家づくりのご提案
施工事例
家づくりの豆知識
2024/08/25
自然素材を使ったインテリアが注目される中、漆喰壁はその独特の風合いと機能性で人気があります。
自然素材の家づくりに興味がある方や、デザインにこだわりたい方には、漆喰壁がおすすめでです。
しかし、『ひび割れが心配』や『メンテナンスが難しそう』という声もよく耳にします。
今回は、漆喰壁の特徴や魅力、デメリットとその対策、さらにクロスとの比較を通じて、理想の住まいに最適な選択肢を見つけるための情報をお届けします。
コラムのポイント
目次 [閉じる]
漆喰壁とは、石灰を主成分とした自然素材の壁材で、古くから日本の伝統建築に使用されてきました。
費用や工期の短縮を考慮してクロスが選ばれることが多いものの、最近では、その独特の風合い、調湿効果、そして健康への配慮から、再び注目を集めています。
さらに、漆喰壁は無垢材や他の自然素材との相性が良く、シンプルで上質な空間を作り出すのに最適です。
漆喰壁は、見た目の美しさだけではありません。具体的なメリットについて詳しく解説します。
漆喰壁は自然素材であり、化学物質を含まないため、シックハウス症候群の原因となる有害な化学物質の心配がありません。
また、漆喰には抗菌・抗ウイルス効果があるとされ、家の中の空気を清潔に保つ働きがあります。
特に、小さなお子さんやアレルギーをお持ちの方がいる家庭では、漆喰は、健康面での安心感を与える素材です。
漆喰壁は優れた調湿機能があります。
調湿機能とは、空気中の湿気を自然に吸収・放出する性質を持っており、室内の湿度を快適なレベルに保つ機能です。
具体的には、梅雨や夏場の湿気が多い時期には余分な湿気をし、逆に乾燥する冬場には湿気を放出することで、室内の乾燥を防ぎます。
調湿機能のおかけで、カビやダニの発生を抑える効果も期待でき、快適で清潔な空間を維持しできるでしょう。
特に、寝室やリビングなど長時間過ごす場所に漆喰壁を取り入れることで、より健康的な住環境を実現できるため、おすすめです。
漆喰壁は、自然素材の温かみと独特の質感が特徴で、他の壁材にはない上品な風合いを持っています。
塗り方や仕上げの種類によって、多様なデザイン表現が可能です。
例えば、シンプルなモダンなスタイルから、伝統的な和風デザインまで幅広いインテリアに対応できます。
また、漆喰は非常に耐久性が高く、正しく施工されれば、数十年単位で美しさを保てます。
経年変化によるひび割れが発生する場合もありますが、それを味わいとしたり、DIY気分で簡単な補修をしたりとメンテナンスも比較的容易ですので、変化を楽しみながら暮らしていくこともおすすめです。
漆喰壁にはたくさんの魅力がありますが、デメリットもあります。
デメリットは以下の通りです。
では、それぞれの対策方法をお伝えします。
漆喰壁は、特に地震の際などにひび割れが発生することがあります。
しかし、施工の際に下地処理から仕上げ塗りまでの過程を正しく行うことで、ひび割れを最小限に抑えることが可能です。
また、ひび割れが発生した場合でも、部分的な補修で対応できるのが漆喰の特徴です。
漆喰の施工には、養生・下塗り・仕上げ塗りといった複数の工程があります。
クロスの場合は貼るだけで済むため、漆喰に比べて作業が簡単ですが、漆喰のような、独特の質感と機能性が乏しいことも。
その唯一無二の質感や機能性には、手間や時間が欠かせません。
このため、時間に余裕を持ってマイホーム計画を立てることがポイントです。
漆喰の費用はクロスに比べて高くなりますが、その分、耐久性が優れています。
一度塗れば、クロスのように何度も張り替える必要がなく、長期間にわたって美しさを保てるからです。
つまり、長期的には漆喰壁はクロス壁より、メンテナンスや張り替えコストが減るため、初期費用の高さをカバーできる可能性があります。
漆喰は水分を吸収しやすく、シミができることがあります。
もし水がかかってしまった場合は、すぐに布を濡らして軽く叩くようにして拭き取ると、シミが防げます。
万が一シミができた場合でも、キッチンハイターで薄くしたり、表面を削ったりして対策が可能です。
シミができる場合も考慮して、あらかじめ対策方法を工務店に聞いておくと安心です。
漆喰は、乾くまでの間に表面がザラザラしており、触れると白い粉が落ちることがあります。
