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2026/08/20
薪ストーブの設置費用の主な内訳は、本体・煙突・炉台/炉壁・工事費の4つです。
このうち費用の中心になるのは、本体と煙突です。
本記事では、薪ストーブの設置費用の内訳と維持費、金額に影響するポイントを解説します。
薪ストーブのある暮らしを検討中の方、費用面で不安のある方は、ぜひ参考にしてください。
このコラムを読んだら分かること
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薪ストーブの設置には、本体以外にも複数の費用が発生します。
まずは費用の内訳と全体像を把握し、どこに費用がかかるのかを理解しておきましょう。
薪ストーブの設置費用は、次の4項目に分かれます。
このうち、最初に調べられることが多いのが本体価格です。
しかし、実際の見積もりでは、本体価格に加えて煙突が総額の大きな割合を占めます。
最初にカタログ等で本体価格だけを見て予算を組むと、実際にかかる費用は想定よりも高くなる恐れがあるため注意してください。
ここでは、2026年8月時点で販売施工店が自社サイト等で公開している価格を独自に整理し、項目ごとの目安として紹介します。
| 費用項目 | 目安 | 金額が変わる要因 |
|---|---|---|
| 本体価格 | 20万〜120万円台 | サイズ、仕様、素材、オーブンの有無 |
| 煙突部材 | 40万〜85万円 | 煙突の長さ、屋根出しか壁出しか、断熱材の種類 |
| 設置工事費 | 20万〜40万円 | 屋根や壁の貫通、床の補強、防水処理 |
| 炉台/炉壁 | 工事費に含む場合と別途の場合がある(目安:20万円前後) | 素材とサイズ、下地の仕様 |
| 総額 | 100万〜200万円台 | 各項目の組み合わせによる |
上記については、費用の参考としてお考えください。

ここからは、薪ストーブの設置費用を左右するポイントを解説します。
見積もりを読み解く際の判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
薪ストーブ本体は、素材ごとに特徴が異なり、機種のサイズや仕様によって価格が変わります。
鋳物製は蓄熱性が高く、暖かさが持続しやすいのが特徴です。
一方の鋼板製は立ち上がりが早く、短時間で部屋を暖めやすい傾向があります。
価格差がはっきり出るのは、外装にソープストーンなどの蓄熱石を使うかどうかです。
販売施工店が公開している価格表で同じ機種の仕様違いを比べると、ソープストーン仕様は14万〜18万円ほど高くなります。
ソープストーンは熱しにくく冷めにくい石材で、火を消した後も暖かさが長く続く点が魅力です。
また、暖房能力を検討する際は、価格だけでなく、設置する部屋の広さも考慮する必要があります。
能力が大きすぎると室温が上がりすぎ、小さすぎると寒さを解消できません。
吹き抜けや勾配天井のある空間では、空気の容積が大きくなる点も考慮しましょう。
吹き抜けや勾配天井の特徴を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
煙突には、1枚の金属板を丸めて筒状に加工したシングル煙突と、断熱二重煙突があります。
壁や天井、屋根を貫通する部分には、安全性の観点から断熱二重煙突が使われます。
これは、シングル煙突では表面温度が高くなり、周囲の可燃物へ熱が伝わる恐れがあるためです。
断熱二重煙突は価格が高くなりやすい一方で、煙突内部の温度を保ちやすく、すすやタールが付着しにくいという利点もあります。
※定期的なメンテナンスは必要です。
薪ストーブを設置する際は、熱が可燃物へ伝わるのを防ぐため、設計上の配慮が求められます。
建築基準法施行令第115条では、煙突は原則として、建築物の木材などの可燃材料から15cm以上離して設置することが定められています。
ただし、厚さ10cm以上の金属以外の不燃材料で造る・覆う場合や、国土交通大臣が定める防火上支障のない構造とする場合などは、この限りではありません。
〈参考〉国土交通省 建築基準法制度概要集
煙突をどの経路で外へ出すかも、費用を左右する要素です。
一般的には、屋根からまっすぐ煙突を出す「屋根出し」よりも、壁から出す「壁出し」のほうが費用は高くなりやすいとされています。
どちらの経路が適しているかは、建物の構造と設置場所によって変わる点を押さえておきましょう。
設計の段階で経路を決めておけば、構造材との干渉も避けやすくなります。
薪ストーブの下と背面には、熱から床や壁を守る炉台と炉壁が必要です。
素材には、コンクリート、レンガ、タイル、モルタル、漆喰などの不燃材料が使われます。
仕上げの材料によって費用は変わり、機能性やデザイン性を高めるほど金額も上がります。
薪ストーブの設置にかかる内装基準について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
設置工事費には、本体の据え付けと煙突の施工が含まれます。
さらに、薪ストーブは重量があるため、設置場所の床を補強する工事が必要になる場合があります。
新築であれば、設計段階で床の仕様を決められるため、補強工事が追加になるリスクを下げられるのです。
薪ストーブの設置を検討している方は、北伸建設へお気軽にご相談ください。
お客様のご要望を丁寧に伺い、地域の気候や周辺環境にも配慮した薪ストーブのある住まいをご提案いたします。

