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省エネ住宅の基準を知る|確認方法や証明書はどうすべき? – スタッフブログ

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2022/04/29

省エネ住宅の基準を知る|確認方法や証明書はどうすべき?

 

2021年の住宅の省エネ性能の説明義務化や省エネ性能が高い家に対する補助金があるによって、省エネ住宅の関心が高くなってきています。

 

省エネ性能の基準がどんな基準があるのか、一個人が省エネ性能について、確認する方法や、住宅が省エネ性能の高い家かどうか証明書があるのかなど、様々な関心が増えていることでしょう。

 

今回は、省エネ住宅の基準・省エネ住宅であることの確認方法、そして証明書について、お伝えします。

 

 

コラムのポイント

  • 省エネ住宅とは、どんな基準があるのか分かります。
  • 省エネ住宅であるかどうかの確認方法・証明書について説明しています。

省エネ住宅とは

 

省エネ住宅では、家電を含め消費する電力エネルギー(一次エネルギー消費量)を抑えるようにつくられる住宅のことを指します。

 

省エネ住宅の家づくり(家の構造)において、断熱・日射遮蔽(共に外皮性能)、気密、換気、一次エネルギーの消費量の5つがカギとなります。

 

 

断熱

住宅での断熱とは、壁、床、屋根、窓などを通しての住宅の内外の熱の移動を少なくすることです。

 

熱の移動が少なれければ、消費する電力エネルギーを抑えることができます。

 

「夏は涼しく冬は暖かい家」の根源となるものです。

 

 

日射遮蔽(しゃへい)

夏の日差しが部屋に入ると非常に暑く、室内の温度が上がる原因です。

 

温度の上昇を抑えるためには、部屋に入る日差しを少なくする(遮蔽する)ことがポイントとなります。

 

植栽したり、深いひさしやオーニング、よしずを設置したり、遮熱性能が高い窓を設置したりすることで日射を遮蔽する効果があります。

 

 

気密

住宅の隙間をできるだけなくすことで、隙間から出入りする熱を少なくします。

 

熱の移動を極力抑えることで、エアコンの稼働率を下げ、エネルギー消費量を少なくすることを可能にします。

 

 

換気

断熱・気密によって、熱の出入りが少なくなりますが、その分熱・湿気がこもってしまいます。そのまま放置しておくと、カビが生えてしまい、家にとっても、人の身体にとっても悪影響を与えてしまいます。

 

24時間換気システムを採用することが義務付けられていますが、音や電気代が気になり、稼働させていないご家庭が多いです。

 

高断熱・高気密な家であるからこそ、換気は重要であることを念頭に置いておきましょう。

 

 

省エネ住宅の外皮性能として考えられる

断熱・日射遮蔽・気密は省エネ基準を計測する際に、外皮性能(外壁や窓などを通してどのくらい熱を損失しにくいか)として評価される部分です。

 

数値が小さいほど、住宅の省エネ性能が高いことを示します。

 

参考:経産省 省エネポータルサイト(住宅による省エネ)

 

 

一次エネルギー消費量

断熱など家そのものの構造に関するものでしたが、家で使用する消費エネルギーを抑えることも重要だと考えられています。

 

空調器具であるエアコンをはじめ、照明器具や給湯器など省エネ性能が高いものを採用することで、外皮性能との相乗効果を期待します。

 

HEMS(ヘムス)やスマートメーターなどを導入することで、使用する電力の見える化を図ることができます。

 

また太陽光発電を利用すること(創エネ)で、エネルギー消費量から差し引いて計算することができます。

 

参考:経産省 省エネポータルサイト 省エネって何?

 

 

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省エネ住宅の基準

省エネ区分

 

省エネ住宅がどんな家かを理解した上で、次は、数値的な基準が気になりますよね。

 

建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律、「建築物省エネ法」で示されています。

 

 

建築物省エネ法

外皮性能に加えて、住宅全体で使用するエネルギー量の二面から住宅の省エネルギー性能を評価をします。

 

また日本は南北に広がる国土のため、それぞれ自然環境(気候)が異なります。

 

日本全国を気候条件に応じて8つの地域に分け、その地域区分ごとに基準値で設定しています。

 

 

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種類でわかる基準

省エネ住宅には、いくつかの種類があります。省エネ住宅を建てたいと考えたら、次にご紹介する住宅を基準に考えるといいでしょう。

 

ZEH

断熱・省エネ・創エネの3つを備えた住宅で、省エネ住宅の中で、最高レベルの住と考えられています。

 

