家づくりのご提案
施工事例
家づくりの豆知識
2025/01/22
吹き抜け階段は、開放感と広々とした印象をもたらす人気の建築スタイルです。
しかし、事前にライフスタイルやご希望に合っているかを確認しておかなければ、リビング階段を取り入れて後悔する可能性もあります。
そこでこの記事では、おしゃれな吹き抜け階段の施工事例、後悔する理由と解決策、快適に暮らせる間取りのコツを解説します。
ご自宅や別荘の建築をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
はじめに、この章では、おしゃれな吹き抜け階段の施工事例をご紹介します。
階段デザインや素材選びの参考になさってください。
広々としたリビングに設置した、L字のスケルトン階段の施工事例です。
味わい深い木の質感を活かして、シンプルなデザインに仕上げました。
手すりに間接照明を取り入れているため、柔らかく階段周辺を照らし明るさを確保しています。
吹き抜け階段の脇に、壁一面のオープン棚を造作した施工事例です。
デザインの一部として、あえて梁や柱を見せて木の温もりを存分に感じられるよう設計しました。
できる限り、視界を遮らないよう階段や吹き抜け部分の手すりをシャープなデザインに仕上げています。
こちらの記事では、吹き抜けを平屋に取り入れるメリット・デメリット等を詳しく解説しています。
合わせてごらんください。
はじめに、吹き抜けにリビング階段を設置することで、後悔する声が多い理由をご紹介します。
合わせて解決策も確認し、取り入れる際の参考になさってください。
吹き抜け部分は開放感を生み出しますが、音が上階に響きやすく、リビングでの会話やテレビの音が気になる可能性があります。
2階で静かに過ごしたい方には、日々の暮らしのなかで不便さを感じる場合もあるため、下記のような対策が必要です。
音を吸収する素材やアイテム(カーペット、カーテン、家具等)をリビングに取り入れたり、吹き抜け部分に防音パネルを設置したりすることで音の広がりを抑えられる場合があります。
吹き抜けによって上階へと空間が広がるため、暖気や冷気が住まいの上部に逃げてしまい、寒さや暑さを感じやすくなる可能性があります。
吹き抜け部分にエアコンや暖房機器を設置したり、天井にシーリングファンを取り付けたりすることで空気の循環をよくして、温度差を抑えましょう。
また、空調機器を設置した場合は、空間全体の乾燥を防ぐために加湿器を設置するのもおすすめです。
リビング階段はご家族やゲストが行き交う際に視線が交錯し、プライバシーを保ちづらいのもお悩みの一つです。
吹き抜け階段は、上階と下階が視界に入りやすい構造であるため、特に来客時には気をつかう可能性があります。
階段部分に目隠し用のパネルやカーテンを設置すれば、視線を遮りプライバシーを確保しやすくなります。
人が行き交っても視界に入りづらくするために、設計段階から階段の位置をリビング中央にせず、長く人が集まる場所から外して設置するよう検討しましょう。
吹き抜けのあるリビングでは、照明が部屋全体に均等に届かない場合もあり、部分的に暗くなる可能性があります。
吹き抜けにLEDダウンライトを設置したり、間接照明で均一な明かりを取り入れたりと、1室多灯の照明計画をしましょう。
光が分散することで明るさを調整できるだけでなく、シーンに合わせて空間を光で演出できます。
リビング階段の吹き抜けはこまめな掃除が難しく、特に高い位置に汚れやホコリがたまりやすくなることも、後悔の声がある理由のひとつです。
掃除のしやすいよう、高所用の掃除道具をそろえたり、吹き抜け周辺をシンプルなデザインにしたりと、掃除の手間が最小限になるよう設計を依頼しましょう。
吹き抜け階段は、開放感とおしゃれなデザインが魅力ですね。一方で、上記のように注意点もあり、快適な住まいに仕上げるためには、プロのアドバイスを受けるのが近道です。後悔しない、暮らしやすいレイアウトのご提案をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
吹き抜け階段がある住まいでも、間取りを工夫することで暮らしやすさが向上します。
この章では、下記3つの間取りのコツをご紹介します。
階段の吹き抜け問題で後悔しないよう、間取り設計にもこだわり理想の住まいを目指しましょう。
吹き抜け階段は、住まい全体に開放感を与えます。
広がりのある空間を最大限生かすために、吹き抜けのあるリビングやダイニングにキッチンをつなげて、一体感のある設計を依頼しましょう。
開放感を演出するポイントは、下記の通りです。
吹き抜け階段をリビングに設置する場合は、動線がスムーズになるように配置を工夫することが大切です。
下記を意識して、慎重に検討しましょう。
こちらの記事でも、リビングのレイアウト案や実例をご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
吹き抜け階段は開放感を得られる一方で、デッドスペースを活かしきれないと居室を狭める可能性があります。
対策として、吹き抜け部分の下部や階段周辺に収納スペースを設けるのがおすすめです。
階段下収納は納戸タイプだけでなく、オープン棚を造作して見せる収納として活用する方法もあります。
物が集まりがちなリビングに大型収納があれば、洗練されたインテリアを実現しやすくなりますよ。
この記事では、おしゃれな吹き抜け階段の施工事例、後悔する理由と解決策、快適に暮らせる間取りのコツを解説しました。
吹き抜け階段は、寒さや暑さ、音問題などが課題になりますが、開放感やコミュニケーションの取りやすさなど多くの利点もあります。
間取りを工夫し、動線をスムーズにすることで暮らしやすくなるため、ご紹介したコツもぜひ参考になさってください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる住まいをご提案します!
薪ストーブのある家も多く手掛けています!