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家づくりの豆知識
2024/01/31
平屋にインナーガレージを組み合わせることで、外観デザインおしゃれで、快適で実用的な生活空間を構築できる素敵な住まいが実現します。
しかし、インナーガレージには車の音や臭いが気になることがあるため、室内の間取りとのバランスを考慮することが重要です。
今回は、平屋にインナーガレージを設置する際のメリット・デメリット、そしてデメリットに対する対策方法をご紹介します。
また、実際の施工事例を通じて、間取りや車を2台駐車する場合のポイントもお伝えします。
ぜひインナーガレージのある平屋の住まいづくりの参考にしてください。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
インナーガレージは「ビルトインガレージ」とも呼ばれています。また、インナーガレージを有する家のことを「ガレージハウス」ともいいます。
さて、インナーガレージは愛車を守り、家からの出入りが雨に濡れることなく、快適な利便性を生み出します。
しかし、インナーガレージの機能を『平屋』に組み合わせた場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
冷静に考えることで、本当に快適に暮らせる理想の家なのかを検討し、満足度の高い住まいを建てられるしょう。
まずはメリットをご紹介します。
︎⚫︎平屋のコンパクトな住まいを活かせる
平屋は、生活スペースがまとまり、非常にコンパクトで機能的な住まいとして知られています。
さらに、この平屋にインナーガレージが加わることで、荷物の運搬や出入りが最短距離で移動でき、平屋の機能性が一層アップします。
⚫︎平屋の外観にアクセントを加え一層おしゃれに
平屋は、コンパクトな家づくりのため、通常は直線的な外観が特徴です。
しかし、インナーガレージを設けることで、建物に凹凸の部分が生まれ、外観にアクセントが加わります。
これにより、平屋のシンプルなデザインにおしゃれな要素がプラスされ、より魅力的に見えます。
⚫︎インナーガレージのスペースを有効活用
インナーガレージは車の駐車スペースとして利用されますが、車がない時にはフリースペースとして有効活用できます。
雨風の心配がないため、通気性を確保すれば、洗濯物を干すスペースやDIYなどの趣味や遊びの場として利用できます。
扉を開けるだけで目の前に広がるスペースで、なおかつ掃除がしやすい材質でつくられているため、利便性が非常に高いです。
デメリットもチェックしましょう。
︎︎⚫︎車の音や匂いの影響を受けやすい
インナーガレージに車を収納することで、室内に車のエンジン音や排気ガスの匂いが影響を及ぼす可能性があります。
⚫︎ 土地の広さが必要
インナーガレージを設置するためには、広い土地が必要となります。土地の広さが限られている場合、ガレージの設置が難しいかもしれません。
⚫︎ 耐震のための工夫・補強が必要になり、建築費用にかかる可能性がある
インナーガレージを組み合わせた平屋は、インナーガレージ部分が大開口になるため、家を支える柱や壁が不足してしまい、耐震のために追加の補強が必要になる場合があります。
前述したデメリットを対策して快適な住まいを実現させましょう。
⚫︎音や匂い
距離と通気性を確保します。
⚫︎土地の広さ
駐車する車が1台なら5畳以上、2台なら10畳以上のスペースを確保しないと不便です。
また平屋は横の構造のため2階建てよりも土地の広さが必要になる場合もあります。立地をしっかりも見極めることが大切です。
⚫︎耐震
耐震には構造計算を行うことです。1軒1軒きちんと標準仕様の家でも構造計算を行う工務店で建てれば、追加で費用がかかりにくいかと思います。
構造計算は、住宅では法令で義務化されていないため、オプションで対応可能になる工務店もあるかもしれません。
新耐震基準を満たしていても、建てる家の耐震性をきちんと工務店などに確認しましょう。
では実際にどんなインナーガレージのある平屋が建てられているのか、みていきましょう。
まずは車を1台駐車できるインナーガレージのある平屋をご紹介します。
・・間取りのポイント・・
このお家は、ドッグランを中心に据え、タイルデッキからリビングへの動線をメインに構築しました。
インナーガレージはリビングとは反対側に配置されているため、車の音や匂いの問題をスムーズに解決しています。
▶︎その他の間取りやすてきな内装もご覧ください【ダイニングに集う住まい (長期優良住宅)】へ
・・間取りのポイント・・
玄関前にインナーガレージを設け、玄関から見ると奥に居室空間が広がる構造になっています。
寝室はインナーガレージと最も離れた場所に配置されているため、車の音や匂いに対する対策がしっかりと施されています。
▶︎その他の間取りやすてきな内装もご覧ください【季節のうつろい一眺の家 (長期優良住宅)】へ
ご家庭には車が2台ある場合、広々としたインナーガレージが必要ですね。
実際にどのような平屋が建てられているのか、2台分の収容スペースを見てみましょう。
・・間取りのポイント・・
玄関前に大きく2台分の収容スペースを確保しました。
夏には屋根付きテラスとしても利用できますよ。
車の駐車スペースとは異なる使い方ができるため、空間に無駄がなく、柔軟で効率的な使い方が魅力です。
▶︎その他の間取りやすてきな内装もご覧ください【里山のコンパクトガレージハウス】へ
・・間取りのポイント・・
インナーガレージ部分を注視してみてください。
インナーガレージ側面には通気性を確保する開口部が設けられていますが。奥は壁面になっています。
おかげで、ちょっとした収納スペースを確保できました。
︎ ▶︎その他の間取りやすてきな内装もご覧ください【ピットガレージのある家(長期優良住宅)】へ
※ご紹介したお家はご両親の平屋です。
・・間取りのポイント・・
広々とした縁側のようにくつろげるデッキが印象的なお家です。
心地よいリビングとのご希望でしたので、インナーガレージはリビングとは反対側に設ける間取りをご提案しました。
▶︎その他の間取りやすてきな内装もご覧ください【寒冷地の平屋(長期優良住宅)】へ
インナーガレージのある平屋の施工事例をご紹介しましたが、様々な間取り・構造で、どれがいいのだろう?と迷ってしまうかもしれません。
ですが、何を大切にしたいか、ライフスタイルとの整合性を踏まえ、間取りを考えていくことが大切です。
ぜひお気軽にご相談ください。心地よく素敵なお家が建てられるようにお手伝いいたします。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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