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スマートハウス

ITを活用し、「HEMS」を通じて、エネルギー消費を管理する家のことです。

 

 

LCCM

LCCMとは「ライフサイクルカーボンマイナス」の略称です。生活中の省エネ性能だけでなく、住宅の建設や解体まで含めてCO2排出を削減した住宅のことです。

 

 

山梨県内の省エネ基準値

外皮性能の基準は、 UA値(外皮平均熱貫流率の値)及び、NAc値(冷暖房期の平均日遮熱取得率)で定められています。

 

<H28年省エネ基準>

●地域3: UA値 0.56、  NAc値 設定なし
●地域4: UA値 0.75、  NAc値 設定なし
●地域5: UA値 0.87、  NAc値 3.0
●地域6: UA値 0.87、  NAc値 2.6

 

 

<山梨県内の地域区分>

地域3:北杜市(旧小淵沢町に限る)、笛吹市(旧芦川村に限る)、忍野村、山中湖村、鳴沢村、小菅村、丹波山村

 

地域4:甲府市(旧上九一色村に限る)、富士吉田市、北杜市(旧明野村、旧須玉町、旧高根町、旧長坂町、旧大泉村、旧白州町に限る)、甲州市(旧大和村に限る)、道志村、西桂町、富士河口湖町

 

地域5:甲府市(旧中道町に限る)、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市(旧武川村に限る)、甲斐市、笛吹市(旧春日居町、旧石和町、旧御坂町、旧一宮町、旧八代町、旧境川村に限る)、上野原市、甲州市(旧塩山市、旧勝沼町に限る)、中央市、市川三郷町、早川町、身延町、富士川町

 

地域6:甲府市(旧甲府市に限る)、南部町、昭和町

 

 

細かな数値をご紹介していますが、一個人が計算し、算出することは厳しいです。

 

省エネ性能説明義務によって、基準値を満たしているかどうか、工務店から説明されますので、省エネ住宅かどうか確認することができます。

 

 

 

 

省エネ住宅であることを確認する方法

 

省エネ住宅かどうか、「住宅性能表示制度」による等級と BELS(ベルス)という表示制度で確認することができます。

 

 

住宅性能表示制度

住宅性能表示制度とは平成12年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(以下「品確法」という。)」に基づく制度のことです。

 

住宅性能評価では、断熱等性能等級とエネルギー消費量等級が表示されます。

 

 

断熱等性能等級の指標

等級5:ZEH強化外皮基準に適合する程度のエネルギー削減が得られる対策を講じた住宅

 

等級4:平成28年に制定された基準(通称「28年基準」)に適合する程度のエネルギー削減が得られる対策を講じた住宅

 

 

上記2つのどちらかの基準を満たしていることが好ましいです。

 

 

エネルギー消費量等級の指標

等級6:一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策が講じられている。

 

等級5:一次エネルギー消費量のより大きな削減のための対策(基準省令に定める建築物のエネルギー消費性能の向上の一層の促進のために誘導すべき基準(その設定の基礎となる基準一次エネルギー消費量が、基準省令第10条第1項の規定により求められたものであるものに限る。)に相当する程度)が講じられている。

 

等級4:一次エネルギー消費量の大きな削減のための対策(基準省令に定める建築物エネルギー消費性能基準(その設定の基礎となる基準一次エネルギー消費量が、基準省令第5条第1項の規定により求められたものであるものに限る。)に相当する程度)が講じられている。

 

上記3つの等級が好ましいです。

 

 

証明書

住宅性能を評価するために、工務店を通して、全国にある登録住宅性能評価機関に申し込みをし、住宅性能評価書を発行してもらいます。

 

参考:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 省エネルギー対策

 

 

BELS(ベルス)

建築物エネルギー性能表示制度のことで、新築・既存の建築物において、省エネ性能を第三者評価機関が評価し認定する制度のことです。

 

星の数で表示され、星1から星5までのランクがあります。数が多ければ、省エネ性能が高いことを示しています。

 

証明書は、BELS評価書というものであり、BELS登録機関に発行してもらいます。

 

参考:国交省 省エネ住宅
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 BELSについて

 

 

まとめ

省エネ住宅を建てることは、お財布に優しく、ランニングコストの家を建てることです。

 

基準値など一個人では難しい部分もありますが、住宅性能表示制度やBELSを活用することで、省エネ住宅かどうか判断しやすくなっています。

 

 

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HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。

 

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