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施工事例
家づくりの豆知識
2024/02/16
平屋はコンパクトな家だからこそ、自然と距離が近く、動線が短く余計なものがない機能的な暮らしが可能です。
さらに快適に心地よく暮らすには、リビング中心の間取りがおすすめです。
また開放的に感じられる工夫を盛り込むことで、狭さを感じず、広々と生活できるでしょう。
今回は、事例を通じて快適かつ心地よく暮らせる平屋のリビング中心の間取りをつくるポイントをご紹介します。
リビング中心となることで、気になる家族間のプライバシー、エアコンに関する疑問も解決します。
コラムのポイント
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リビングが中心となる平屋の間取りは、開放的で快適な空間を実現するポイントが豊富です。
ここでは、実際の建築実例を通じて、どのようにして開放感溢れるリビングを実現するかを紹介します。
まずは、どのくらいの広さがリビングにあると、開放的に感じられるのか考えてみましょう。
平屋では、リビングのみではなく、キッチン・ダイニングと合わせて、LDKを一つとして考えます。
ちなみに、リビングが広いと感じられる広さは、家具を置くことを考えて、20畳(約6坪)以上だといわれています。(30畳であれば約10坪です。)
近年では、30坪〜35坪が平均的な家の広さであることを踏まえ、LDKで全体の5分の1以上確保できれば、リビング中心の広々とした開放的な家づくりが可能というわけです。
リビング(LDK)に必要な広さが想定できたところで、早速、具体的な実例を見てみましょう。
なんといっても大きな間口(テラス窓)から見える景色、明るい日差しが気持ちを晴れやかにしてくれます。
明るい日差しが入り込めば、日中電気を使う必要がありませんが、日差しが強すぎるのでは?と気になる方もいるでしょう。
事例では、窓ガラスを遮熱性能が高い高性能な窓にすることや、ウッドデッキの屋根で日射量を調整しているため、日差しが強すぎず、快適な室内空間にしてくれます。
またウッドデッキがあることで、外・庭をより近く感じられるため、奥に広がる空間がより開放感を演出してくれます。
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玄関の扉を開けたら、一続きの大きな空間が顔を見せています。
スケルトン階段のため、奥に空間があることがわかるため、空間に仕切りを感じさせていません。
すべての間取りが一つのように見えることで、広さをぐんと感じることができます。
また土間があることで、少しスキップフロアのようになり、縦の空間がより広く感じられます。
天井に高さがあることで、縦の空間に広がりができます。
そして、ロースタイルの家具を配置することで、目線が低くなるため、天井が高く感じられます。
また薪ストーブがインテリアとしても暖房機器としてもいい働きをしてくれます!
ご紹介しているリビングでは、小さな吹き抜けとロースタイルの家具との組み合わせで開放的な空間を演出しています。
吹き抜けを採用することで気になるエアコンの効き具合も、高すぎない吹き抜けにすることで、不安を解消できています。
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これまでご紹介した3つの事例から見えるリビングを開放的に演出するポイントをまとめると以下の通りです。
⚫︎高さ(縦の空間)を感じさせる
⇨スキップフロアや吹き抜けがおすすめ
その他、リビングを開放的に演出する工夫・アイデアは色々あります。
ライフスタイルに合わせた工夫が重要ですので、プロにご相談ください。
リビング中心の生活となることで、家族とのコミュニケーションが取りやすいメリットがあります。
しかし、時には、仕事や趣味に集中したい、プライバシーがないと感じてしまうことも。
だからこそ、家族であっても距離感を大切にすることが必要ですよね。
事例を通じて、プライバシーを守る暮らしをイメージしてみてください。
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ロフトスペースは、天井の余剰スペースを活用できます。
しかも、建築基準法上では「物置」スペースのため、高さや広さに制限があるものの、ちょっとした個室として活用できます。
今ロフトスペースは子供部屋のように使う使い方も人気がありますね。
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リビングをLDKとして一体化させることで、広いスペースが確保できます。
その一部を活用して和室や畳スペースを設けることで、障子をしめて使えば、プライベート空間ができ上がります。障子がなければ、ワンルームのようになりますよ。
主寝室にしたり、お客様用の就寝スペースにも活用できたり、お子様の遊び場にもでき、フリースペースとして設けることもおすすめです。
和室や畳スペースと同様ですが、畳には畳のよさがあります。
ではテレワーク・ワークスペースの場合もご紹介します。
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リビングに机とテーブルがあるテレワーク・ワークスペースを設けていれば、作業がしやすく集中しやすい環境を確保できます。
さらにもう一つお子様のスタディーコーナーの事例もご紹介します。
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お子様のリビング学習だけでなく、将来的には大人のワークスペースにも変わります。何か作業をしたい場合に非常に役に立ちますよね。
プライバシーを守るには、家族との距離をとれる場所が必要です。どれか一つ、採用してみてはいかがでしょうか。
リビングでは、室内温度を調整するためにも、エアコンは必須家電ですよね。
リビングが広いと、大きなエアコンが必要ですが、電気代やも考えるなら省エネ性も考えなくてはいけません。
▶︎その他すてきな間取り詳細は【室内温度バリアフリーの家】へ
全館空調とは、家中のすべての部屋を、大きなエアコン1台で温めたり涼しくしたりする冷暖システムのことです。
エアコンが1台になることで、お手入れの手間が少ないだけでなく、家の中全体がほぼ一定の温度で保たれるため、体にも優しいことが魅力です。
ただし全館空調では、自然素材の家や高気密・高断熱の家との組み合わせにより、エアコンの効きと省エネ性を高め、お財布にも優しくなる大きなポイントです。
▶︎その他すてきな間取り詳細は【ダイニングに集う住まい (長期優良住宅)】へ
エアコンに使うエネルギーを最小限にし、室内を心地よい空間にするなら、自然の力を上手に活用することもポイントです。
エアコンを効率的に使うなら、高断熱の家であることが大切ですが、パッシブデザインといって自然の力を活用することで、家電の使用を最小限に抑える工夫を取り入れます。
その一つが、日光の明るさ・暖かさを活かすことです。
一例ですが、日光が入りすぎて暑くなることもデメリットになってしまうため、軒を出して日光の量を調節します。
このパッシブデザインには、土地の立地条件をしっかりと把握し計算することが求められるため、パッシブデザインを手掛ける工務店でしか対応できません。
リビング中心の平屋では、コンパクトで機能的な暮らしができるよさがあります。
また先何十年と暮らしていく家ですから、快適さと心地よさも考えた間取りも不可欠です。
そのため、広く開放的に見せる、プライバシーを守る、エアコンにおいては、いくつか工夫を取り入れること肝要です。
理想の暮らしを実現するために、ぜひご一考ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!