薪ストーブは、設置後も薪代とメンテナンス費用が継続してかかります。
導入前に、暮らしの中で発生する費用も把握しておきましょう。
薪ストーブの燃料である薪は、調達方法によって費用が変わります。
販売店から購入する方法は手軽ですが、費用が高くなるケースがあります。
一方、原木を入手して自分で割る方法であれば、費用を抑えることが可能です。
ただし、薪割りと乾燥には手間がかかり、保管場所も必要になります。
十分に乾燥していない薪は燃焼効率が落ち、すすの発生につながる点には注意が必要です。
薪ストーブを安全に使い続けるには、定期的な煙突掃除が欠かせません。
専門業者へ依頼する場合、煙突掃除は1回2万5,000〜3万5,000円程度、ストーブ本体の点検・清掃まで含むメンテナンスでは5万円程度が目安です。
煙突内部にすすやタールがたまると、煙道火災の原因になる恐れがあります。
掃除の頻度は使用状況によって変わりますが、シーズンごとに行うのが一般的です。
屋根に上る作業を伴う場合は、専門業者への依頼が安心です。
薪ストーブには、使用とともに劣化する消耗部品があります。
代表的なものが、扉のガラスを固定するガスケットや、燃焼室内部の耐火レンガです。
定期的に部品交換を行うことで、薪ストーブは長期間にわたって使用できます。
購入時には、交換部品の入手しやすさやアフターサービスの体制も確認しておくと安心です。
長く付き合う設備だからこそ、導入後のサポートまで含めて選びましょう。

北伸建設では、薪ストーブのある住まいを数多く手がけてきました。
ここでは、薪ストーブを取り入れた施工事例を紹介します。

こちらは、憧れの薪ストーブを設置し、自然素材をふんだんに使用した住まいです。
リビングから玄関に至るまで無垢材をたっぷりと使用し、木のぬくもりを感じられます。
西側のカウンター席からは甲斐駒ヶ岳を望むことができ、薪ストーブで暖を取りながら景色を楽しめます。
▶︎▶︎▶︎事例詳細【甲斐駒ヶ岳と集落の四季折々を楽しむ家】へ

こちらは、薪ストーブと全館空調を組み合わせ、快適に暮らせる住環境を実現した事例です。
冬の住環境を薪ストーブだけに頼るのではなく、住宅性能と空調計画を組み合わせている点が特徴です。
気候風土に合わせた住宅設計により、寒さが厳しい冬も快適に過ごせます。
▶︎▶︎▶︎事例詳細【季節のうつろい一眺の家】へ
薪ストーブのある暮らしを体感したい方は、北伸建設のモデルホームへお気軽にお越しください。
薪ストーブの設置費用を構成するのは、本体・煙突・炉台/炉壁・工事費の4項目です。
販売施工店の公開価格などを独自に整理すると、総額はおおむね100万〜200万円台になります。
総額のうち本体と並んで費用が大きいのが煙突で、断熱二重煙突は安全性と燃焼効率の両面から欠かせない部材です。
設置後は、薪代、煙突掃除、消耗部品の交換といった費用も継続して発生する点を押さえておきましょう。
薪ストーブのある暮らしを実現したい方は、設置実績のある工務店へ相談しましょう。

HOKUSHIN(北伸建設株式会社)は、地元山梨県北杜市を中心に、「居心地のよい住まい」を届けたいという想いで、お子様のいるご家族からセカンドライフを考える方まで、誰もが健康的に暮らせる家をご提案しています。
自然素材を使い、化学物質をできるだけ使わない家、現在は、2つのモデルホーム「自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家」「365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)」を軸に新築事業を展開中です。
薪ストーブのある暮らしを、住まい全体の計画と一緒に考えてみませんか。
ご相談では、設置場所や間取り、煙突の経路、費用の見通しまで、ご家族の暮らしに合わせてご提案いたします。
ぜひ施工事例もご覧いただき、ご相談ください。
【モデルホーム】
・365日どんな季節も床から快適な家(全館空調の家)
パッシブデザインを取り入れ、全館空調で家中どこにいても快適な温度を保てる住まいです。平屋のような暮らしやすさを追求した半平屋など、新しいスタイルもご提案しています。
・自然素材たっぷりでやわらかな住み心地の家
勾配天井や薪ストーブを設けるなど、木のぬくもりを活かした家です。長期優良住宅に対応しており、住まいの耐久性や省エネ性も高めています。


北伸建設 専務取締役 秋山龍也
資格:
一級建築施工管理技士/二級建築士/宅地建物取引士
山梨県北杜市を拠点に、創業48期目の北伸建設で自然素材を活かした注文住宅を年間約10棟手がける。
家族一人ひとりが健やかに暮らせる“体に優しい住まい”を理念とし、無垢材を活かした「雨楽な家」を採用。
三児の父としての実体験をもとに、30年後も「建ててよかった」と思える家づくりを追求中。