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家づくりの豆知識
2023/12/14
和カフェのようなリビングにしたい、ほっとするような雰囲気のあるリビングにしたいと思ったら、今人気のある和モダンのリビングがピッタリです。
ですが、雑誌やネットで調べてみても、ご自宅のリビングで再現するには難しいのではないでしょうか。
そこで今回は、和モダンリビングをトータルコーディネートできるコツをご紹介します。
コラムのポイント
コーディネートのコツ・ポイントを知ることで、ご自身の理想とする和モダンのリビングを具体的なイメージで固られるでしょう。
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和モダン=和×洋ですよね。シンプルで直線的で、和の雰囲気がベースです。ただし、和と洋のバランスが異なるだけで雰囲気がガラっと変わります。
だからこそ、雑誌・ネットで調べても特徴が掴みにくく、具体的なイメージを固めて、マネをすることが難しいです。
以下のコンセプトを参考にすると分かりやすいでしょう。
和モダンコンセプト例
【レトロ風和モダン】
和の伝統的な要素が際立つ。和紙や木材、古民家風のデザインでシックな雰囲気が特徴的。
【和カフェ風(ジャパンディ)】
モダンでありながらも、北欧や洋風のデザインがスタイリッシュに取り入れられ、落ち着いた雰囲気や明るく柔らかな雰囲気シンプルでモノトーンな色調が特徴的。
※ジャパンディとは・・和風×北欧をミックスしたインテリアスタイルのこと
【旅館やホテル風和モダン】
高級感が漂い、和のエレガンスとモダンなデザインがあわさる。自然素材や和の伝統工芸品など質のよさがポイント。
※旅館の場合はシックな雰囲気、ホテルの場合は、スタイリッシュな雰囲気が強い。
【かっこいい和モダン】
無骨なインダストリアルな要素が加わり、鉄やコンクリートなどの素材が使用され、シンプルで力強いデザインが特徴的。
和モダンの中でもご紹介したような様々なコンセプトがありますので、まずリビングをどのコンセプトにするかを決めると、和の要素をどれだけ取り入れるのか、家具に使用する色なども決めやすくなるでしょう。
床や天井、家具や照明などそれぞれ後述しますが、『和モダン』のリビングをつくるコツを先にお伝えします。
自然素材というと、主に木材ですが、他にも障子につかう和紙やい草(畳)、漆喰や珪藻土(けいそうど)があり、内装材として取り入れやすいものです。
また『和モダン』ならリビングつづきの和室を取り入れると、「和」の要素が加わり、間取りで『和モダン』のリビングをコーディネートできます。
日本には四季があり、楽しむ心を大切にする傾向がありますよね。リビングにもその心を取り入れられます。
例えば、自然を感じる大きめの観葉植物を置いたり、外の景色を借りて縁側を設けたり、クッションなど取り替えしやすいモノで季節を感じるカラー(例:夏はグリーン、冬はからし色やえんじ色)を取り入れてみましょう。
かつて日本では、サブトンの上に座って生活するスタイルが主流でしたよね。
「和」のスタイルを強くするなら床座です。和室の代わりに畳スペースやリビングつづきの和室をつくることも一つの方法です。
しかし、ソファでくつろぎたい場合もあるでしょう。
ですので、ソファやテーブルを置くなら、ロースタイルのソファやテーブルといった家具がおすすめです。天井までの高さがあると開放感も感じられるため、心地よくリビングで過ごせるかと思います。
『和モダン』のリビングの床や天井などベースとなる部分には、茶系、ベージュ系・緑系・白黒やグレーを用いることがおすすめです。
茶系やベージュ系のイメージが強いかと思いますが、緑系であれば、和室の畳に使われる色をイメージするといいでしょう。
白黒のモノトーンやグレーは、「洋」の要素が強めになります。
シンプルでモダンさが際立つため、家具などを和風のものにチョイスすることで、バランスがとれるかと思います。
インテリアコーディネート
カラー黄金配率
ベースカラー(天井・壁等): 7
メイン(家具): 2
アクセント(小物): 1
和モダンでアクセントカラーとして取り入れるなら、日本の伝統色、若草色や群青、えんじ、からし色などがおすすめです。
和モダンリビングをつくっていくには、全体のコンセプトを決めた後でコーディネートしていきます。
まずは大枠となる家づくり、床・天井、壁やドアを考えます。
どのコーディネートにおいても、自然素材を活用すると和モダンの雰囲気を演出してくれますので、積極的に使いましょう。
さて自然素材、例えば木材であれば、色味を変えるだけで、各コンセプトに合ったデザインに変わりますよ。
その上で、床や天井など一つずつ、コンセプトに適したものを考えていきましょう。
ラグを敷くこともありますが、床は土台となる部分です。
レトロ風やホテルライクの高級感に合う床材の色味は濃いトーンの木です。
レトロ風であれば、赤褐色がかったもの、ホテルライクであれば重厚感のある黒に近い色味が向いています。
一方で和カフェ(ジャパンディ)やかっこいい系であれば、全体的に穏やかさと陽だまりのような明るさがポイントですので、明るい色味の床がおすすめです。
和モダンのリビングであれば、開放感があるとカフェやホテルのように感じられるので、「吹き抜け」天井がおすすめです。
「吹き抜け」からみえる柱・梁が、『和モダン』の絶妙なコーディネートを演出してくれます!
