることも可能です。
ただし、小さなお子様やペットがいるご家庭は、火傷への注意が求められます。
□対流式
薪ストーブの炉内と側面に空間を作り、その空間に室内空気が通ることで、暖められた空気が対流し、熱が部屋全体へ広がっていきます。
部屋全体を暖めるには、輻射式より向いていますが、料理をするには不向きのタイプです。
その他、薪ストーブにはデザイン性があるものや、本体の大きさ、本体の材質が異なります。
詳細は、カタログなどを見て比較検討することが好ましいので、依頼する業者に問い合わせしましょう。
薪ストーブをリビングに置く場合、3箇所考えることができます。
それぞれのメリット・デメリットと合わせて検証します。
生活動線を重視したい!場合はベストポジションです。
色々歩き回ることが多いのであれば、邪魔になりにくいからです。
ただし、薪ストーブの真横・後ろからでる熱が伝わりにくいため、せっかくの暖房効率が下がってしまいます。
暖房効率のよさを考えると、リビング中央はベストポジションです。
熱が360度放射されるため、無駄になる部分がないためです。ですが、真ん中にドンと置かれてしまうと、圧迫感が出る場合がありますし、生活動線を考えると邪魔になることが予想されます。
生活動線、暖房効率の両方のバランスを考えるなら壁側がベストポジションです。
生活動線上、邪魔になりませんし、熱の放射が無駄になってしまう部分は後ろ側だけですので、角に置くよりも暖房効率が上がります。
リビングは、家族が集まる場所です。せっかくの時間ですから炎を見て、体を温めながら、ほっとする時間を共有できる場所にしましょう。
山梨県で家を建てるなら、自然環境がよく、薪も入手しやすい、薪ストーブに適した地地域ですから、前向きにぜひ検討してください。
心も、お財布も、環境にも優しい生活を送ることがきっとできますよ。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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