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家づくりの豆知識
2025/07/25
「寝苦しい、朝起きると体がだるい、喉がイガイガする。」といった覚えはありませんか。
原因は寝室のエアコンの位置に関係している場合があります。
エアコンの風が体に直接当たると、冷えや乾燥によって睡眠の質が低下し、体調不良につながることもあるのです。
新築での間取り設計でエアコンのとベッドの位置から検討できるなら、快眠できる寝室につくりあげましょう。
今回は、6畳・8畳・10畳以上の寝室サイズ別に、エアコンとベッドのおすすめレイアウトを中心にお伝えします。
コラムのポイント
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エアコンは夏の暑さや冬の寒さを快適に乗り切るために欠かせない家電です。
ですが、寝室では設置する位置によって、睡眠の質が大きく影響を与えます。
特に風がベッドに直接当たると、冷えや乾燥、喉の痛み、だるさなどの体調不良を引き起こす原因になると言われています。
つまり、寝室を快適に保つには、エアコンの「設置場所」がとても重要なポイントなのです。
間取りと一緒にエアコンの位置を考えることは、快眠の環境を最大限に整えられる新築・寝室づくりのチャンスです。
どこに設置すれば快適か、逆に避けるべき場所はどこかを知っておくことで、毎日の睡眠をぐっと快適にしましょう。
理想の暮らしと快適な睡眠のために、最適なプランをご提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
寝室でのエアコンの位置は、快適さだけでなく健康面や安全性にも関わる重要なポイントです。
まずは、避けるべき配置とその理由をわかりやすくご解説します。
ベッドの真上にエアコンを設置すると、冷風や温風が直接体に当たりやすく、睡眠の妨げになります。
肩こりや喉の乾燥、だるさなどの体調不良を招くこともあります。
また、上から落ちてくるホコリやカビ、まれなケースでは地震時の落下リスク、ホースから侵入してくる茶色の虫もゼロではありません。
そのため設計時点でベッドの真上にエアコンを配置するのは避けるべきです。
冷暖房効率が良くても、風が寝ている体に当たり続けると、冷えすぎやのぼせなど不快感を引き起こし、眠りが浅くなる原因になりがちです。
寝室でエアコンは風がベッドと平行に流れる位置に設置するのが理想です。
参考:環境省 熱中症予防情報サイト 熱中症環境保険マニュアル2022
意外と見落とされがちですが、冷風・温風が火災報知器に直接当たると誤作動の原因になることもあります。
新築時は配置図に注意して、十分な距離をとるようにしましょう。
寝室の見た目や使い勝手に影響するのが、室外機の設置場所と配線ルートです。
無理な配線計画は、後々トラブルのもとになるため、室内機、室外機の設置場所はセットで考えることをおすすめします。
では、どこに設置すれば寝室が快適になるのか、考えていきましょう。
6畳・8畳・10畳以上の広さ別に、快眠を叶えるおすすめレイアウトをご紹介します。
ベッドの頭側を壁につける場合、エアコンはベッドの足元側の壁、またはベッドから見て左右どちらかの壁に設置し、風がベッドと平行に流れるようにします。
もしベッドを部屋の中央寄りに配置するなら、エアコンは入り口側の壁など、ベッドから離れた位置に設置し、風向を調整しやすいように工夫しましょう。
どちらの場合も、風が直接体に当たらないよう、ベッドと風向きが平行になるように意識してください。
8畳の寝室では、6畳よりもレイアウトの自由度が高まります。
エアコンはドアや窓の位置を考慮しつつ、ベッドから十分な距離を取って設置します。
例えば、ベッドが中央にある場合は、部屋の長辺側の壁の中央付近にエアコンを設置し、部屋全体に風が行き渡るように調整します。
風の拡散を意識し、ベッドの枕元や足元に直接、風が当たらないように、吹き出し口の向きを壁面や天井に向けるのがおすすめです。
10畳のような広い寝室では、エアコンの性能だけでなく、風の流れをより効果的にコントロールすることが重要です。
エアコンは部屋の短辺側や、ベッドから最も離れた壁に設置するのが一般的です。
広い空間を効率よく冷暖房するためには、エアコンの能力も重要ですが、サーキュレーターなどを併用して空気の循環を促すことも検討しましょう。
ベッドはエアコンの風の流れを遮らない位置に配置し、快適なゾーンをつくり出すことを意識してください。
寝室の広さや窓の位置、ドアの開閉方向などを考慮し、設計段階でエアコンの設置場所とベッドの配置をシミュレーションすることをおすすめします。
間取りの都合でどうしてもエアコンを理想の位置に置けないという場合でも、工夫次第で寝室の快適な睡眠環境をつくれます。
手軽な対策として、風向き・風量調整(スイング機能の活用など)があります。
風向きを上向きや壁沿いに設定し、スイング機能を活用して風を分散させましょう。
風量は弱めや微風に設定するのも有効です。
また、最新のエアコンには、人の位置を感知して風向きを自動で調整してくれる機能が付いているものもあります。
ほかにも就寝時は運転音を抑え、風量も控えめになるモードを利用しましょう。
扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用することで、室内の空気を効率よく循環させ、温度ムラをなくせます。
エアコンの風が直接当たらないよう、風向きを調整して活用しましょう。
またエアコンの吹き出し口に取り付ける風よけカバーも市販されています。
物理的に風の直撃を防ぎたい場合に効果的です。
枕やベッドの位置を数センチずらすだけでも、風の当たり方が変わることがあります。実際に寝てみて、最も快適な位置を探すことをおすすめします。
さらに体感温度を調整する寝具(冷感・温感敷きパッド、タオルケットなど)も有効です。
寝具を季節に合わせて工夫することで、エアコンの設定温度を極端に調整する必要がなくなり、体への負担を減らせます。
特に冬場は、エアコン暖房で空気が乾燥しがちです。
加湿器を併用し、寝室の湿度を50~60%に保つことで、喉や肌の乾燥を防ぎ、快適に過ごせます。
新築でエアコンを新たに購入するなら、ぜひ「快眠」に特化した機能にも注目してみてください。
特に寝室では、かすかな音でも気になってしまうことがありますので、運転音が静かなモデルを選びましょう。
温度・湿度センサー、自動調整機能も重要です。
室内の温度や湿度を感知し、自動で最適な状態に調整してくれる機能があると、常に快適な環境を保てます。
そして空気清浄機能もほしい機能の一つです。
花粉やホコリ、ウイルスなどを除去してくれる機能があれば、よりクリーンな空気の中で眠れます。
スマートフォンとの連携やスマートスピーカー対応など、外出先から操作したり、音声で操作できたりと便利です。
帰宅前に部屋を快適な温度にしておく、といった使い方もできます。
長時間運転することの多い寝室だからこそ、省エネ性能の高いモデルを選ぶことで、電気代を抑えられます。
寝室は一日の疲れを癒す場所だからこそ、エアコンの位置も快適さを左右する重要な要素です。
ベッドの真上や風が直接当たる場所を避けるだけで、体調への影響を減らし、質の高い眠りを手に入れられます。
とくに新築住宅では、間取りやコンセント位置とあわせてエアコンの設置場所を計画することで、後悔のない快適な寝室づくりが実現できるのです。
最適な配置は、住まい全体の設計とのバランスが欠かせません。ぜひご相談ください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
子育て世帯が手の届く価格で、快適に過ごせる木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築事業を展開中です。
また薪ストーブのある、ウッドデッキのある家と自然が近くにある暮らしをご提案しています。
ぜひ施工事例もご覧いただき、ご相談ください。