家づくりのご提案
施工事例
家づくりの豆知識
2023/09/16
近年、住宅の設計や建設において、コンパクトな家が注目されています。
一見、広々とした家に住むことが理想とされがちですが、コンパクトな住宅には多くのメリットがあります。
ですが同時に、注意が必要なポイントも存在します。
今回、コンパクトな家のメリットやデメリット、注意点、そして実際の施工事例を通じて、コンパクト住宅の魅力をお伝えします。
コラムのポイント
コンパクトな家とは、名前の通り、「小さな家」です。
シンプルなつくりで、無駄のない家づくりであることが特徴です。
明確な広さの定義はありませんが、延べ床面積が30坪前後の、平屋が多いです。
シンプルで無駄のない家づくりは、機能性が非常に大切ですが、穏やかに心地よく暮らしたいと思っている人にはピッタリの家づくりです。
コンパクトな家は、シンプルで機能的な家づくりであることが魅力ですが、他にもメリットがあります。
●家族とコミュニケーションがとりやすい
●掃除やメンテナンスがしやすい
●ランニングコストや税金が抑えられる
●ミニマリストで心豊かな生活ができる
家族とコミュニケーションがとりやすい
廊下がないことが多く、個室から出ると、目の前がリビング・ダイニングの間取りであることが多く、何気になく、言葉をかわす機会が多くなります。
掃除やメンテナンスがしやすい
日々の掃除は、広いと大変ですが、コンパクトな家づくりであるため、見える範囲が掃除の範囲であり、清潔さを保ちやすいです。
段差もない場合は、お掃除ロボットに任せやすいかもしれません。
ランニングコストや税金が抑えられる
光熱費は月々の生活で必ず払わなければいけませんよね。
コンパクトな家であれば、エアコンなどの空調機の必要な台数は少なく、ランニングコストが抑えられるでしょう。
また、固定資産税も、広さを基準に算出されるため、課税額が小さくなります。
ミニマリストで心豊かな生活ができる
日々生活していると、必要なものが多くなってきますよね。
ですが、コンパクトな家であれば、収納スペースに限りがありますので、質を重視した生活に自然と切り替わってくるでしょう。
質を重視すると、一つのものを丁寧に扱うようになり、ミニマリストの生活を実現することができます。
コンパクトな家は、メリットが多いですが、コンパクトだからこそデメリットがあります。
■家族の人数が制限される
■モノが多い暮らしには不向き
家族の人数が制限される
たまにお客さまを招いてパーティーをしても問題はありませんが、日々の生活で人数が多いと、圧迫感が感じられます。
人が多いと、必要なものも多いため、自然とモノがふえてしまいます。
4人以上の家族で暮らす場合には、コンパクトな家は、窮屈に感じる可能性が高いです。
モノが多い暮らしには不向き
家族が多い場合はモノが多いですが、何かのコレクターの場合やモノが多いことの方が安心する方もいますよね。
そういった方には、モノがより増えていくため、コンパクトな家は不向きです。
メリット・デメリットを把握した上で、コンパクトな家を建てるとしたら、どんな家を建てることができるでしょうか。
次に、コンパクトな家でも広く、心地よく暮らすための方法をお伝えします。
コンパクトな家はシンプルで機能的は反面、やはり本質は「コンパクト」な家です。
ですが、以下の5つのポイントをおさえた家づくりであれば、「コンパクトさ」を感じさせない広く心地よい家にすることが可能です。
●テラスやウッドデッキで外とのつながりをつくる
●吹き抜け・梁を見せるつくりで開放的にする
●色を統一する
●家具の配置は壁沿いにする
●プライベートスペースを設ける
室内がコンパクトであれば、外の空間を利用します。つまり奥行きを感じさせることで、広く感じることができます。
テラスやウッドデッキはリビング前に設置されることが多いですが、コンパクトな家ですので、家の1面全体につくるとより効果的です。
テラスやウッドデッキで、外に奥行きをつくることをご提案しましたが、室内なら高さで奥行きを感じるようにします。
木造住宅であれば、木の美しさを実感できるため、あえて吹き抜け・梁を見せることがおすすめです。
高さも感じられますので、積極的に取り入れることがおすすめです。
インテリア家具も含めて、床や壁など、色を柔らかい色味の色で統一することがおすすめです。
もしアクセントを入れるなら、観葉植物でグリーンを入れてみましょう。
家具は、室内の3分の1程度を占有すると言われています。コンパクトな家で広く感じるようにするには、いかに何も置いていない場所をつくるか、がポイントです。
簡単は方法として、家具は、壁面沿いに配置し、部屋の真ん中の空間を大きくとることです。
コンパクトな家は、無駄なスペースがないため、家族とのコミュニケーションがとりやすい一方で、プライベート空間がないと感じてしまうことがあります。
時には一人で考えたい、趣味を楽しみたい、仕事をしたいなど「一人」でいたいシチュエーションが考えられます。
だからこそ、コンパクトな家だからと省くのではなく、プライベートスペースを設けましょう。心地よく暮らすためには、必要なスペースだと考えます。
実際にどんなコンパクトな家があるの?と気になるますよね。
施工事例を2つご紹介します。
玄関をあけたら、パッと空間が広がっています。
梁を見せる方法やウッドデッキ、プライベートスペースも採用し、心地よさが感じられます。
たっぷり光が入るリビングは、自然素材の床や壁と相性がよく、明るく開放的な空間が素敵です。
さらにシューズクローク・サンルームと収納とフリースペースも盛り込まれたお家で、心地よさ・快適さがあふれるように感じられます。
施工事例をご紹介しましたが、心地よく快適に過ごすための間取りのポイントもご紹介します。
コンパクトな家は、水回りを含めて必要な間取りはきちんと組み込まなければいけません。
となると、無駄はとことん省く必要があります。あわせて家事・行動動線を踏まえて配置することで、快適さが増します。
部屋は広い方が開放的ですが、収納スペースがほとんどなくなってしまします。
シューズクロークなどまとめておけるスペースを設け、防災のためのストックもあるかと思いますので、ある程度広さのある収納をつくっておくと安心です。
テラス・ウッドデッキ・サンルーム・土間はフリースタイルの空間です。
外とのつながりができ、開放的に感じられるためではなく、BBQをしたり、お子様の遊び場にしたり、カフェスペースにしたり、DIYをしたりと、使い方が無限大の空間です。
自由に使える空間があれば、ちょっとしたときに非常に助かりますし、心地よさ・快適さが倍増します!
もっと詳しく家づくりを知りたい方はお問い合わせください。
コンパクトな家に向いていない方もいますが、機能性が充実し、心地よく・快適に暮らし、自分らしく暮らすのに、ピッタリな家はまさに『コンパクトな家』です。
また『コンパクトな家』でも十分に広く感じられる間取りを採用することは可能です。
ですが、個人で間取りを考えることは難しいですので、プロに相談してください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!