しかし、エアコンの効き具合、音など考慮して「吹き抜け」にしない場合、雰囲気を生かして天井部分も自然素材にするといいでしょう。
床と同じ色味でもいいと思いますが、木の種類を変えるなどひと工夫にするとおしゃれに見えます。
壁の定番は、白い壁紙ですね。日の光に反射して明るくしてくれます。
またシンプルなので、絵や写真を飾ったり、後々アレンジができたりするので、汎用性があります。
ですが、「和モダン」なら少し黄味がかったアイボリーとの相性も抜群です。
ぐっと「和」が感じられますよね。
家づくりといえば、床や天井が真っ先に思い浮かべますが、ドアも建具として大切な家づくりの要素です。
柱と同系色にすることが一般的ですが、あえてアクセントとして違うカラーにする場合もあります。
また前後に開く開き戸タイプ(洋)か、スライドさせる引き戸タイプ(和)か選べ、『和モダン』の和と洋のバランスを加減できます。
また、ちょっとした仕切りを格子にしたり、ドアを和室に限らず障子にすることで「和」の要素を盛り込めます。
床・天井・壁・ドアといった要素がリビングを構成する際、『和モダン』のコーディネートのコツをお伝えしました。
この段階は家づくりの設計段階であり、新築やリフォーム時に考慮する必要があります。
工務店の設計士など担当者に、『和モダンのリビングで〇〇なコンセプトを考えている』と具体的に伝えることで、デザインに反映され、イメージ図に提案されるでしょう。
大きな枠となる家づくりが整ってくると、次は家具や照明などインテリアで『和モダンリビング』を完成させていきましょう。
テーブル・ソファなどは前述でお伝えしましたが、ロースタイルがおすすめです。
また、家具のカラーによっては、コンセプトをより強く演出することができます。
レトロ風や旅館のような高級感がコンセプトなら、こげ茶やシックな雰囲気の家具がおすすめです。
一方で和カフェやリゾートホテル風がコンセプトであれば、床や天井と同系色にするか、アースカラーが適しているでしょう。ほどよいおしゃれ感、スタイリッシュさが演出できます。
照明は、形や素材がポイントです。
「和」の要素なら、和紙で包まれた照明が適していますが、丸い形状や珍しい形なら「洋」の要素が加わり、照明一つで『和モダン』が完成します。
ただし四角の形であれば、「和」が強いですので、他のアイテムで「洋」を取り入れましょう。
他にも、連結照明であれば、アイアン(鉄・金属)感が強いため、かっこよさやインダストリアルな雰囲気になります。
薪ストーブはアウトドアギアの一つであり、馴染みが薄いかもしれませんが、山梨県や長野県のように地域によっては薪ストーブを暖房器具として活用していることがあります。
薪ストーブはその佇まいだけでインテリアになります。しかもどのコンセプトに取り入れても相性がよく、『和モダンのリビング』にピッタリなアイテムです。
小さなお子様やペットがいると、火の取り扱い、火傷のリスクが懸念されるかと思いますが、お子様であれば、火の扱いを教えるいいきっかけですし、周りに柵を取り付けてリスクを下げることができますので、検討してみてはいかがでしょうか。
和モダンのリビングをトータルコーディネートするには、設計段階から考える必要があります。
ご希望のコンセプトに合わせてコーディネートする難しさもありますが、設計段階から検討し、プロに相談することで理想の和モダンなリビングを実現することができるでしょう。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!