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家づくりの豆知識
2023/06/20
家事は、料理・洗濯・掃除だけにとどまりません。共働き世帯も増え、いかに効率的に早く家事ができるかが、勝負ともいえます。
だからこそ、どんなふうに家事をするのか、どんなルートを通るのか見据えた上で、間取りを考えることがポイントです。
コラムのポイント
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家事が楽になる間取りとは、どれだけコンパクトな動きで、すべての家事を終えられるかを考えた間取りのことです。
さて昭和時代の間取りでは、家事を効率的に行うことはあまり考えられていませんでした。また2階建の住宅も増え、2階に上がったり、降りたりと目まぐるしく動いていると、転倒し怪我をしてしまうリスクもあります。
もし新築ではなく、リフォームで家事が楽になる間取りを希望する場合は、間取りを大きく変えるつもりでいましょう。
では家事が楽になるようにする間取りのポイントをまとめました。
1つの家事を行うために、様々な工程があります。その工程を極力1箇所、せめて隣・後ろなど近い位置で完了するように配置します。
例えば、ランドリールームがいい例です。
ランドリールームとは、洗濯の工程を1箇所で完了できるようにする専用の部屋です。洗濯物をカゴからネットに入れて洗濯機に入れる、洗濯機を回す、洗濯機から洗濯物を出して、仕分ける、干す、畳む、しまうまでの工程があります。
すべてが1箇所でできれば、無駄な移動がないため、時短になり、効率的ですね。
家事に充てる時間を短くするためには、いろいろな家事を同時進行しますよね。
例えば、洗濯機が回っている間に料理をすることもあるでしょう。となれば、洗濯機がある横にキッチンがあるといいですよね。
これでまた家事が効率化されました!
家事を同時進行して行う際は、平行に動く、前後に動く動線がベストですが、家事が2つだけではありませんし、時には在宅ワークの合間に家事をすることもあるでしょう。
となると、横一列につくるような間取りでは、難しい場合もあります。
だから回遊できる動線を確保した間取りを考えます。
回遊できるラインができると、他の家族とぶつかることなく、スムーズに家事を行うことが可能になります。
例えば出入り口が1箇所しかないと、出る人・入る人が同じタイミングになると、ぶつかってしまったり、道を譲ったりロスタイムができてしまいます。
ですが、出入り口が2箇所だと別々に出入りが可能ですので、ロスタイムがなくなりますよね。
ロスタイムがなくなることで、より家事を効率的に行うことができるのです!
上記でもいくつか例をあげてお話しましたが、あったらいいな、と参考にできるようにご紹介します。
普段のお買い物ではなく、まとめ買いや大きな荷物のお買い物に助かる間取りを考えます。
行動ルート(動線)は、車から降りて、玄関→キッチンやパントリーなど収納スペースに向かうルートになるでしょう。
例えば、玄関にシューズクローゼットをつくると、シューズクローゼット内の保管スペースに荷物を置くことができます。荷物の整理整頓が時短になります。
またシューズクローゼットを奥に突き抜ける形でつくり、キッチンやパントリー部分とつながっていたら、そのまま玄関→シューズクローゼット→キッチンとなり、さらに料理の時間も時短にすることができます。
玄関ではなく、勝手口で、家事が楽になる間取りでもおすすめです。
家の中で、収納がどこにあるか、大きなポイントです。
納戸やシューズクローゼットのように玄関収納など、一つの大きい収納場所を確保していればよいと思っていませんか。
玄関収納のために、シューズクローゼットや玄関土間をつくることは、非常に利便性が高くおすすめです。
しかし、1箇所だけでは、家事が楽になるわけではありません。必要な収納を確保しておかないと、洗剤などの詰め替えの手間がかかるからです。
例えば、シャンプーの詰め替えが玄関収納に置いておいたら、取りに行く手間がかかりますよね。洗面台や浴室付近に収納があれば、たった一歩で完了です。
家事にかける時間や手間を効率化させるには、間取りも大切ですが、設備にも目を向けましょう。
洗い物にかける時間は、1日の中でどのくらいだと思いますか。
洗い物は、食事に使う食器・カトラリーだけではありません。料理に使った調理道具も洗わなければいけません。
1回の食事で、調理道具を洗うことも含めて考えると、洗い物にかける時間は15分程度とすると、15分×3回=45分。45分もあったら、他のことができますよね。
食洗機があれば、食洗機に洗い物をセットする時間だけですので、大幅に家事の時間がカットできます。
ランドリールームがあれば、浴室乾燥までは不要になるとは思いますが、雨の時の生乾き臭を防ぐには、きちんとした乾燥できる場がほしいですよね。
乾燥機では、服を傷めるリスクがありますので、極力使用は控えたいところです。洗濯物をかけて干すことで、服をあまり傷めずにすみます。
また、浴室乾燥機には、暖房機能もありますので、お風呂でヒートショックを起こすリスクを下げてくれますので、家族の健康を維持してくれます。
ちなみに、ヒートショックを防ぐために、入浴前に浴室を温めておくことは推奨されています。
参考:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット ヒートショック対策
全館空調とは、一台で、家全体の空調をコントロールする機器のことです。
本体が1台ですので、メンテナンスが1台のみですみます。
各部屋にエアコンを設置したら、フィルター清掃などのメンテナンスは、数台に及びますので、メンテナンスにかける時間も手間も大幅にカットすることができます。
家事は、料理・洗濯・掃除だけではありませんし、一つ一つの家事には、いくつもの工程があり、時間も手間もかかります。けっして家事が楽になることは、ズボラではありません。
少しでも家事にかける時間が減ると、仕事をする時間やお子様やご家族とのふれあう時間、ご自身のための時間をつくることができます。
きちんとした肉体的・精神的な休養は、明日へと活力となりますので、前向きに捉えてくださいね。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!