ですが、時間が経つにつれて漆喰は固くなり、気硬性によって粉が落ちにくくなりますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
漆喰は専門的な技術を必要とするため、施工できる左官職人が限られています。
地域によっては職人を見つけるのが難しい場合もありますが、熟練の職人に依頼することで美しい仕上がりが期待できます。
漆喰壁がいいと考えていても、費用を考えるとやっぱりクロスがいいのかと迷ってしまう場合もありますよね。
そこで、デザイン性、機能性、耐久性など、さまざまな観点から比較してみましょう。
総合的に考慮し、予算や使用目的に応じて最適な選択をができるように、ぜひ参考にしてください。
漆喰壁はその独自の質感や風合いで、他にはない温かみのある空間を作り出します。
塗り方によって、様々な模様を描くことが可能です。
一方、クロス壁は、無地だけではなく、花柄などの豊富なデザインやカラーがあり、選択肢が多いです。
自然素材のクロスもありますが、漆喰のような塗り壁に比べると質感が劣ります。
漆喰壁は調湿機能や抗菌性を持ち、健康的な室内環境を整えてくれます。
一方で、クロス壁は手入れが簡単で、コストパフォーマンスが魅力です。
お住まいの環境やライフスタイル、間取りに応じて、どちらがより適しているかを考えましょう。
漆喰壁は長期間美しさを保ちますが、メンテナンスが手間になる場合があります。
一方、クロス壁は、色が変わってきたり、クロスの継ぎ目が目立ってきたり、劣化が気になるかもしれません。
「漆喰壁」か「クロス壁」かは、お伝えした3つの観点から、総合的に考慮し、予算や使用目的に応じて最適な選択をすることが重要です。
これから建てる住まいにとって最も適した選択肢を見つけるために、それぞれの特性をよく理解し、サンプルなどで実際に目にして比較し、ニーズに合った壁材を選びましょう。
またリビングなど特定の部屋だけ「漆喰壁」にして、他の部屋はクロス壁にして費用のバランスを調整する方法もあります。
まずはプロにご相談ください。ご希望に沿ったプランをご提案いたします。
漆喰壁の魅力を引き出すためには、施工の方法やデザインの工夫が欠かせません。
漆喰壁を最大限に活かすためのポイントをご紹介します。
漆喰壁は、自然素材としての魅力を最大限に活かせる素材です。
木材や石など、他の自然素材と組み合わせることで、ナチュラルで温かみのある空間が生まれます。
たとえば、無垢材の床や天井と漆喰壁を組み合わせることで、自然素材が持つ独特の風合いや質感が引き立ちます。
また、室内に緑を取り入れたり、シンプルな家具を配置することで、より一層、自然の中で過ごすようなリラックスした空間に。
家族が快適に過ごせる空間ができあがりました!
漆喰壁は、シンプルでありながら上品さを兼ね備えた仕上がりが特徴です。
そのため、時間が経っても飽きのこないデザインを追求します。
色や模様に頼りすぎず、素材の魅力を引き出すことで、長期にわたり愛される住空間を作ることができます。
画像のように、漆喰壁の自然な色合いは、どのようなインテリアとも調和しやすく、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応します。
シンプルさと洗練されたデザインを意識することで、住むほどに愛着が湧く、おしゃれな空間です。
漆喰壁の美しさを最大限に引き出すためには、やはり施工の質が鍵です。
施工は手作業で行うため、仕上げの繊細な調整が可能で、塗り方や厚さによっても仕上がりが変わります。
まさに、一つ一つの空間が個性的で唯一無二のものに仕上がります。
左官職人の技術が仕上がりに大きく影響を与えるため、信頼できるプロに依頼することが重要です。
クロス壁に比べると、費用や手間はかかりますが、その分満足感の高い仕上がりで、心地よい住まいの中で暮らせます。
漆喰壁は、自然素材ならではの健康効果、優れた調湿機能、そして長持ちする美しさが魅力です。
クロス壁とは違い、その独特の質感と温かみは、住む人にリラックスできる空間を提供してくれます。
確かに、デメリットもありますが、適切な対処法やプロの施工によって、解決できます。
深呼吸したくなるような心地よい住まいを、漆喰壁で実現してみませんか?
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています。!