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施工事例
家づくりの豆知識
2024/06/30
天井の板張りは、部屋に自然な温かみと高級感をもたらす人気の仕上げ方法です。
使用する木材の種類や仕上げ方法によって、空間の雰囲気を大きく変えることができるため、多くの住宅で採用されています。
しかし、どの木材を選ぶかや、施工に際しての注意点を知らないと、後悔してしまうことも。
今回は、天井の板張りで使われる具体的な木材の種類と特徴、メリット、注意点について詳しく解説します。
さらに、天井を板張りにして、後悔しないためのポイントもご紹介しますので、理想の住まいを実現するための参考にしてください。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
天井の板張りは、木材の板を天井に貼り付けることで、空間に自然な温かみと高級感をもたらす仕上げ方法です。
天井全体を板張りにする場合もあれば、一部のみ板張りにする場合もあり、木材の種類や仕上げ方法によって、部屋の雰囲気を大きく変えられます。
天井の板張りには、様々な種類があります。それぞれの特徴を理解し、ご自分の理想の住まいに最適なものを選びましょう。
主な種類は以下の通りです。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
ヒノキは、淡い色合いで高級感があり、香りも良いです。耐久性が高く、長持ちしやすい特徴があります。
また、ヒノキは高級材として知られており、素材自体の単価が高いため、加工の手間もかかり、施工費用が高めになります。
スギは、軽量で施工がしやすく、コストパフォーマンスが良いです。
パイン(マツ)は、柔らかく加工しやすいです。傷つきやすい一面がありますが、温かみのある色合いが人気です。
スギのように、材料費が安価なため、施工費用も比較的低めであることが一般的です。
オークは、重厚感があり、高級感を演出するのにピッタリの木材です。硬くて耐久性が高い特徴があります。
その硬さから、加工の手間も大きく、施工費用が高くなります。
チークは、耐水性があり、湿度に強いです。高級感があり、木の艶やかなあたたかみを色合いから感じられます。
海外産が主流で、輸送費も加わるため、価格が高くなりがちです。
どの種類を採用するかで、大きく室内の雰囲気が異なります。木材のサンプルや施工実績を工務店で見せてもらうことがおすすめです。
天井を板張りにすることで、以下のようなメリットがあります。
・高級感を演出: 木材の自然な美しさが高級感を生み出します。
・自然素材の心地よさ: 木材の温かみが部屋を包み込みます。
・光の反射が柔らかくなる: 柔らかな光の反射で、部屋全体が優しい雰囲気になります。
・他の素材との相性が良い: 木材は他のインテリア素材とも調和します。
・断熱性と防音性: 木材は断熱性と防音性に優れています。
・デザインの柔軟性: 様々な木材や仕上げ方法が選べます。
・天井の形状に関係なく採用しやすい: 複雑な形状の天井にも対応可能です。
このように、天井の板張りには多くのメリットがあります。
天井を板張りにする際には、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
後悔のない仕上がりを実現するため、ぜひ知っておいてください。
天井の板張りは、木材の種類により、暗く感じることがあるため、明るい色味の種類を選んだり、適切な照明や採光を計画したりすることがポイントです。
クロスよりも施工費用が高くなることがあるため、予算計画をしっかりと立てましょう。
工務店の施工実績である程度、費用の概算を知ることができたり、直接プランを提案してもらいましょう。
また補助金を活用することで初期費用を抑えられる場合があります。工務店により利用できる制度が異なりますので、HPなどで確認しましょう!
木材は環境によりヒビ割れや反りが生じることがあるため、適切な素材を選びが重要です。
地域の特性を熟知した工務店に依頼することで、リスクを最小限に抑えられます。
キッチンは、「火器使用室」であるため、内装制限がかかります。そのため選べる木材の種類が限られます。
そこでキッチンは木材以外のもの(クロスや漆喰)にし、他の場所を板張りにすることがおすすめです。
施工の仕上がりは工務店の技術力に影響します。
自然素材をメインに取り扱う工務店や天井の板張りの実績が多くある工務店を選びましょう。
天井は、掃除する機会は少ないですが、木材はクロスよりも定期的なメンテナンスが必要です。
業者に依頼しなければいけない場合もありますので、設計時にメンテナンス方法を確認しておくことがおすすめです。
天井を板張りにすることで、空間を最大限におしゃれに引き立てられます。
そこで、板張りとの相性を考え、内装デザインの注意点をお伝えします。
天井の板張りは、木材の種類により「奥行き」を感じさせることもできれば、「圧迫感」を感じさせることがあり、使い方が難しいです。
そのため、『明るく見せる』デザインがポイントです。
実際に比較してみましょう。
たっぷりと光が差し込み、明るい木材に反射して、柔らかで、奥行きを感じさせる空間演出ができています。
先ほどの事例と異なり、木材の明度が暗いですよね。
木のあたたかみ、奥ゆかしさを感じる一方で、少し圧迫感が感じられるのではないでしょうか。
こちらの事例は、「寝室」のため、リラックスした空間演出とピッタリです。
部屋によって、求める雰囲気に合わせて、使用する木材を変え、”使い分け”することも一つの方法です。
様々な事例で、異なるテイストであることは、木材の特徴を熟知している証です。
施工事例を見る際のポイントとして念頭に置いておくと、理想に近いデザインを見つけやすくなるでしょう。
板張りのデザインを壊さないような照明を選ぶことがポイントです。
木材の温かみや質感を引き立てるために、間接照明やウォームトーンのライトを使用するのがおすすめです。
ダウンライトやスポットライトを使用することで、木目を美しく浮かび上がらせることができます。
また照明の配置も重要です。
天井全体を均等に照らすのではなく、部分的に照らすことで、板張りの立体感や奥行きを強調できます。
さらに、調光機能付きの照明を導入すると、シーンに合わせて光の強さを調整でき、より柔らかく落ち着いた雰囲気を演出するに向いています。
素材感を合わせたインテリアを設けることで、統一感のある空間を作れるため、おしゃれな部屋に、ぐっと近づきます。
小物やデコレーションアイテムも、木材の特徴に合わせて天井の板張りに使った木材と同じ種類や色合いの家具やアクセントを取り入れることで、自然な一体感が生まれ、デザイン性が高まるポイントです。
その他、木材の温かみを活かしながら、モダンな金属製の照明器具やガラスのテーブルトップを組み合わせることで、スタイリッシュな空間に変貌します。
天井の板張りは、温かみのある空間を演出し、快適な住環境を提供します。
メリットと注意点をしっかり理解し、適切な素材選びや施工計画を立てることで、後悔のない仕上がりが実現可能です。
価格や素材についての詳細な情報は、ぜひ当社までお問い合わせください。専門のスタッフが、あなたの理想の住まい作りをサポートいたします。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
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