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家づくりの豆知識
2025/06/15
リビングと和室が続き間になった間取りは、空間の広がりや多様な使い方ができる魅力があります。
ただ、縦長や横長のリビングでは家具の配置や動線、レイアウトに悩むことも多いです。
今回は、かっこいい和モダンを目指した、リビング続きの和室のレイアウトのコツや畳数別の活用例、テレビの置き方まで幅広くご紹介します。
コラムのポイント
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注文住宅の設計を考える中で、和室を設けるかどうか悩むことは少なくありません。
最近は、リビングの隣に和室をつなげた”続き間”というスタイルが注目されています。
広がりのある空間づくりや、ライフスタイルに合わせた使い方ができるのが特徴です。
和室とリビングを仕切らずにつなげると、空間がひと続きになり、より広く見える効果が生まれます。
例えば、ソファの背後に和室が広がることで、奥行きのあるインテリアコーディネートが可能になります。
さらに、普段は畳スペースとして活用し、来客時には寝室として使えるなど、暮らしに合わせた柔軟なレイアウトができる点もリビングの続き間としての和室が人気の高い理由のひとつです。
建具を使えば、必要に応じて仕切ることもでき、使い勝手の良さが光ります。
せっかくリビング続きの和室を取り入れても、目的や使い道を考えずに配置してしまうと、使用頻度が下がり「使いにくい部屋」になってしまいます。
特にリビングの中で和室の位置が悪いと、テレビやソファの配置に影響が出たり、空間全体のバランスが取りにくくなったりすることも少なくありません。
あらかじめリビング・和室の活用の仕方を想定し、間取りに反映させることが重要です。
後悔しないようにライフスタイルに合った間取りプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
和室を続き間として取り入れる場合、リビングの形状によってレイアウトの考え方が変わります。
縦長と横長リビング、それぞれの特徴をふまえて配置することで、よりおしゃれで快適な空間に演出することが可能です。
縦長のリビングでは、視線の流れを意識して和室を奥に配置すると、奥行きが感じられる広がりのある空間になります。
例えば、ダイニングとリビングを縦に並べ、その先に和室が続く構成にすると、ひとつづきの大きなリビング空間にできるのです。
さらに、段差のないフラットな床にしたり、畳の縁をなくしてスッキリ見せたりすることで、リビングのインテリアにも自然になじみます。
横に広がるリビングでは、和室を横並びに配置することで、開放感のあるスペースづくりができます。
建具を開けると一体感が生まれ、閉めれば個室にもなる柔軟性があるため、空間の使い分けがしやすい点がメリットです。
ただし、空間が広くなる分、家具の配置やソファ・ダイニングの位置との兼ね合いが重要です。
和室の広さは畳数によって大きく変わるため、レイアウトや家具の選び方も異なります。
和室をリビングの続き間として上手に活用するには、畳数に合った工夫が必要です。
2畳や3畳の小さな和室は、完全な部屋というよりは「畳スペース」として活用するのが適している場合が多いです。
リビングの一角に設けることで、おしゃれな和の空間を作り出し、ちょっとしたくつろぎやお子様の遊び場、ペットスペースとしても使いやすいためおすすめです。
ただし限られたスペースだからこそ、ソファやテレビと合わせて動線を確保しましょう。
4.5畳〜6畳であれば、来客時に使う客間としての役割も果たせるコンパクトな和室として活用しやすいです。
ただし、普段の生活の中で和室を活用するために、テレビやソファの配置を意識して、動線がスムーズになるように家具を置くことがポイントです。
収納スペースを壁面に集約し、スペースを広く使いやすいようにしましょう。
広めの和室はダイニングや趣味のスペースとして多目的に使えますが、リビングなど他の間取りを圧迫しないように注意しましょう。
和室の続き間は、用途に応じてさまざまな使い方が可能です。
改めて和室の使い方を明確にすると、間取りや家具の選び方にも方向性が見えてきますし、後悔のない設計が実現します。
畳の柔らかさや安全性を活かし、小さなお子様の遊び場として活用するケースは多く見られます。
リビングから目が届く位置に和室を設けることで、大人は安心して家事ができます。
和室を引き戸で仕切れば、簡易的な寝室・ゲストルームとして使うこともできます。
来客が泊まる際にも便利で、布団を敷くだけで準備完了です。
普段はオープンにしておけば空間に広がりが出て、使用頻度の高い多目的なスペースとして役立ちます。
静かな環境を確保したいときには、和室をワークスペースや趣味部屋として使う方法もあります。
必要に応じて区切り、集中できる空間をつくることで、日常生活と仕事との切り替えがしやすいです。
家具を置きすぎず、シンプルなレイアウトにすることで心地よいスペースにしましょう。
リビングと和室の続き間は、ただ空間をつなげるだけでなく、和モダンのスタイルを取り入れることで洗練された居心地のよい空間に変わります。
和の落ち着きとモダンなデザインが融合し、日常の生活を豊かに彩るためのコツを6つご紹介します。
和モダンの魅力は、木や畳、和紙など自然素材の質感を活かすことです。
リビングと和室の床や壁に使われる素材を統一すると、空間全体にまとまりが生まれます。
また家具も天然木や無垢材のものを選ぶと、自然なあたたかさが伝わり「和モダン」テイストを際立たせます。
かっこいい和モダンはシンプルさが基本です。
リビングのソファや和室の座椅子は、形や色を抑えたものを選ぶことで空間が落ち着き、広く感じられます。
直線的で硬い印象の照明より、間接照明や和紙の障子を使うと、柔らかい光が部屋全体に広がり、和モダンの心地よい雰囲気になります。
和モダンの空間には、ベージュやグレー、茶色など落ち着いた色が合います。
リビングと和室の壁や家具、カーテンなどの色を揃えることで、空間全体に調和が生まれ、かっこいい印象に仕上げられます。
和室の押入れやリビングの収納を活用し、生活用品や季節のアイテムをすっきりと収納させることも重要です。
収納が整っていると、リビングとの空間がより広く見え、デザインの魅力もより引き立ちます。
リビングと和室が続き間の形なら、テレビをどこに置くか悩む方が多いです。
ライフスタイルにあった置き場所をご提案します。
・和室をリラックス空間や趣味部屋として使いたい場合
・和の落ち着いた雰囲気の中でテレビを楽しみたい場合
・ソファではなく座椅子や畳に座って視聴するスタイルの場合
・家族が集まるリビングでメインに使うケース
・和室は来客用や休憩スペースとして利用する場合
・続き間としてリビングも和室どちらも使うことが多い場合
・配置次第で動線や使い勝手を両立したい場合
・壁掛けや角度調整ができるテレビ台で工夫する場合
なお、かっこいい和モダンの雰囲気に馴染ませることも忘れないようにしましょう。
壁掛けテレビで空間をすっきりさせたり、和のテイストを取り入れたテレビボードと合わせたりすることがおすすめです。
リビング続きの和室は、単なる和風の部屋ではなく、家族のライフスタイルに合わせて多様な活用ができる、非常に魅力的な空間です。
お子様の成長を温かく見守るスペースとして、集中できるリモートワークの部屋として、また大切なゲストをもてなす客間として、様々な役割を果たせます。
なお新築注文住宅で和室を検討する際は、縦長リビングや横長リビングといった間取りの特性を理解し、テレビやソファなどの家具の配置、そしてインテリアのデザインまで、細部にわたってイメージすることが重要です。
ご希望に沿ったプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築事業を展開中です。
また薪ストーブのある、ウッドデッキのある家と自然が近くにある暮らしをご提案しています。
ぜひ施工事例もご覧いただき、ご相談ください。