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家づくりの豆知識
2023/04/28
子育て世代、シニア世代と世代を問わず、家を建てようと決めたら、コンパクトな家づくり、バリアフリーの家かと考えると、「平屋」を選択する方がいます。
さて家づくりでは内装を中心にイメージすることが多いですが、外観は家の第一印象を決める大切なもの。特に素材を含めたカラー選びは難しいですね。
そこで、今回は、外壁のカラーを決める際に、色が持つイメージと特性を踏まえながら、平屋のよさを引き立たせる選び方をご紹介します。
コラムのポイント
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平屋は、コンパクトなつくりであること、段差がなくほぼバリアフリーで怪我のリスクを抑えられること、庭やテラスとの出入りがしやすく、外とのつながりが強い家づくりです。
また、窓を効果的に配置することで、自然光を最大限に取り入れることができ、明るく開放的な室内空間を実現できます。
だからこそ、この平屋の特徴を壊さないように、外壁のカラーを選びましょう。
色を選ぶ際のポイント
●色のイメージ・特性を理解する
●素材のよさを活かす
●地域や近隣住宅の風景を壊さない
●室内の雰囲気とマッチさせる
外壁の色で多いのは、白やアイボリーですが、黒も徐々に増えつつありますね。
また青や緑もじわじわと人気のあるカラーです。
さて、外壁に使う色は、家の第一印象を決める色ですので、シンプルさが際立つ色なのか、モダンさや高級感が感じられる色なのか、あたたかみのあるイメージなのか、しっかりと理解しましょう。
また色や素材によって、紫外線に強いのか弱いのか、といったメンテナンスにも違いが生じますし、時間が経つと色が日に焼け変化します。
特にメンテンスは、将来のコストとしてかかってきてしまうため、熟考するべきでしょう。
外壁に使われる素材は、主に以下の5つがあります。
■外壁に貼ることができるパネルタイプの「サイディング」
■他の素材と組み合わせてアクセントとしても使われる「レンガ」
■あたたかみのある雰囲気の「木材」(特に自然素材の家で採用されやすい)
■昭和時代に建てられた家に多い塗り壁「モルタル」
■自然素材かつ防火性・防汚性に優れた白色が特徴の塗り壁「漆喰」
近年では、デザインも豊富で価格も抑えられ、メンテナンスが比較的簡単なサイディングが主流です。
しかし、自然素材の平屋も人気で、部分的に「木材」を取り入れたり、「漆喰」も使われたりすることもあり、人気の外壁の素材です。
なお「漆喰」といえば、真っ白なイメージが強いかと思いますが、近年ではアイボリーをはじめさまざまな色の「漆喰」がありますし、塗り壁ならではの、模様付けをすることもあり洗練された印象を与えることもあります。
最初から家の外壁の色は◯色にする!と決めている方もいます。ただし、こだわりばかりを優先させてしまうと、個性の強いカラーは特に近隣の方が嫌悪感を抱かれることもあります。
実際過去に、一般住宅の中に個性的や赤や白の外壁にして、近隣の方からクレームが入ったというニュースもありましたよね。
だからこそ、地域性や近隣住宅の風景を壊さない色かどうか、冷静に判断しましょう。
リノベーションしたお家(団地やマンション)に特に多いのですが、外観と内装が全く違うことがあります。
リノベーションの場合、内装や設備に費用がかかり、外観は大きく変えないこともあり、仕方がないこともあります。
しかし、新築で平屋を建てるのであれば、室内との雰囲気・テイストを合わせやすいですね。シンプルなテイストやナチュラルテイストであれば、白系の壁に木材を部分的に使用した外壁はマッチします。
一方で和モダンであれば、モダンさが光る黒い外壁もマッチします。
平屋で選ばれることが多い、白系、黒、木材(自然素材)で検証してみましょう。
白系のイメージは清潔感を明るさです。光に反射しやく、周囲の自然の光を最大限に取り込むことができます。
自然の光を取り込むことで、室内にはより開放的な雰囲気をつくりだす効果もあるため、平屋の特徴を活かすことができます。
シンプルな色のため、室内のテイストが何であれ相性がいいですね。
また白色は熱を吸収しにくいため、夏場でも劣化しにくく、汚れも目立ちにくいため、メンテナンスは比較的簡単でしょう。
黒は高級感やシンプルで洗練された印象を与えます。大人かっこいいイメージもありますね。
洗練されたおしゃれなイメージのため、自然と調和するというよりも自然とのコントラストを楽しむ雰囲気になります。
さて黒色は、紫外線を吸収しやすいため、夏場では傷みやすい傾向があります。汚れも白色に比べて目立ちやすいため、適度にメンテナンスする必要があります。
平屋との相性を考えると、平屋は水平であったり、平面的なデザインであったりするため、黒色がコントラストとなり、建物を際立たせてくれるため、相性はいいといえます。
木材は、全体的に使う場合と、一面だけ使う部分的な使い方と2つ考えられます。
木材のよさは、あたたかみのある茶色です。アースカラーの一つですし、自然との相性はバッチリです。
また、部分的に使う場合も、アクセントとなり、おしゃれなイメージがつきやすいですね。ただし、都市圏の中で、木材を生かすと、近隣住宅から悪目立ちしてしまう場合も。
一方で自然の中で建てるなら、青い空とのコントラストも美しく、外とのつながりが近い平屋では、開放的な気持ちよさが感じられることでしょう。
ただし、木材は水分を吸収してしまいやすいため、劣化が気になるところです。木材の部分にはのきを大きくつくり、雨にあたりにくい家づくりにするといいでしょう。
外壁のカラーを決める際、色の印象はそのまま家の第一印象につながります。また色によってメンテナンスや適した家づくりが異なってきますし、周囲の雰囲気を壊さないことも大切です。
ご自身にとって、最適な家づくりとなるよう、プロとしっかりと相談しながら進めていってください。
HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、約40年、「子育て世代でも手の届く家づくり」をコンセプトを基本に、自然素材のものを使い、極力化学物質を使わないようにしています。
木のぬくもりを感じる家、3つのモデルホーム「雨楽な家」「雨楽な家ZEH」「パッシッブデザインの家」を軸に新築・リフォーム事業を展開しています。
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